40代半ばの公務員男性。父が昨年2月に急死したため、先立たれた70代半ばの母がひどく 憔悴していることを心配しています。
父が生きている時、母はよく憎まれ口をたたいていましたが、やはり最愛の人だったということでしょうか。母には、父の生前にもっと優しく接していればよかったという後悔があるようで、「早くお迎えに来てほしい」「迷惑をかけずに死にたい」とこぼしています。
母は近頃では腰も痛めてしまい、心身ともにみるみる弱っていくように見えて気がかりです。私は実家の近くに住んでいるので、なるべく会いに行くようにしています。
弱っていく母を見守るしかないでしょうか。また、いずれは母を見送ることになります。今後はどのような気持ちで残る時間を一緒に過ごせばよいですか。(熊本・G男)
あなたの罪悪感を消滅させる
ヨシヨシする人ヨシヨシスト
いまぷ です。
大切な人に逝かれるというのは、それだけでも十二分な重荷なのに、残されたお母さまのことまで気遣っていらっしゃるG男さん、心が休まる時がないのではないですか。
心配なことがひとつあります。
G男さんもお母さまと同じく、大切なお父さまに逝かれてしまった人です。喪失の悲しみは、一緒に過ごした年月の違いはあっても比べられるものではないでしょう。
G男さんは現在、お母さまの気持ちに寄り添うケアラーとなってしまわれています。ご自身の気持ちは二の次です。
G男さんご自身のお父さまを亡くされたお気持ちが、横に置かれたまんまです。
ご自身のお気持ちには一体いつ向き合っていただけるのか。
>今後はどのような気持ちで残る時間を一緒に過ごせばよいですか
G男さんとお母さまは、お父さまの思い出を共有できる貴重な同志です。
支えてあげるケアラーではなく、同志となってはいただけませんか。
お父さまの思い出だけでなく、これからはお母さまを見送る立場となられるG男さんの気持ちをも、お母さまと共有していただけたなら。
大切な思い出を共有し
逝かれた悲しみを共有し
これから互いが辿るであろう道への思いも共有していただく
そんな同志になっていただくというのはどうでしょうか。
回答は山口恵以子(作家)さんです。
それでも、お母さまは年齢とともに、肉体的にも精神的にも確実に弱くなっていきます。今のうちに地元自治体の担当課を訪ね、要介護認定の申請について相談した方がよいと思います。
あなたおひとりだけではなく、行政のサポートも利用して、お母さまを見守り、支えてあげてください。
ケアはケアの専門家に任せて、G男さんは家族にしかできないことをしていただくというのはどうでしょうか。
