15歳、人の嘔吐に強い恐怖[読売新聞人生案内]

15歳の女子高生。私は、人が吐いている姿を見ると、ものすごい恐怖が襲ってきます。 嘔吐が怖くなった明確な理由はありません。小4頃から恐怖心を持ち始め、だんだん症状が強く出るようになりました。

私の妹は風邪をひいたら必ず吐いてしまいます。私が恐怖心のために妹から離れると、両親は「情けない」という表情を浮かべます。

修学旅行で友達が吐いてしまった時もパニックになり、担任に叱られました。吐いた友達が一番つらいことは理解しているのですが。

わがままな自分を申し訳なく思いますが、症状がなければ、吐いた人に寄り添い、率先して掃除もしたいです。克服しようと、人が嘔吐する動画を見るのですが、いざとなると震えが止まりません。

私は将来、教師を目指していますが、子どもと関われば、吐く場面を見ることも増えます。夢を諦めなくてはならないのでは、と悩みます。(群馬・Z子)

こんにちは
あなたの罪悪感を消滅させる
ヨシヨシする人ヨシヨシスト
いまぷ です。

Z子さんは教師を目指していらっしゃるのですね!

是非ともその目標にたどり着いていただきたいものです。

>わがままな自分を申し訳なく思います

自分のことを申し訳なく思ったら、同じことを他者がしていたら?と考えてみてください。

自分ではどうしようもない現象に悩まされて大変だよね、と思ってあげれることでしょう。

>人が嘔吐する動画を見る

これはNGです。傷が治ってないのに、そこに塩を塗るようなものです。

恐怖に対処するやり方はあります。

ウォーキング時 犬が怖い[読売新聞人生案内]

しかしコネクトロン的には、やはり原因を特定してお気持ちをスッキリしていただきたいですね。

>小4頃から

嘔吐を恐怖してしまう何かが、あったのだと思います。

今回のZ子さんのご相談で、これを読まれているあなたにもわかっていただきたいこと、それは、「原因がわからないと人は自分を責める」ということです。

Z子さん、嘔吐に恐怖を感じる自分はダメなんだ、ってひたすら自分を責めていらっしゃるでしょ?

原因を特定できたなら、悪いのは自分じゃないと納得できれば、罪悪感から解放されるのです。

フルセッションを受けていただけない方に、原因特定のためにオススメするのは、まずは「自分が悪い」という大前提から離れていただくことです。

そこに囚われていると、たとえ真の原因を見つけられそうになったとしても受け入れようとしません。


でも、悪いのは私
どうせ悪いのは私
だって悪いのは私

どうか、ここの3D言葉から離れてください。

そうすれば、「そういえば4年生の時にあんなことがあったな」と思い出せますよ。

思い出せないのは、フタをしているから。

何らしかのダメージを与えられた出来事だったのでしょう。

傷を与えたものの正体はわからなくなって、傷だけが残ってしまう。

傷の正体がわかれば、どう手当をすればいいのかもわかります。

傷を癒して、Z子さんが望まれる教師への道、邁進されますように。

回答は大野裕(精神科医)さんです。

一方、あなたの優しい気持ちは同じように続いて、友達や仲間と良い人間関係を築く力になるでしょう。そうしたことを通して、子どもに関わりたいというあなたの夢に近づくことができれば、すばらしいと思います。

傷ついた人にとって、誰かに優しくできるというのは自分を救うことになりますからね。

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