20代半ばの女性。幼い頃から警察官になりたいと思っており、高校生の時に採用試験を受けましたが残念ながら不採用。併願していた自衛隊に入隊し、7年間勤務しました。
ただ、業務で警察官と関わることが多く、「やっぱり警察官になりたい」という気持ちが大きくなりました。退職し、採用試験に専念したのですが、結果はまたも不合格でした。
警察官の仕事がしたい、それでもなれないという現実に、心がズキズキと痛みます。「自分は夢をかなえられなかった人間」と自己嫌悪に陥りました。
前を向いて、新しい道を模索しようと思う反面、テレビのニュースや日常生活の中で警察官の姿を目にするたびに、不採用となった苦い記憶や未練がよみがえり、胸が苦しいです。どうしたらこの負の感情を消化し、切り替えられますか。(Y子)
あなたの罪悪感を消滅させる
ヨシヨシする人ヨシヨシスト
いまぷ です。
目指していたものが果たせなかった、それは確かに心が痛むことです。
それを気にせずに、すぐに新たな目標に向けて進むことができる鉄人は、そういないでしょう。
しかし、自衛隊に入隊され7年も勤務されたというの、すごいことです!
それだけの力があってなぜ警察は不採用になったのか、何か警察ならではの特別な要素があったとしか思えないですね。
そのすごい力を持ってして、「夢をかなえられなかった」と自己嫌悪に陥っていらっしゃるY子さんが気持ちを切り替えるきっかけになるかどうか、実際にあった例をご紹介します。
とある女性、キャンディさんとしましょう。
キャンディさんは看護師でした。
看護の現場に従事して数年、自分がやりたいことは看護師ではできない、医師にならねば!と、医学部に入学(これだけでもすごくないですか?)。
順調にステップアップ、国家試験に臨むこととなりました。
しかし国家試験の壁は厚く、数度チャレンジしても合格することができません。
生活費を稼ぐために、また看護師に復職されました。
お仕事と試験勉強の両立は難しいようで、なかなか合格という成果につながりません。
仕事にもやる気が出ないし、これからどうすればいいのか、キャンディさんが献血ルームにお越しくださったのは先を決めかねて悩んでいらっしゃる時でした。
そもそも看護師を目指した動機はなんですか?とお尋ねしました。
キャンディ・キャンディです
小学校の時にキャンディ・キャンディをみて看護師になりたいと思ったんです
小学校から進路を決める高校になるまで、志は変わらなかったということですね!
人が迷うのって手段と目的がごっちゃになっている時です。
キャンディさんにとって看護師や、その先に登場した医師はあくまで「手段」です。
では、看護師や医師になることで、キャンディさんは何を得ることができるのか。
キャンディ・キャンディの何がキャンディさんに看護師になることを目指させたのか。
それは医療の力で人を助けることでもなんでもなく。
人に夢を持たせるという物語の力でした。
キャンディさんはキャンディ・キャンディによって「看護師がすごい!」と思ったのではなく、「看護師がすごい!と思わせるキャンディ・キャンディの物語がすごい!」と思われたのですよ。
優れた物語は人を力強くさせる、キャンディさんの心を動かしたのは「看護師」という職業ではなく、物語の力だったのです。
自分に必要だったのは看護師という職業ではなく、人の心を動かすこと。
人の心を動かして強くさせることが目的。
キャンディさんはその手段として看護師を選び、その結果、医師という手段が新たに視界に入ってしまったというわけです。
人の心を動かして強くさせるための手段、それは医師でも看護師でもなくていいじゃないか。
その後、キャンディさんから報告をいただきました。
収入を得る手段として看護師は続けていく、そして物語の力を広めるための勉強を始められたとのこと。
—–
Y子さんにとって警察官になるというのは、何を果たすための手段だったのでしょう。
手段は一つではないのです。
自分が本当に成し得たいこと、それがわかれば、手段にはこだわらなくて済むようになります。
なぜ警察官を目指したのか、Y子さんにとってのキャンディ・キャンディはなんだったのか。
棚卸しをされることをお勧めします。
回答は山口恵以子(作家)さんです。
あなたが警察官になりたい理由をよく考えてみてください。「安心して暮らせる世の中にしたい」「弱い人を悪人から守りたい」など、思い当たることでしょう。その上で、警察官以外でその使命を果たせる職業に挑戦してみてください。
職業は「手段」です。その手段によって成し得たいものが本当の「目的」です。手段という枝葉にこだわりすぎると、目的を見失いますよ。
メールマガジン読者登録いかがですか
ブログには書けなかったことを深掘りしております。
