大学院生の20代男性。親に対して、育ててくれたことへの感謝の気持ちはありますが、産んでもらったことには感謝できません。
私は、金銭的に困らない恵まれた環境に生まれ、国内最高峰の大学に進学できました。尊敬できる友人や先輩に出会い、彼らの力も借りて努力し、研究や課外活動で誇れる成果を出せました。これまでの人生にはある程度満足しています。
一方で、構造的に限界が見え始めている日本社会や将来への不安といった問題の多さに絶望し、「よくもこんな時代に産んでくれたな」と思ってしまいます。生まれてくる子どもが気の毒で、私は子どもを作りたいとは全く思えません。
この苦しさは、社会を知らない学生の甘えた 戯言なのでしょうか。社会経験を積み、家庭を築いて子宝に恵まれれば消えるものなのでしょうか。(神奈川・C男)
あなたの罪悪感を消滅させる
ヨシヨシする人ヨシヨシスト
いまぷ です。
おお、C男さんは言わば「勝ち組」なのですね!勝ち組なら勝ち組として既得権を武器にどっしり構えていればいいのに、謙虚に未来に不安を抱いていらっしゃるとは、偉いぞ!!
さて、「社会経験を積み、家庭を築いて子宝に恵まれれば消えるものなのでしょうか。」とお尋ねですが、C男さんの苦しさが消えるかどうかはわかりませんが、少なくとも「少なく」はなっていくと思います。
C男さんが苦しさを感じていらっしゃるのは、20代の視座視野視界ならではのものです。経験を積むことによってC男さんに新たな考えがインストールされ、それが苦しさの打開につながることは大いに期待できます。
ぶっちゃけですねー、「産んでくれてありがとう」んなんて思いながら生きてませんよ。その考えが出てくるのって、よほどのことがあって生きていることに、死なずに済んでいることに「ありがたい」って感じたときじゃないかなと。
ということは、C男さんは「生きててよかった!」「産んでくれてありがとう!」と思えるほどの壁にまだぶち当たっていないのではないかと思われ。
壁にぶち当たっていないのも、幸いといえば幸いなのでしょう。
たしかに、世情を儚んで「結婚しない/子どもを持たない」という選択をされる方は多いです。ある程度の経験を積んで、結婚すること/しないこと、それぞれのメリット/デメリットを見極めた上での選択でしょう。
C男さんにはまだそこまでのご経験はないのではないでしょうか。狭い部分だけを見て、将来を決定してしまうのはもったいないです。
C男さんに多くを与えてくださっているご両親も、いろんなものを乗り越えてこられたことでしょう。ご両親も、ここまで世界が不安定な状態になるとは予想できなかったことと思います。
C男さんが苦しく感じていらっしゃることを、人生の先達であるご両親に素直にぶつけてみてはいかがですか?
不安定な世の中を渡っていくにはどうすればいいか、考え方のヒントになるものを与えてもらえるかもです。ご両親に限らず、人生の荒波を乗り越えていらっしゃるいろんな方から、視野を広めてもらってはいかがでしょうか。
さらに絶望が深まった時はどうすればいか?
んー、この世はC男さんの望むものを与えてくれないということですから、与えてもらったものを食い潰しながら命が尽きる時までの時間を過ごされたらいいかと。
回答は最相葉月(ライター)さんです。
手始めにアルバイトをおすすめします。これまでもっとも縁遠いと感じてきた職種がいいでしょう。
さあ、行動してください。
C男さんの苦しさは、20代のC男さんの現時点でのものです。違うとき、違う場所になれば苦しさから逃れられる考え方を得られる可能性は大いにありますよ。視野視座視界を広げましょう。
