30代の女性。母と兄ひとりの母子家庭に育ちました。男女平等の環境で学業、仕事にまい進し、今は独立して幸せな家庭を営んでいます。母や兄の家族との関係も良好でしたが、実家の土地建物を相続した母が「跡取りは長男の兄だから、土地建物は兄に継がせる」と言います。
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母を見て、男女平等、努力は報われると信じて生きてきました。財産がほしいわけではなく、女性としての尊厳がほしい。不合理な差をつけないでほしいのです。私がエゴイストなのでしょうか。男尊女卑と思わず我慢すればよいのでしょうか。(東京・T子)
相談文全文はこちら
https://www.yomiuri.co.jp/jinsei/20220715-OYT8T50107/
うわー、私だったらショック。お母さま自身は父家長制の価値観の中で育ってこられたのでしょうか。その気配を今まで見せず、この後に及んでのカミングアウト?
お兄さまの収入が不安定なことが背景になるなら、跡取りという言葉ではなく相談者さんが納得できる説明が欲しかったところですね。
今日はカードです。
・ブロックしているもの「個人の神話」
・では、どうするか「選択」
・得られるもの「ハイアーマインド」
・現状「塔の逆位置」
お母さまの背中を見て育ってこられた。その背中には正論の正義がいっぱいだったことでしょうね。
正論正義の正しさに口を封じられてしまったことはなかったですか?
グズグズやワガママなど、口をつぐんでしまったことはなかったですか?
口を閉ざすということは、思いのキャッチボールができなかったということです。
お母さまがどんな意図で相続の内容を決定されたのか、相談者さんの不満や疑問もお母さまにぶつけてみてはいかがですか?
それをする機会のように思えます。いかがでしょうか。
回答は佐貫葉子(弁護士)さん。
いずれにしても相続は色々な事情や思惑が交錯します。結果的に不平等な相続であったとしても、それが直ちにあなたの女性としての尊厳を傷つけたことにはなりません。むしろそれだけ親がこの子は大丈夫と信頼してくれたと思うこともできます。お母様は、決してあなたが女性だからという理由で結論を出されたのではないと思いますよ。
正しすぎる親ってのは、ほんと困りもんでしてね。子供の口と思いを封じるからね。
滝詣連続703日目(2022/07/16現在)
滝の帰り、開いてるバーにひさびさに吸い込まれました!