やりたいことがわからないのはなぜ?

20代女性さま(Aさんとさせていただきます)、セッション後のアンケートにご協力いただきました、ありがとうございます!

1:今回コネクトロンのセッションを受けることを決められたきっかけを教えていただけますでしょうか?

見知らぬ人のブログで紹介されているのを読んで、セッションを受けてみたいなと思ったので。

2:問題解決のためにコネクトロンと比較されたものはありますか?(心療内科、占いなど)

特にないです。

3:セッションを受けることに不安はありましたか?

不安はなかったです。

4:セッション前にあった問題の原因は見つかりましたか?

見つかりました。思ってもみなかった人が原因に関わっていたので、驚きました。

5:セッションは問題解決のお役にたちましたか?

はい。自分では全く気づいてなかった原因に気づかせてもらえた事と、やりたいけど行動に移せなかったことの背中を押してもらえました。

6:コネクトロンのセッションを薦めていただけるなら、どのような方におすすめいただけますか?

前に進みたいのに原因がわからなくて、身動きが取れない人。

7:この内容をブログで公開させていただいてよろしいでしょうか?

お役に立てるのであれば、大丈夫です。

キタ━(゚∀゚)━!!!!!

「何がやりたいかわからない病」の患者さまでいらっしゃいますよ!!

転職のタイミングで、これから何をすればいいか、とお悩みでした。打ち込めるものがない、好きでやっているのかどうかわからない、と典型的な「何がやりたいのかわからない病」でいらっしゃいましたよ。

そしてこの患者さまは「何がやりたいかわからない病」にありがちな、こちらの要素もしっかりと満たしていらっしゃいましたよっ。
参考エントリー:前に進めない理由のひとつ

Aさんが打ち込める何かを定められないことには大きな2つの根っ子がありました。

ご自分のことを「器用貧乏」だとおっしゃるんですが、これって優秀な方ならではの悩みです。マルチプレイヤーって専門家に憧れがちなんですよね。Aさんに「器用」という概念を植え付けた人がいました。それと相反するものとして「要領がいい」という概念を植え付けた人もいました。

Aさんは器用です、だけど要領はよくないと思っていらっしゃいます。どうやら器用と要領のよさは、Aさんの中では両立しないもののようです。器用派のリーダーは要領がよくないがゆえに困ったことがいろいろありました。そして要領派のリーダーは要領の良さゆえに得をしている、とAさんには見えていました。

容疑者(容疑者て!)が何名かいました。しかしなかなか特定ができず、浮かび上がってきたのが要領派のリーダーだったのです。出て来た光景はたいへんせつないものでしたが、当事者ってそのせつなさがわからないみたいですね。そういう時はちっちゃい自分を芦田マナ化してドラマを見てるみたいにしたらいいですよ。ちっちゃい自分がいじらしくて、抱きしめたくなりますからね!!

サイコロに、容疑者は要領派であると確定していいですか?と尋ねた所ゴーサインが出ましたので、要領派リーダーにスポットを当ててセッションを進めていきました。
※セッション中しょっちゅうサイコロ振ってるのは、こういうことを確認するためなんです。

要領派リーダーにあってAさんにないもの、それがAさんの自己評価をさげさせる要因のひとつとなっていました。

でも。

要領派リーダーが要領の良さを身につけてしまった、身につけざるを得なかったわけ、それがせつなさ、いじらしさを伴う光景だったのですねー。要領派リーダーは実は、要領がいいという対人スキルでもって人間関係の荒波を乗りこえてこられていたのですよ。どんな荒波であったかが見えていなかったら、その要領の良さは鼻につくものだったことでしょう。

で、Aさんに「要領のよさがないダメな私」というものを植え付けてしまっていたのです。だったら、要領派のアンチである器用さを持てていることに肯定的になれなかったのはなぜか。

これがですね!ひっぱりだすのにてこずりましたけどね!出て来たものを見たら、うんうんうんうん、とヘッドバンギングしてむち打ちになってしまいそうなものでしたよっ。

Aさんが打ち込んでいたもの、それは描くことでした。描くことは好きだったし、楽しめていた。そして高評価をもらえます。それは特別なことではなくて、Aさんにとっては当たり前のことでした。ですから他者からの評価はAさんにとってはいわばどーでもいいことだったのですが。

が。

Aさんの意に反して、世間からの高評価に重きを置く人物がいたのです。前出の容疑者とは異なる、いわば被告です(被告て!)。

被告はAさんの描いたものが評価を受けると喜びました。ここまではいいのです、喜んでもらえたらAさんも嬉しいですからね。

でも。

被告に喜んでもらうために、Aさんは高評価を得ることを目的として視野にいれてしまったのです。するとどうなるか、描くことが楽しくなくなります。このお話をうかがって真っ先に頭に思い浮かんだのがこれ。

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賞を意識してしまったはぐちゃんは、自分の絵が描けなくなってしまいました。

Aさんは被告を喜ばせるために賞をとることを意識してしまいました。賞レースの土俵にあがらなくてはいけない、勝負しなくてはいけない、と思うと描くことを楽しめなくなってしまったのです。

土俵にあがると楽しめなくなる

これがAさんに好きなことに情熱を持って打ち込む、ということをさせなくさせてしまった張本人でした。

これが器用な人のいわば悲劇、Aさんはちょっとやるとすぐに成果が出てしまうのです。すると自然と周囲から期待される。すると好きなことが楽しめなくなる。なのでAさんは、何事も腕があがって、いざ土俵、というところで止めてしまうのです。

成果が得られる直前でやめてしまう、という方は「受け取る許可を自分に与えていない」という方が多いのですが、いやー、Aさんの事例は、こんなケースもあるのか!と驚きでした。

ほんと、何がどう作用するかわかりませんね。

評価の土俵にあがることと、楽しむこと、この2つを統合させていただきました。

セッションのすぐ後に、Aさんは旅に出られました。ずっとAさんを惹き付けていたところです。心を熱くさせるものはあったのです。仕事に打ち込む、というわかりやすい形ではなかったのでご自分にとってどのように大切にすべき存在なのかがイマイチフルイチわかっていらっしゃらなかったのかもしれませんが。

旅先でご自身を熱くさせる宝物と、必ずや出会っていただけるであろうことに微塵の疑いもありませんよ!!

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