60代の女性。30代で離婚しました。息子がいますが、現在は外国で働いているため、一人で生活しています。
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いったい今までの付き合いは何だったのか、自分の話を聞いてくれる友人などいなかったのかと、がっかりしています。心の持ちようをアドバイスしていただけると助かります。(埼玉・S子)
相談文全文はこちら
https://www.yomiuri.co.jp/jinsei/20220816-OYT8T50063/
ということは(どういう?)相談者さんにとって「友人」とは悩みや愚痴を聞き合う相手なのですね。
もちろんそれが目的で繋がったわけではないでしょうけれど、役割が主な目的となっているのかも?
「してあげたのに」という感情がわいてしまっては、それはいろいろ見直しが必要と思われます。
今日はサイコロです。
火山旅の5爻
射雉一矢亡/終以譽命
キジを射るのに1矢を失うが、最終的には名誉を得ることができる
未来を示す之卦は天山遯、正しさを守ってうまく逃げることができる
解決策を示す互卦は雷火豊、太陽が空を巡るように盛んな力を発揮することができる
相談者さんの価値、値打ちは愚痴の聞き役という枠におさまるものではありません。
ご自身の価値をその役割に収めてしまうと、向き合う人は当然、それに見合ったものとなります。
相談者さんは意識的に役割を引き受けていらっしゃったわけではないですよね?
そして、過去のご友人たちも、相談者さんに役割を求めていらっしゃったわけではないはずです。
たまたまです。
たまたま、ご友人が投げた悩み事、相談のボールを相談者さんはキャッチされたのです。
それは相談者さんの能力、お力ゆえです。
それと同じものをご友人方が持っているかどうかは別のこと。
そして、その能力の有無によってお付き合いを選択されていたわけでもないでしょう。
ちょっと寂しいお気持ちはあるかもしれませんが、目の前ご友人たちには相談者さんが投げたボールをキャッチする力はないのです。
話を聞いて欲しいという欲求はちょっと横に置いて、相手を必要としない、自分1人で完結する世界を楽しむことをなさってみてはいかがでしょうか。
それによって満たされたものは、相談者さんをより魅力的にし、相談者さんのお力にふさわしい人々を惹きつけることでしょう。
その方達こそ、相談者さんが投げたボールをちゃんと受け止めてくれる方々です。
回答は久田恵(作家)さん。
なんだか気が合うわねぇ、という感じできっといい友を得るでしょう。晩年に出会った友は、かけがえのないものですよ。
あ、そっか、1人でこもってしまってるんですね。それで昔の付き合いにすがりつかざるを得ない。現在の自分によりふさわしい関係を新たに構築しましょうってことですね。
滝詣連続 1+713日目(2022/08/17現在)
ノーコツも終わり、いつまでもコロナ後不調を言い訳にしてらんないので、そろそろ動きます。