父親に暴力をふるわれた子は同じく暴力をふるう男性をパートナーに選んでしまう。いにしえの時代から続いてる(続いてるのか?)負の連鎖ですよねー。虐待された子どもは自分の子どもを虐待してしまう。されてイヤだったことはしなきゃいいのに、なんでくり返してしまうのか。
これは引寄せの法則を説明することにも繋がるので、あまりに大きなテーマすぎてこれまで手をつけることが出来なかったのですが、このたびお尋ねいただきましてね。
なぜ引寄せちゃうのか。
引寄せているのではなくて、はじいていないのです。普通だったらはじいてしまうものを、これもアリだよね、と受けとめてしまっているのです。この事象に対してまさにその通り、というツイートを以前に見つけまして(ごめん、どこで見たのかもう探せない)。
女に手をあげない男っているんだ、男って女に暴力をふるうもんだと思ってた、というニュアンスのツイートがありましてね、膝のサラを割ったわけですよ!
男の暴力が当たり前なんで、わざわざそれを排除しようと思わないのです、受け入れちゃうんです。普通だったら、女に手をあげる男なんて有り得ない!とはじいてしまうところ、はじかないのです。なので引寄せられちゃうんです。暴力ふるわれて当たり前だよね、とヘビに睨まれたネズミ状態であることを常に自分に課してしまうのです。
では、イヤだとわかっていながら引寄せちゃうのはなぜか。はい、ここはコネクトロンの独自理論です。はい、穴ぼこ理論です。
父親にボコにされました。
傷ついた心、かけられるべき愛情が欠落した部分は穴ぼことなります。
穴ぼこがあるといろいろ不都合なので、物を放り込むか
フタをして隠してしまうか
どちらかをやってしまいます。
前者は物を放り込むものの、本来必要だったものではないので、それ違う、と追い出されます。するとまた別のものを放り込みます。放り込んでも放り込んでも満足されることがないのでキリがありません。これが依存です。
後者、穴を隠すフタの上に物を積み上げても穴が埋まってないので地盤がゆるいです。積み重ねてもグラグラするし、時には陥没してしまいます。穴があるのに平気なフリをしている、穴を攻撃されないように必死でかばっている、つまり鎧です。鎧があると他者とうまくつながれません。
フタをされてしまった穴は、ちゃんと埋めてよ、と声をあげます。ここに穴があることに気づいてよ、と催促します。あなたにはこんな穴があるんだよ、こんな欠落感があるんだよ、こんなダメージがあるんだよ、と気づかせようとします。
そのために、ダメージを受けた時と同じものを「引寄せ」ます。これが同じことをくり返す、ということのメカニズムです。
父親からボコにされた
↓
つらかった
↓
つらい思いはなかったことにしたい
↓
フタをする
↓
フタすんなや、無視すんなや、と穴が文句を言います
↓
気づかせるために穴が出来たときと同じ気持ちを感じさせる出来事・人を引寄せます
これがコネクトロン理論による連鎖の仕組みです。
原因がおとうさんの場合は、おとうさんから受けた気持ちを感じきりましょう。ボコにしやがって!いつも酒ばっか飲みやがって!おかあさんのこと苛めるな!おとうさんが辛そうなの見てるの私も辛かったよ!いっぱいあると思いますよ。
気づけたなら、感じきれたなら、出し切れたなら、穴は埋まります。もう穴を埋めるためにいらん何かを放り込む必要はありませんし、フタという鎧で武装することもありません。
いまわしい連鎖はあなたの代で終わりにしてくださいね。
いやー、これでも全然書き足りませんな。引寄せの法則についてはまたいずれ。