50代前半のパート女性。同年代の夫がつい最近、突然の心筋梗塞で亡くなりました。まだ子どもは中学生で、義母も健在です。あまりに突然で、頭では理解しているつもりですが、気持ちが追いつきません。
時には涙に暮れたり、「早くそちらに呼んでくれないだろうか」と思ってみたり。義母の面倒も私がみなくてはと思うと、どうしたらよいのか途方に暮れます。周囲は「子どものためにも頑張って生きないと」と口をそろえて言います。
夫がいなくなってしまってから、ずっと悲しみが続いているのですが、一方で夫への怒りの感情が消えません。「全てを私に押し付けて、先に逝ってしまうなんて」と腹が立って仕方がないのです。「先に死んだ方は気楽でいいわなぁ~」といったことばかり考えてしまいます。いつになれば怒りが消えるのでしょうか。(兵庫・G子)
あなたの罪悪感を消滅させる
ヨシヨシする人ヨシヨシスト
いまぷ です。
この人生案内に、G子さん以外にも大切な人を亡くされたとお気持ちを寄せられることが少なからずです。そして、亡くされた時からさほど時間が経っていないというケースがほとんど。やり場のない気持ち、新聞の悩み相談に寄せるしかないのか。どんなに身近な人にも気持ちを受け止めてもらうことはできないのか。
大切な存在と引き裂かれた痛みはいかほどのものでしょう。想像もつきません。一刻も早くその痛みから解放されたいというのは山々です。失った存在が大切であればあるほど、痛みが大きいのも当然至極。
心の傷も身体の傷も同じ、激しく傷ついて痛みの強い身体、どうやってやり過ごされますか?身体の傷なら、鎮痛剤が役に立つかもしれません。心の痛みに耐えきれない場合は、精神を麻痺させるお酒やドラッグ、何かの依存症となってしまうことでしょう。
身体の傷とは異なり、精神を麻痺させるということは大切な存在だったものへの思慕の念も消されてしまうということです。
逝った人を思う気持ちと心の痛みは残念ながらセットです。大切でない人に逝かれても、心はさほど傷まないでしょう。心の痛みは大切さの証です。
G子さんは怒りを感じていらっしゃるとのこと。感情にも温度があるってご存知ですか?
怒りは熱いのです。温かい空気が上にあがるのと同じで、熱い怒りは気持ちの表面に上がってきやすいのです。さまざまな感情はミルフィーユのように層をなしています。その一番上にあるのが現在は「怒り」なのです。
その怒りを出し切ってしまえたら、次に出てくるのはおそらく「悲しい」。怒りによって蓋をされていた涙が溢れ出てくることでしょう。怒りと異なり、涙はまさに「洗い流して」くれるのです。留めておきたくない感情を、涙は心の中から洗い出してくれます。
怒りが蒸発して、涙が流れ出きった後には何があるか。
大切な存在への感謝です。
怒りや悲しみによって見えにくくなっていた感謝がG子さんの気持ちの器を満たすことでしょう。
感謝なんてもちろん忘れていないわよ!
そう、おっしゃるかもしれません。もちろん忘れてはいないけれど、怒りや悲しみが勝ってしまっています。
>いつになれば怒りが消えるのでしょうか
これは、早く怒りに消えて欲しいというG子さんのお気持ちですよね。大切であればあるほど、怒りや悲しみは出ていっていきにくいものです。少しでも早くその姿を消すならば「感謝」の力を借りるしかありません。
悲しいのは何故か
↓
大切だったから
↓
大切なものをいっぱい与えてもらえていた
↓
大切なものをいっぱいありがとう
悲しみから感謝へのリフレーミングを行なっていただくというのが、怒りを消すためのご提案です。
しかし、一番やっていただきたのはやはりヨシヨシ。
夫さんに逝かれてしまったことに対して
寂しいよね
つらいよね
愛していたよね
ご自分にいっぱい言葉をかけてあげてください。
大切だったものが大切でなくなることなどありません。逝かれた痛みは、愛の証です。
回答は海原純子(心療内科医)さんです。
あなたは義母の今後も考えていますが、義母が健在なら「後で考える」ことにしては。あなたがみんなを支えるのではなく、夫や父親、息子を亡くしたみんなが協力して支え合って過ごすのだ、というお気持ちで進んではいかがでしょう。
これはG子さんではなく、周囲の方にお願いしたいですね、「頑張れって言うな」って。
自立できてる?しちゃってる?
ブログには書けなかったことを深掘りしております。
