献血ルームはネタの宝石箱や!
重松清先生(敬称つき)も青ざめる、脚本家は誰や?と言いたくなる切ない物語がてんこ盛りですよっ。
その中のひとつをご紹介させていただきます(掲載許可いただきました、ありがとうございます。
*
20代男性さま(仮称ナントさん)、現在の職場にはこの春からお勤め。
勤め始めて数ヶ月、ようやく慣れてきたところでしょうか。
持って生まれたものを表す日干(にっかん)は甲(きのえ)、リーダーシップを示すものであるとお伝え。
意欲はあるが、思ったように力を発揮できていないとおっしゃいます。
丁寧な伝え方、しっかりとしたアイコンタクトが印象的でした。
カード開いていただきます。
🔸イヤーカード「隠者」
内省により自己評価を上げる
🔸原因「シャドー」
🔸では、どうするか「手放す」
🔸得られるもの「セクシャリティー」
🔸現在「皇帝の逆位置」
カードを開いてから、お題をうかがいます。
学生時代から事業内容に興味があり、やる気があって就職先として選択した。
しかしこの先のビジョンが見えない、自分がやれているのかどうかがわからなくて不安だとおっしゃいました。
台本があるかのようにスラスラと不安の程を訴えられました。
それは逆に、やりたいことが定まっているシルシだと感じました。
思ったように評価をされていないのか、もっとやらなきゃいけないと思っているのか、どちらですか?
学生時代に関わっていたから、と安易に就職先を決めてしまったのではないかと不安を覚える事がある
ここまで真摯に思っていただけたら、就職先さんも(?)幸せというもの。
頻出の不安という言葉。
実はですね、不安を訴えられる場合って、根っこが深いところにあるんですよ。
地表に出ている芽だけを何度摘んでも、根っこは無くならないのですよ。
なので奥底の根っこを捉えて、正体を明らかにする必要があります。
ここで役に立つのがカード。
原因となっている「シャドー」、同性の親を示すことが多いです。
ナントさんにとってはお父様となりますね。
そこで直球でお尋ねしました、お父さんの嫌なとこなんかないですか?と。
さて、意外でした、即答だったのです。
なんで親のことなんか聞くんや?と、露骨に不審げにされることも多いのに。
気分屋で、振り回されることが多かった、とおっしゃいます。
何年も前からこの時のために用意されていた言葉であったかのように、多少のためらいはあったものの直球のお返事でした。
何をしたら気に触るのかがわからなくて、すごく顔色を窺っていた、と。
ああ、お父さんは地雷系だったのですね
ちょっと目を伏せられたのは、地雷という表現はフィットしなかったためか、しかし、機嫌に振り回されていた日々の光景がナントさんの脳内で再生されていたようでした。
はい、風が吹いて桶屋が儲かるは確定です。
お父様が気分屋だった”せい”で、ナントさんは常に不安を抱くようになってしまった。
気分屋
↓
対策が立てられない
↓
対策を立てても、それが功を奏するのかどうかわからない
↓
不安
です。
不安とは先が見えないこと。
自信とは、実行した結果がわかること。
ナントさんは自分が考えて実行したことに対して、これをやったらこんな結果が出る、と自信の持てる体験をお父様からさせてもらえていないのです。
不安の根っこはお父様。
しかし、現在はナントさんの生活、お仕事はお父様とは無関係です。
お父様の機嫌に左右されることなく、自分の意思で物事を進めることができるのです。
自分で納得のいくように、自信が持てるようにやることができるのです。
お父様の機嫌に振り回されていた頃の痛みが、現在のやる気に満ちたナントさんの目をくらませていたようですね。
現状は皇帝の逆位置、本来なら甲の特性を活かしてリーダーとして力を発揮すべきなのに、それができていない。
発揮できたらどうなるか。
得られるもの、セクシャリティー。
心身ともにはっちゃけてください!です。
理性のタガも時には外し、ワガママだって駄々をこねることだって、やってみたらいいじゃないですか!
きっと、できていなかったでしょうから。
他者の機嫌に抵触しないように、体を縮こめていることはしんどかったでしょう。
これからは、伸び伸びと思うように行動なさっていただけるといいですね。
ご活躍のほどが楽しみです!!
最後に「写真撮っていいですか?」とカードの画像を撮影していかれました。お役に立ちますように。
献血は一番簡単なボランティアです。
あなたの血液が誰かの命を救います。
※毎月第二第四木曜に、新長田鉄人前献血ルームにて無料リーディングのボランティアを行っております。短い時間ですが、少しでもお気持ち軽くしていただけますように。
🥠🥠🥠🥠 運試し!ジャミくじ 🥠🥠🥠🥠
ジャミラが今日の運勢を占う「ジャミくじ」、
お題を思い浮かべてからバナーをクリックやで〜!