(終)「しなきゃよかった」と後悔していることはなに?

↓ これの続き

(3)「しなきゃよかった」と後悔していることはなに?

もとはといえば、図書館に3人で行ったことが始まりです。

いえ、始まりではありません(どっちやねん。

自分の「怖かった」という気持ちを押さえつけるほどに、同伴のちっこい子たちを守ることを優先した赤ネコさん。

5歳の子がそうも役割を背負っているのはあまり自然なこととは思えないです(え?そう思えないのは私だけ?)。

赤ネコさんに役割を背負わせてしまったものの正体を探りに行きました。

「お姉ちゃんでしょ!」などと口うるさいお母さんが登場するかと思いきや。

出てきたのはお父さんでした。

外面がよく、内弁慶なお父さん。

※外面がいいお父さんというのは、往々にして家族に犠牲を強いるものです。よかったのは外面だけと気づけているのはまだマシです。

親類縁者の負債を一手に引き受け、頼まれごとを断れないお父さん。

赤ネコさんは、お父さんのそんなとこが自分に似ているとおっしゃいました。

そしてお母さんは、お父さんの理不尽な亭主関白に口を紡ぐのです。

それを見ていた赤ネコさんは、「言い返したらいいのに!」と思っていたそうです(思っているだけ)。

自分が正しいと思っていることを訴えられないもどかしさ、図書館の出来事だけではなさそうですよ。

お父さんからは「頼み事を断れない」を植え付けられ
お母さんからは「理不尽に抗議の声を上げない」をインプットされ

赤ネコさんは自分の「言いたいことが言えない」養成コースをまっしぐらのエリートではないですか!

言いたいことが言えない人生を素直に送れたならどんなに楽でしょう。

赤ネコさんの持って生まれた感性は、それを許しません。

感じたもの、訴えたいものがどんどん自分の中に溜まっていきます。

飽和状態に達した時、溜め込まれたものは押さえつけているフタを押し上げます。

そして声を出すのですが。

いかんせん「声をあげてはいけない」という頑強なビリーフがあるため、せっかく発した声は様々な手段で潰されることとなるのです。

そして、「やっぱり私は言いたいこといっちゃダメなんだ」とビリーフが強化されます。

この図式に例外はありません。

では、言いたいことがちゃんと伝わるように、言えるようになるためにはどうしたらいいか。

「なぜ言えていなかったのか」という原因をわかること、そして言えないがためにどんなデメリットを被り続けていたかを認めることです。

フルセッションの流れが こちら です。

フルセッションの流れ

最後の工程「ビリーフ焼却」で、赤ネコさんはこう言われました。

あんたなんか連れてこんかったらよかった!と。

あんたとは、ミーちゃんです。図書館で赤ネコさんの思いを結果的に封じてしまったミーちゃんです。

ミーちゃんを連れてきたのは、5歳にして骨の髄まで染み込んでいたお世話係の役割ゆえ。

赤ネコさんが手放すべきは、役割でした。

役割をずっとされてこられた方は、忖度なしの選択の機会があまりありません。

やりたいことやってきた、好きにやってきた、と思っていらっしゃっていても、無意識のうちに自分より他者を優先されがちです。

忖度なしでとことん自分のやりたいことをやる、言いたいことをいうというリハビリをしていただきたいです。

で。

セッション後のアンケートをいただいて初めて気づかされた失敗。

【ご感想】1)「しなきゃよかった」と後悔していることはなに?

>3ヶ月ほど前に鬱とADHDと診断を受けて投薬を続けていた

セッションの中で、これについてはノータッチでした。

スムーズに進行したがゆえに、掘り下げが不足していたと大猛省です。

この部分については引き続きフォローをさせていただきたいです。

赤ネコさん、コネクトロンは1回きたら終わりな場所ではありません。

ご自身の環境が納得いくものになるまで、どうぞお付き合いを続けさせてください。

自分の思いがちゃんと伝えられなくて、イヤだったよね。

丶(・ω・`) ヨシヨシ

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