クラスでSNSのトラブル[読売新聞人生案内]

主旨)人生案内をネタに好き勝手書く

14歳、中学3年の男子です。

最近、SNSでのいじめが増えていると聞きますが、自分のクラスでも、LINEなどのSNSが原因で、トラブルが起きているようです。

僕は小6から中2まで、悪口を言われてきました。そうしたこともあって、悪口を言われているクラスメートを見ると、とても心が痛みます。

また、SNSというものは、学校にいる間だけでなく、家に帰っても目に入る上、他人には気づいてもらいにくいこともあって、される方はとても嫌だろうと思います。

そんな状況に、なぜ自分は悪口を投稿してしまう人に何か一言かけられないのだろうか、と自分を責めてしまいます。

このような時には、いじめをする側、される側にそれぞれどのような言葉をかければよいのでしょうか。(神奈川・E男)

こんにちは
あなたの罪悪感を消滅させる
ヨシヨシする人ヨシヨシスト
いまぷ です。

傷ついたことがある人は、他者にも優しいという典型のようなものですね。

E男さんはご自身も悪口を言われた経験があるゆえに、クラスメートの痛みにも敏感になってしまう。

これはエンパシーですね。

エンパシー体質の方は背負うものがシンパシーよりも重い。

どうにかしてあげたい、という気持ちも、上っ面で「イジメは悪いことだ」と声をあげる人とは比べ物にならないでしょう。

だって自分が辛いんだから。

自分のためにできないことでも、人のためにならできる、という考えがあります。

自分のためには水の中に飛び込めなくても、人を助けるためなら飛び込める、みたいな。

その逆もまた然り、人のためにはできないことでも、自分のためならできる。

自分をラクにしましょう。

自分の心が傷つく機会を減らすように心がけましょう。

人を助けるためではなくて。

SNSやいじめの問題は、いわば社会問題。

個人でできることには限りがあります。

個人でできることは、自分は傷つけないこと、自分が傷つかないこと。

そしていじめの恐怖で自分を曲げないこと。

E男さんの人を思いやる優しい気持ち、その尊い気持ちをSNSいじめ問題に限らず、周囲にばらまいてください。

すぐに目に見える効果は現れなくても、その優しさに触れた人には必ずや何かが伝わります。

黒いものしか知らない人に、白もあるんだよ、白っていいんだよ、と言外に伝えていくこと、それがE男さんにできる最大のことではないでしょうか。

優しくするっていいことなんだ、と布教伝道してください。

回答は尾木直樹(教育評論家)さんです。

最近、海外では青少年のスマホやSNSの使用を制限する動きや、いじめの加害者に禁錮刑や罰金を科す、大学進学への道を閉ざすなど厳罰化の動きが加速しています。それだけSNSによる子どもたちへの影響が深刻なのです。ネット上の 誹謗 ひぼう 中傷やデマ等は国際的課題です。大人も子どももデジタルモラルやスキルを高め、平和で安心できる社会を目指したいものですね。

本来は、

本来は、

人は白いものは汚したくないのです

残念ながら

白いものを汚すことに

喜びを見出す人が

ゼロではありません

せめて自分の白さだけは

たとえ汚されても

何度も漂白剤で白くしていただけるといいな

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