農業の規模縮小応じぬ父[読売新聞人生案内]

主旨)人生案内をネタに好き勝手書く

50代、会社員女性。70代後半の両親について相談です。両親は、わりと大規模な専業農家です。昨年、母が倒れ、それを機に、私は父に規模縮小を提案しました。父はその時は理解したようでしたが、母が退院すると元に戻り、2人であくせく働く毎日です。

病み上がりの母には相当な負担ですが、父が一人でこなせる仕事量ではありません。パートさんもいて、結婚して実家から離れて住む私と弟も、週末など、できる範囲で手伝っています。

父は無趣味で仕事一筋な人なので、死ぬまで続けるでしょう。ただ、それに付き合わされる母が心配です。命を削ってまで働いてほしくありません。

経済的に困っていないのだから、穏やかな老後を過ごしてほしいです。母もそれを望んでいますが、父には逆らえないようです。弟と私を何不自由なく育ててくれた父を尊敬していますが、このままでは嫌いになりそうです(東京・R子)

こんにちは
あなたの罪悪感を消滅させる
ヨシヨシする人ヨシヨシスト
いまぷ です。

無趣味で仕事一筋な人って、仕事が趣味なんですよ。仕事、やめれないですよ。

お父さまが一人でやってる分にはいいですが、お母さまの身体のことを考えると、趣味に力を入れるのもほどほどにしていただきたいですね。

さて、みなさまご唱和ください。

馬を水辺に連れて行くことはできても、水を飲ませることはできない

飲みたかったら自分で飲みますよね。

お母さま、ひょっとして自ら水を求めて飲んでいらっしゃるのでは?

傍目にはお父さまに逆えず渋々と見えるやもしれませんが、夫唱婦随で長年やってこられたこと、お父さまと同じくらいにお母さまにとっても農作業は支えになっているのかもしれませんよ(知らんけどな。

本人がほんとはどう思っているか、傍目にはわかりません。

サイコロで何らしかの答えが出たとしても、それが本当かどうか確かめるには、本人に聞くしかありません。

R子さんにとっては親に重労働を強いるだけの農業と思えるかもしれませんが、ご両親のお仕事に対する思い入れはR子さんのそれとは比べものにならないでしょう。

あくせく働いているのではなくて、嬉々として働いていらっしゃるとしたら?

大切な農地を愛でていらっしゃるとしたら?

農作業がご両親を疲れさせるだけのものとの思いは、多少は変わってくるのではないでしょうか。

お身体のことが心配だということは、すでに十分にお伝えかと思いますが、仕事にかけてきたお父さまのお気持ちをすくいとるということをなさってみては?

お父さまの硬い気持ちもほぐれてくるやもしれません。

もちろん、お父さまに寄り添い続けてこられたお母さまの気持ちをすくいだす事も同じく。

そうすれば、縮小以外の新たな解決策が視野に入ってくる事でしょう。

回答は大野裕(精神科医)さんです。

まず、今の生活のどこに無理があるのかを話し合ってみてください。具体的な問題が見えてくれば、規模の縮小やパートの増員など解決策が見えてきます。そのときには結論を急がず、状況を見ながら柔軟に対応できるとよいと思います。

ほら、
人は基本的に相手を思いやる善き存在だからさ
心配なんですよ
自分の「心配だ」って思いを受け取ってもらえなかったら
キーっっ!ってなっちゃうんですよ
そんな自分が嫌で
自分をそうさせてしまう相手も嫌になっちゃう
ベースにあるのは
思いやる気持ちなのにね
それを忘れちゃうんだな

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