普段は干支なんて気にしない方も、今年は「丙午」について言及されるものを目にされることが多いのではないでしょうか。
60年周期の干支について解説するのは別の機会に譲るとして、「なぜ丙午年の女性は理不尽に貶められるのか」ということについて説明させていただきます。
この暦、大昔の中国で発生したものです。
暦をベースにした占い、四柱推命などは古代中国の価値感に強く彩られています。
特にジェンダー的なもの。
日本語で既婚女性のことを「奥さん」って言いますけど、なんで「奥さん」なんだと思います?
奥に引っ込んでいるから「奥さん」なんです。
女性は表に出てきてはいけなかったのです。
その傾向は中国ではさらに強く、美しい女性を家の奥に囲っているか、美しくない女性は牛馬のようにこき使われる、女性ってこの2種類しかなかったようなものなのです。
美しくて奥に引っ込んでる女性が男性にとって望ましいなら、そういう要素を持っていることが「運がいい」的な形容をされるのです。
日本語でお転婆で元気な女性を「じゃじゃ馬」っていいますけど、活動的であることは女性には望まれない要素だったのです。
さて「丙午」、「丙」も「午」も5行では「火」の性質を持っています。
丙は太陽なので、そりゃあエネルギーが強い。
丙に午と、火をダブルで持っているということは、文句なしに強いのですよ。
その強さ、男性だったらいいのですよ。
女性だと、男性がその強さをコントロールできなくて困るのです。
あくまで、男性の支配下におとなしくいてくれる女性がいいのです。
昔の中国では。
現在ではどうでしょう、女性が「奥さん」だなんて奥に引っ込んでたら、宅配便が届いた時に困りますよね(違)。
女性も女性なりの資質を活かして活躍して頂かなくてはなりません。
四柱推命のテキストでも、「昔の定義をそのまま使うのではなく、現代の事情に反映させた内容で鑑定すべきだ」と丁寧に書いてあるものはいいのですが、いまだに「女は奥に引っ込んでるもの」という価値感のままの鑑定をされてる方が少なからず。
献血ルームでも、日干(にっかん)が丙だとお伝えすると、「ダメなんでしょ」と眉を潜められる方が。
過去に占いで「男を食ってしまうから控えめにしておけ」と言われ、それを鵜呑みにして縮こまった人生を歩んでこられた方もありました。
力のある人が「奥さん」をするのは息苦しいことでしょう。
力のある人は、力が必要な土俵で勝負をすればいいのです。
丙午の方は、広い土俵で手強い相手に、思っきし力を発揮されたらいいのです。
丙午の性質の定義は、昔の中国ならではのもので、現代の日本にはフィットしないということでした。

なので、イタズラにdisってくる輩に一喜一憂させられないように。
占いで嫌なことを言われたら、それを解決するための建設的な回答を求めてください。
それが提供できない占い師の言葉に耳を傾ける必要はありません。
