占いの鑑定結果を受け入れられない(02)

里見龍元先生のもとで五行易を習い始めた当初、練習として明日のお天気と、円があがるかさがるかってことを見る、ということを毎日やっていました(※ジャミコロとココナラでやっているのは周易です)。

まあ、当たったり、はずれたり。はずれた場合は検証をして。こんな私でも(どんな?)そういうことを(どういう?)一生懸命にやっていた期間があるのですよ。数をこなすって絶対に必要なことですもんね。

お天気が気になる時ってどんなときでしょうか。洗濯をするかしないか、どこに干すか、雨なら部屋干しだわ、とか。お天気に左右される何かがあるからですよね。

明日が運動会だったら晴れてくれたほうがいいし、野菜を育てている方にとっては一雨欲しい時かもしれません。前者にとって晴れることは吉ですし、後者にとっては凶です。ひとつの物事について吉凶は人によって違うのです。当然です。というか、自分が求めているのが運動会なのか、野菜作りなのか、それをわかっておくことが必須ですよね。

占いの鑑定結果を受け入れられない(01)

占いを始めた当初、みなさんご存知のように(知らんか)占いタウンに登録してたんですよ(黒歴史)。まだビジョン心理学にもNLPにも足を突っ込んでませんでした。できることはタロットと四柱推命だけでした。お越し下さるお客さまも、純然たる占いを求める方ばかりでした。

いまだに忘れられない印象的な事例、相性を見て欲しいとおっしゃって、提示されたのが7名の男性。選べないから占いに頼られるってのはもっともですが、7人ってあまりに絞り切れてない。事前に命式を作らせていただいて、だいたいの相性は見てたんですけどね。

ね。

お越し頂いてお話うかがったら、その7人の男性ってのが選択にまったく必然性がないのですよ。えー、例えるならば、結婚するなら嵐の5人のうち誰がいいか?レベルの必然性というか見込みの無さだったのです。そ、見込みないんです。

嵐の櫻井くんと結婚したいんだけど、どうしたらいいでしょうか?というご相談が持ち込まれたとしましょう。あなたが占い師だったらなんて答えますか?

うん、あなたは尽くすタイプよね、櫻井くんは甘えんぼさんだから優しくしてあげたらいいわよ、あなたの優しさがきっと彼のハートを虜にするわ、アタックにいい時期は今年の9月、その頃の吉方向は南西だから、櫻井くんがあなたのおうちから南西の方角でお仕事してる時を狙うのがいいわね。頑張って、応援してるわよ!!

なんてことを言う占い師がいたらどうですか。言われたこと真に受ける人もそう居ないかとは思いますが(でも、ゼロではないでしょうね)、その気になって櫻井君と結ばれることを目標に嵐をおっかけることに心血注いでしまったらどうなりますか。人生ワヤですよ。

あら、ちょっと脱線した気配。

櫻井くんと真剣に結婚したいと思っている女子に対して、いやー、どうひっくりかえったって無理やろ、ちゃんと現実と向きあわなあかんで、と占いでもなんでもない提言をさせていただいたらどうなるか、占いでもなんでもない提言ってただの正論だったりいわゆるクソバイスだったりするのでしょうけど。

ど。

ご相談者の方は、理屈ではわかってるんだけど、理性ではわかってるんだけど、それを受け入れられないからこそ、一般的な正論ではない、理屈ではない、一般常識ではないものを求めて占いに来られるのではないか、と思うのですね。

うん、悩み尽くした方にとって占いが最後の砦ってのはわからないでもないのですよ。溺れるものの藁ですよ。それはよーくわかるのですよ。だからこそ、問題解決の最初の手段として占いを選択していらっしゃる方には、端っから試合放棄してる感があるのですよねー。それが占いを始めた当初からずっと感じている、「占い好きな人は問題の根本解決への意欲に乏しい」というものなのです。

続く。

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