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パン屑さんと福田パン

TODAY'S CONTENTS

1:パン屑さんはあんこが大好き
2:パン屑さんと福田パン
3:あんことバター
4:おふくろの味は仕出し料理
5:安心して食事できる場所
6:まとめ

1:パン屑さんはあんこが大好き

↓パン屑さんとは

善哉って褒め言葉だとご存知でした?

パン屑さんはあんこが大好き。

でもそれがわかったのは数年前のことでした。

パン屑さんとは四捨五入したら20年ぐらいの付き合いになるのに。

私:あんこ好きって知らんかった!

パ:そうですね、言ってなかったですね

それからパン屑さんはSNSのプロフィールに”あんこ愛好家”と記載されているのです。

パン屑さんに布教されてばかりの私ですが、”好きなものは好きと言わなくてはいけない”ということは唯一私がパン屑さんに布教できたことです。

あんこが好き、とおおっぴらにしていなかった暗黒時代が自分にあったことなんて、もうパン屑さんは覚えてもいらっしゃらないことでしょう。

2:パン屑さんと福田パン

パン屑さんのタイムラインでは毎日のようにアイドルとあんこへの愛が熱く語られています。

ある時、福田パンなるものでタイムラインが賑わっておりました。

知ってる?福田パン→Wikipedia

盛岡市民のソウルフードとも言われている福田パン、創業者の福田留吉氏はが花巻農学校時代の宮沢賢治の教え子だったそうです。

食べたことないし、現地に行かないと食べられない、味がわかんないので話の盛り上がりに全くついて行けません。

しかし福田パンのなんたるかはわかったので、生まれた時から知ってるかのように持ちネタとすることができました。

昨日も岩手の方とオンラインで話す機会があり、岩手とわかった瞬間脊髄反射で「福田パン!」と突っ込んだら、ご存知なんですか!と驚かれ、そしてまた驚いたことに、その方が宮沢賢治のすごいレアなネタをお持ちで、岩手話で盛り上がったのでした。

3:あんことバター

今では珍しくもないあんことバターの組み合わせ、バターのスライスがそのまんま入ってるヤツ、あれカロリー的にヤヴァイですよね。

でも赤ワインに合うんですよねー。

あんことバターのマリアージュ、それについて熱く語られていたときパン屑さんが言うのです、「私のあんこバターへの感性は福田パンによって育まれたものだ」と。

盛岡市民のソウルフードといわれる福田パン、パン屑さんは一体何歳の頃から何個食べられたことでしょう。

まさに福田パンがパン屑さんの血肉となっているのです。

福田パンがパン屑さんの味覚を作り上げたのです。

「福田パンによって育まれた」

このフレーズを聞いた(タイムラインだから”見た””読んだ”が正しいか)瞬間、大袈裟でなく瞬間、私の頭の中に浮かんだ光景がありました。

4:おふくろの味は仕出し料理

みなさんご存知のように(知らんか)私は食の素養に乏しいことがコンプレックスです。

なぜ乏しいのか。

みなさんご存(ry)、うちの食卓はちゃぶ台返しがデフォだったので、食卓とは一刻も早く逃げ出すべき場所でした。

食卓の団欒?それなに?食べるもの?美味しいの?

そしてたまに母と共にする食卓、それも本を読みながら無言で食べる場所でした。

本がないと食べられない

逃げるために早食いなこと、本を読みながら食べること、そして私の食にまつわる困った特徴はもうひとつありました。

祖父のもとには来客が多く、客があると料亭から仕出し料理がとられるのです。

その残りが私の夕食となることも多かったです。

手料理で来客をもてなすということを知りませんでした。

強いて言えば私の”おふくろの味”は仕出し料理の味なのでしょう。

そこまでは自覚があったのですが、パン屑さんの「福田パンによって育まれた」というフレーズで新たに気付かされたこと。

5:安心して食事できる場所

来客の膝の上で、仕出し料理を突いている小さい私、それが思い起こされた光景でした。

安全なのです、祖父が暴れる心配をすることなく、食事をすることができるのです。

見透かされた‼️

来客がある時、つまり仕出し料理がある時って祖父は暴れないのですよ。

さすがに他人がいるとこでは暴れないのですよ。

安心なのですよ。

そうかー!!

膝の皿が何枚割れたことか。

家庭料理ではない料理は私にとって安心の象徴だったのです。

ちゃぶ台返しの呪いがこのように作用しているとは。

私がかように家庭的なるものに拒否感があること、これがチビにどのように影響しているのか、それは怖くて考えたくありません。

私自身はホテル暮らしがずっと憧れですが、チビには帰れる場所を作っておかないといけないもんね。

6:まとめ

パン屑さんのちょっとした一言が私の記憶のフタを開けました。

いえ、開けていません(どっちやねん。

フタが開いたというより、”風が吹けば桶屋が儲かる”の風と桶の関係が明らかになったということでしょう。

ちゃぶ台返し

食卓は怖い

来客があれば仕出し料理

仕出し料理がある時は祖父は暴れない

仕出し料理=安心

非仕出し料理=非安心

過去の出来事は忘れているのではありません、フタがされているだけ。

現在は全て過去に繋がっている。

過去があるから現在がある。

困った現在がもしもあるなら、過去を探ることでその原因がわかるかもです。

過去のどんな出来事で、どんなダメージをくらっているのか、それがはっきりすれば目の前の問題解決につながります。

フタを取っ払って、過去にどんな風が吹いた”せい”で現在どんな”桶屋が儲かっている”のか、それを明らかにする作業、コネクトロンは大変得意とするところです。

最後までお読みくださりありがとうございました✨
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