30代のパート女性。結婚当初の十数年前から、夫の友人とは会食をするなど家族ぐるみの付き合いです。
先日の会食で、友人から直近の国政選挙の投票先を聞かれ、戸惑いつつ答えると「そんな考えじゃだめだ」と延々と説教され、嫌な気持ちになりました。友人はこれまで選挙に無関心でしたが、SNSで見た動画に感化されたようでした。
逆に友人の投票先を尋ねても答えてくれず、次第に議論が白熱。私が「飲みの席で政治の話はナンセンス。もうやめましょう」と話を打ち切りましたが、後味の悪さは残りました。
今回は長い付き合いの私たちへの友人の甘えが出たのだろうと考え、自分を納得させました。ただ、また同様の話題になることを考えると 憂鬱 ゆううつ で、友人が嫌いになりそうです。親しい相手と政治の話題になった時、どんな対応をしたらよいですか。(大阪・H子)
あなたの罪悪感を消滅させる
ヨシヨシする人ヨシヨシスト
いまぷ です。
出典は失念しましたが、「教養とは初対面の人と30分話すために必要なもの」というのを読んで、膝の皿を割った記憶があります。
会話のキャッチボールを続けるためのネタですね、いわば。
政治や宗教の話が厭われるのは、それが「言い負かす」を前提にしているからではないのかと。
延々と一方的に主義主張を聞かされてうんざりさせられるのは、政治や宗教の話に限ったことではないでしょう。
今日のご相談に登場した夫の友人さんのように、「そんなんじゃダメだ」というジャッジと、言い負かしが政治や宗教の話ではほぼデフォになっているので、ことさら厭われるのだと思います。
いらぬ争いの元ですしね。
陰謀論派の方と話していて感じるのは、「信号の色の定義」が全く異なる世界の人だなあというものです。
こちらの世界では「青は進め」だけれど、向こうは「赤が進め」。
そして当然ながら、「赤が進め」で世界が構築されているので、その世界観の中では一見何の綻びもありません。
しかし、「赤が進め」の世界観は元々あった「青で進め」をベースにしているので、ところどころ突っ込み所があります。
これが政治や宗教の話だと、その突っ込み所において苛烈な攻防が展開されがちです。
あなたは「青で進みたいんだね、じゃあそれでもいいよ」とはならないのです。
お互い。
社会を構築するための原理原則に関わることで、譲り合いというものがないから政治や宗教の話は白熱せざるを得ないのでしょう。
双方が不快にならぬ範囲でお互いが大切にしているものを尊重する、その距離感をとりにくいのが宗教や政治の話なんだろうなと思います。
ではH子さんは、その距離感がバグったご友人にどう対応すればいいのか、サイコロさんに尋ねてみます。
🔸本卦:火雷噬嗑 三爻
正すべき相手から反撃を喰らったとしても、それは恥ずべきことではない
🔸裏卦(自分の本音):水風井
必要な人に届けるべく、徳を積むことを厭ってはならない
🔸賓卦(相手の本音):山火賁
本質なしに体裁を整えることばかりをしてはならない
🔸互卦(解決策):水山蹇
進まずに退く、可能ならば大人(たいじん)の力を借りる
🔸之卦(未来):離為火 三爻
自分が獲得した積み重ねを活かすことなく、たらずの部分を嘆くことばかりをしている
H子さんの夫さんのご友人、ご自分のエネルギーを尽す場を間違えていらっしゃるようです。
本来の場が物足りなくなったか、もしくは望む評価が得られなくなったかはわかりませんが。
有り余ったエネルギーを使う場として論破の場はうってつけだったのでしょう。
ご友人の自己顕示欲を満たすことに付き合う必要はありません。
仕事で仕方なく付き合わなくてはならないという関係ではないのなら、交友を温める場でいらぬ緊張は不要です。
心地よい距離感を保つことに改善がみられないなら、距離を置くことを選択されるのがオススメです。
回答は最相葉月(ライター)さんです。
夫の友人とは長い付き合いだそうですから、あなたも感じたように甘えもあったでしょう。今後は先方も注意すると思いますが、もし話題が出ても感情的にならず、言い負かそうとしないこと。相手の土俵に乗らずに受け流すことが大切です。それでもエスカレートするなら、異なる考え方を尊重できない人とは今後付き合えないと夫に伝えたほうがいいでしょう。
言い負かすのではなく、それを選択することで得られるベネフィットを提示して納得していただければいいのではないかと。って、それが難しいんですけどね。
メールマガジン読者登録いかがですか
ブログには書けなかったことを深掘りしております。
