twitterでとあるつぶやきが目につきました。
お仕事、マイペースながら順調でございます
ん？
ちょっとひっかかったので、添削（添削て！）しました。
マイペースながら順調です
↓
マイペースで順調です
ＡながらＢである、という文の中での「ながら」の意味、
逆説的意味合いが強いんですよね。
つまり、ＡとＢは両立しないものである、
ということが前提です。
マイペースと順調は両立しちゃいけないんだ、
マイペースでやっててうまくいくわけないんだ、
というビリーフがあります。
マイペースにいい意味がない、と気づかされたのは
幼稚園ママ時代でした。
まあ、なんつかね、協調性の無い方がいらっしゃいました。
仮にＹさんとしましょう。
私も協調性をあまり持ち合わせていないので、
あんまりでかい声で言えないんですけどね、
いろいろ作業を進めるにあたって、
最低限必要な「協調性」ってありますよね、
この私でさえ（どの私だよ！）それは必要と思えるものです、
それを見事に持ち合わせていらっしゃらないＹさん。
Ｙさんってマイペースよね〜
という、他のママさんたちからの声を聞いて、
あ、マイペースって褒め言葉じゃないんだ、
と気づきました。
マイペースって、自分なりに、って
いい意味で使われるもんだと思っていたんですが、
そうじゃないんですね。
よそのペースに合わせられないダメな人、ですわ、
ぶっちゃけて言うなら。
そうも、よそのペースに合わせるって
大切なことなんですねー、日本では。
合わせられないと、ダメなんですねー。
合わせてないと、それはダメなんだ、って
思い込まされているんですよねー。
マイペースでうまくいってる、
ならいいんですよ。
でも。
マイペースだけどうまくいってる、だと
マイペースであることを自分に許しません。
常に人のペースであることを自分に強いていることとなります。
マイペースの本来のよい意味は
ペースを自分でコントロールできている、
自分に心地よいペースである、
そういったものであると思います。
あ、そうそう、先日お話した方が
「私って変わりもんやから」と仰るのですよ。
私って変わってるから、という言い方には
人と違うことへの優越感だったり、
人と同じにできないことへの自責感があったりすることが多いのですが、
この方にはそれらをまったく感じませんでね、
私は私が心地良いようにやるんだ、という、
気負いもなく実に自然な心地よさを感じたのでありました。
あなたにとっての「マイペース」
見直してみませんか？
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