11月の読書メーター
読んだ本の数:34
読んだページ数:5383
ナイス数:627
新レインボー 写真でわかる はじめてことわざ・四字熟語辞典(オールカラー)の感想
知っててもうまく説明できないし、恥ずかしながら謂れを知らないことわざもいっぱい!!
読了日:11月27日 著者:
足環をつけた鳥が教えてくれることの感想
ツバメを始めワタリをする鳥を見るたび「こんな小さな体で過酷な旅を」とむせび泣いてしまう。足環による調査が100周年とのこと。100年のデータが教えてくれる地球の状況。長距離移動チャンピオンはオオトウゾクカモメの南極から北海道への12000キロですってよ!足環を鳥に装着する人のことを「バンダー」というそうで、全国でわずか400名。捕獲して足輪を装着、捕獲したものには当然既に足輪を装着されているものもいる、その足環のデータこそがお宝。「標識調査を通じて生物多様性保全の大切さを広く社会に伝えたいが、こういった→
読了日:11月27日 著者:山階鳥類研究所
はたらきもののあひるどん (評論社の児童図書館・絵本の部屋)の感想
あひるどんをこき使うばかりの農場主。痩せ衰えるあひるどんを見かねた仲間たちが農場主を追い出す。農場主の改心で終わるのかと思いきや。農場主が去った後、あひるどんと仲間たちは仲良く農場を運営していく。絵はめっちゃ可愛いんだけど、なんかハッピーエンド感がないのはなぜ?私の心が汚れているから?読書感想文の課題図書だったようですが、悪者を追い出して仲良くやっていけた、ってお話でいいのかな。
読了日:11月27日 著者:マーティン ワッデル
ポンコツなわたしで、生きていく。 〜ゆるふわ思考で、ほどよく働きほどよく暮らす〜の感想
アル中になれるのはアル中になるまで飲める内臓が丈夫な内臓エリートのみ、ってのは誰の言葉だったかなあ。読み進めてすぐに頭に浮かんだのは「ポンコツエリート」、著者はエリートだ。体験を著すことができるのはサバイバーの特権。自己啓発本めいたものを感じたという同じ感想が他にもあり納得。
読了日:11月27日 著者:いしかわ ゆき
天のシ-ソ-の感想
小学生姉妹の物語連作。子供が何を思ってその行動をとっているのか、気持ちを掬い取ればこんなにもいろんな(切ない)物語があるんだ。物語は本の中にだけあるのではない。目の前の人にもっと気持ちを傾けなければと自戒させられた。
読了日:11月25日 著者:安東 みきえ
トモちゃんはすごいブス(5) (アクションコミックス)の感想
以前ちらと読みかけたのをアンリミで完読。びっくりした。魂を砕かれた人たちの荘厳な救済の物語。人はなにがあっても救われると信じたくなる。作者はなにに救われたのだろう、もしくは救われないがゆえに人が救われる物語を紡いだのか。想定外の重さと深さをまだ消化できないでいる。過去作「大阪ハムレット」では救済の無さを抱えて生きて行く姿も描かれていたが、今作は誰もが救われている。
読了日:11月24日 著者:森下 裕美
厚利少売 薄利多売から抜け出す思考·行動様式の感想
この手(どの手?)の本の常として目新しいことはほとんどないのだけど、不思議と腹落ちしたのは文体のなせる技であるか。起業したてで価格設定に悩んでいる方にオススメです。
読了日:11月23日 著者:菅原 健一
Sports Graphic Number 2024年 12/5 号 [雑誌]の感想
この雑誌を買うのは人生で2度目(1度目は何だったか忘れた)。特集と銘打つからにはこれだけのことをしてくれなくてはですね!全ページの8割が特集「極悪女王秘話」に割かれていましたよ。映画見られなくて残念。何冊か読んだ女子プロレスものはいずれも、当時読んでいれば間違いなく女子プロレスのファンにならされていたと思うものでした。昨今のアイドルは自己否定の強い女子が存在を許される場所を求めてなっているって図式が多いけど、女子プロレスも似たとこあるんだろうけどそれに加えて身体能力の有無が成功を左右する。映画をやり抜い→
読了日:11月23日 著者:
ヒロポンと特攻–太平洋戦争の日本軍 (論創ノンフィクション)の感想
戦地に赴く恐怖対策として、ベトナム戦争時のアメリカは兵士にダウナー系のマリファナを、太平洋戦争時の日本はアッパー系の覚醒剤を支給したっての、違いがお国柄を表してるなと思いました。
読了日:11月22日 著者:相可文代
こぐまのいばしょの感想
居場所がないとお嘆きの方の参考になるかなと思って手に取りました。結論:今の居場所、これまでの居場所だけが自分の居場所ではない、これまでと同じところを求める必要もない、欲せよさらば与えられん とは別にですね、小熊がひとりぼっちって親はどうしたんや、親は!そっちの方が小熊にはダメージでかいんちゃうか?と思ってしまいました。
読了日:11月22日 著者:ブリッタ・テッケントラップ
「銃後史」をあるく
読了日:11月19日 著者:加納実紀代
息吹の感想
積読チャンネルで紹介されていて、堀元見氏によるSFのなんたるかの定義で膝の皿が何枚あっても足りないくらい割れ、即ポチ。過去にSFにカテゴライズされるものはいくつか読んだけど、そうか、そういうことだったのか、と目を開かされる。そして臨んだ本書。例えばAI、AIそのものは身も蓋もないものだけど、それに関わる人たちがどのように感情を動かされるか、AIそのものを触って感じるものはなくても、それに関わる人たちにはいくらでも体温と湿度のある物語があるのだと思わされた。関わる人=読む人。
読了日:11月19日 著者:テッド・チャン
手話だからいえること 泣いた青鬼の謎の感想
デフヴォイスシリーズの児童向けスピンオフ第二弾。読後、心地よいものしかない。場面緘黙症の少年とステップファミリーの少女、直接ぶつけにくい気持ちを持つ二人ならではのコミュニケーションツールが手話。青鬼の正体には思わず落涙。人は基本的には善意なんだけど、それがうまく噛み合わないのだなあ。口から発する言葉と手話、届くまでにかかる時間のほんのちょっとの差が、それを発する方と受け取る方に理解の差になるのかと思わされました。結論、より丁寧な伝え方を。
読了日:11月18日 著者:丸山正樹
なぜ戦争はおわらないのか: ぼくがアフガニスタンでみたこと (10代の教養図書館 21)の感想
画家が美しいと感じて己が描く対象とするということは、描くことにはできないものには見えないものが見えるということか。その美しさを絵として描いて留めたいと思ったものが、戦火で壊されていくというのは、描けないものには想像できない辛さなのでは。壊されることへの怒りもまた。アフガニスタンの難しい情勢への理解が深まった。
読了日:11月16日 著者:小林 豊
JKと捨て子の赤ちゃん 3 (電撃コミックスNEXT)の感想
Twitterで無料で読み始め、紙の本で買ってしまうという。ギャル系のJKが捨て子を拾って育てるという、突っ込みどころは満載なのだけど、JKが捨て子を育てる動機に善なるものしかないところに(ない)胸を打たれた。その善意の元となるものは当然あるのだけど、そこをあえてか深掘りしていないところも良かったかも。もっと大長編にしても良さそうなところ、潔くコンパクトにまとめられているのが余韻の読後感となった。
読了日:11月16日 著者:反転シャロウ
偉人画報 三峯徹 (全1巻) (YKコミックス)の感想
こんな単行本になるくらいだからさぞかし有名な方なのだろうけど不勉強ながら存じ上げず。昭和のエロ雑誌の投稿コーナーに30年に渡って投稿し続けている(現在進行形というのがまたすごい!)いわゆるハガキ職人的なものかと思ったら、ちょっと違うかな。とにかくその熱量がすごい。昭和の雑誌文化の豊さを思い知らされる。その豊さの恩恵を享受したであろう人々によって作り上げられた作品がこれ。正直、件の投稿ハガキだけ見ても何も感じるものはない。ネットなどない時代に「自慰行為誘発を目的とした漫画刊行物」という場ならではのものとしか
読了日:11月16日 著者:
あなたを天才にするスマートノート
読了日:11月14日 著者:岡田 斗司夫
きゅうしょくたべにきました
読了日:11月14日 著者:シゲリ カツヒコ
どこまでいってもはんぶんこ (思いやり絵本シリーズ 7)の感想
冒頭の「気のいいゾウがいました」に、「気のいい」って使わないよねえ、でも、なんかとても多くのものを包含する言葉だよなと思いながら読み進めました。自分の機嫌は自分で取る、という言い方があるけど、幸せな気持ちになるって実は簡単なことなのに、わざわざ難しくしているだけかもしれな、と振り返させられ。想定外のラスト、さすが安東さん。こうやって幸せな人を一人でも増やすんだ。
読了日:11月13日 著者:安東 みきえ
セミくんいよいよ こんやですの感想
タイトルから予想できるように、セミの羽化を描いたもの。地下の部屋の描写につい「かわいい!」と声が出る。セミ君が地上に出てくるのを待ち受ける虫たちの様子、生まれてくるものはこうやって祝われるべきだと思いました。
読了日:11月13日 著者:工藤ノリコ
ハッピーハンターの感想
登場するもの全てがハッピーな物語。ハンターとして登場するボビンさんは実在の人物でベジタリアンだったとのこと。肉を食べないのにハンターをしている。この考え方、ボビンさんの生き方は何かに役立てそうな気がする。
読了日:11月13日 著者:ロジャー・デュボアザン
くじらをたすけたピーター (世界の絵本ライブラリー)
読了日:11月13日 著者:クリストファー ラッシュ
戦争とバスタオル
読了日:11月13日 著者:安田 浩一,金井 真紀
おじいさんとヤマガラ: 3月11日のあとでの感想
「3月11日のあとで」とサブタイトル。震災、原発事故が生き物たちに与えた影響について噛んで含めるように触れられている。野生の生き物が子育てできない環境が、人間にとって好ましいものであるはずがないのに。卵から成鳥への姿が描かれている見開きページは、成長の時間の重みさえ感じさせるものでした。
読了日:11月13日 著者:鈴木 まもる
イギリスカブレの感想
4000円って高いなあと思ったらDTP。
この質感、嫌じゃない。
コレクターズ加藤ひさしの64年とコレクターズとしての37年の記録。
やはり育った環境の影響の強さは否めない。
最初の土壌が、その後のたまたまな出会いたちの取捨選択の基準となる。
モッズ文化を極東の離れ島日本で存続させていることに、イギリスから表彰されてもいいんじゃないか。
永遠のブレイク寸前などと言われてきたけど、武道館と野音がコンスタントにやれて、二年に1回アルバムリリースし続けてってすごいじゃないか!!
読了日:11月12日 著者:加藤ひさし
淀川ものがたり お船がきた日の感想
川がテーマのシリーズのようで、本書は大阪の淀川が舞台なのだけれど、描かれているのは1711年の韓国からの通信使。日本と韓国は不幸な過去しか知らなかったけど、こんな夢のようなこともあったのか。国の違いなど関係なく人は繋がれるという、理想を信じさせてもらえます。
読了日:11月12日 著者:小林 豊
かなしきデブ猫ちゃん兵庫編 マルはじまりの鐘の感想
愛媛新聞で連載されたデブ猫ちゃんシリーズの兵庫編。「文学のまちづくりを目的に20年後の成人式に出る愛媛の若者が全員知っている物語を作る」というコンセプトだそうで、それを知らずに兵庫編を手にとったためか、観光案内?意図はなに?としばし悩んだ。確かにこれを読めば、地元への理解と愛は深まるだろう。
読了日:11月09日 著者:早見 和真
週刊プレイボーイ (47・48号)の感想
ゆる言語学ラジオの水野さんが携わった記事があるというので購入。署名記事への道は遠いのね。綴じ込み付録の豪華さにびっくり。紙質の良さなど、それでこの値段に押さえることができているのは集英社という大企業ならではか。ヤング(死語?)のための文春/ポストという位置付けかもしれないけど、えぐいグラビアがないというのはなんと安心して読めることか。裏表紙の「今週号の中身」ってのがすごい見やすくて親切。普通はここに広告が入るから、それを削れるってのもすごいな。男性向け週刊誌ならプレイボーイを選ぶ。
読了日:11月09日 著者:
パリピ孔明(19) (ヤングマガジンKC)の感想
長期連載で避けられない絵柄の変化が。もう英子の成功を応援するのみ。
読了日:11月08日 著者:小川 亮
THE BIG ISSUE JAPAN489号の感想
楽しみにしていたピーター・バラカンさんのインタビュー。取り上げられるのは10年続いたイベント「LIVE MAGIC」が今年で最後になることになるからかな。円安が限界で続けられなくなったとのこと。自分は好きな音楽を聴いているだけだから音楽評論家ではない、という発言に、音楽評論家の何たるかを改めて知らしめさせられた。バラカンさんが憂慮してるのは大企業による支配と横暴、そしてAIの乱用。生身の人間が作ったものがどんどん侵食されていく。生身の人間=ソウル、ソウルが感じられなくなるというのは、なんと寂しいことか
読了日:11月06日 著者:ビッグイシュー日本
(1)ぼくらの七日間戦争 (「ぼくら」シリーズ 1)
読了日:11月06日 著者:宗田 理
真綿の檻 (5) (フラワーコミックスα)の感想
毎回寒気のする恐ろしさだけど、今回は凄みが増した。ホラーだ、ホラー。一貫して毒親、毒母について描かれていたけど今回は母の視点から。毒なのは娘の方だった。でも、母も娘も父親の被害者なんじゃないかなあ。腐ったリンゴとなる最初の1個は必ずあるよ。その後、どんな順番で他のものが腐っていくかで、他に及ぼす被害の違いはあっても。
読了日:11月04日 著者:尾崎 衣良
キンドル本を出版して人生を少しだけ変えてみる本: マックとワードで作るアップロード用データ (呉工房)の感想
わあ!Kindleに呉エイジさんの作品がいっぱい!!(歓喜)。ご存知ない方のために、呉エイジさんとは鬼嫁モノの元祖のような方。MacPeople誌に鬼嫁に虐げられる日々を連載してブレイクなさいました。当時は個人サイト花ざかり。氏は個人がサイトを持つことの意義を熱く訴え、私もうっかり口車に乗せられてしまい、手打ちのタグのサイトを作っては壊し。表現の場を持つことがいかに人を救うかということを、今度はKindleという土俵で体現されています。noteでもコミケでも文学フリマでもKindleでもなんでもいい。→
読了日:11月02日 著者:呉エイジ
週刊現代 2024年 11/9 号 [雑誌]の感想
2週も続けて買ってしまった。月曜発売のリーマンさんを扇情するだけの雑誌かと思ってたけど、気になる特集があって。特集と連載コラム、読めるものが多かった。なんならシモネタ記事は文春の方が多いんじゃないか。玉村豊男と山折哲雄と中沢新一が続く6ページは大満足。令和最大の炎上は小山田圭吾、うん、決着ついてないよね。
読了日:11月02日 著者:
読書メーター
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