富山行

本日は
・ホテルのバー
・ビッグイシュー販売員さん
・成年後見人
の3つのお題をお送りいたします。

1)ホテルのバー

みなさんご存知のように(知らんか)私の母は脳梗塞の後遺症のリハビリのために施設にはいっています。施設から呼び出しくらったので富山にいってました。

今回はたいした用事ではないので日帰りでもよかったのですが、安いチケットを探していたら、なんと1泊2日で10,000円というプランを発見しました!

往復の交通費より安いじゃん!泊まるか!! 

宿は金沢でした。北陸新幹線が開通したおかげで、金沢〜高岡間の移動がめがっさ不便になりました。新幹線がやってきたら在来線がダメになる、という見本のようなものです。イオンができたらその地区は壊滅状態になる、というのと同じですね(同じです。

富山に行く際はいろいろ肉体労働があるのでどうでもいいカッコで行きます。今回もジーンズにどうでもいいフリースとかでいったのですが。

が。

1万のプランだと思って舐めていたらですね、思いのほか格式あるホテルでして、ビビりました。やばい、着物きてくればよかった。スイマセン、スイマセン、こんなカッコでスイマセン、と一気に卑屈モードになった私を許してください。

そんな私を(どんな?)可哀想に思ってくれたのか(違)、ホテル内のバーの割引券を貰えたのです。思いの外安かったので、せっかくだから行くか、といったのですが。

が。

これがまたビビる格式の高さでしてね!やばい、超まともなホテルのバーだ、ドレスコードあるんと違うか?その服装ではちょっと、と帰らせられるんと違うか?とガクブルでした!!

こんなカッコですいません、と卑屈度をさらに高めていったのですが、どうぞ、どうぞ、と迎えてもらえました。そこそこ年配の、シュッとした誰もが思い浮かべるとこのホテルのバーテーダーといった風情の方です。

お客は私だけの貸切状態、格安チケットで来たため思いがけずホテルの格が高かったのでビビッている、と正直に言いましたら、格が高いということには一切謙遜がありませんでした。

開業以来たいした改装してないんですよ、と言われるので、なるほどー、だから内装のあちこちが昭和の風情なんですね!と膝の皿を割ったら、そうそう、その通り、と笑われました。

話もはずみ、お酒も豊富だったので次が控えているというのについ杯を重ねてしまいました。

また格安チケットを見つけない限り、もうこのホテルにもこのバーにも来ることはないでしょう。

2)ビッグイシュー販売員さん

みなさんご存知のように(知らんか)私はビッグイシュー誌に寄付をして名前を載せてもらう、という実にささやかな夢があるのですが、情けないことにいまだ果たせず。

ビッグイシューといえばホームレス状態の方のサポートのための雑誌。私がホームレスという存在に目が向くようになったのは献血ルームがきっかけです。

献血ルームにはホームレス状態の方が少なからず来られて、そこで初めてホームレスの方々の実態に触れることになったのですよ。厳しい状況は知ったものの、力も行動力もないので本誌を購入するぐらいしかできなかったのですが、ツイッターを介して金沢の販売員さんとご縁がつながりました。1度お会いしてます。

で。

ひとりで泊まったら暇を持て余して飲み倒すだけなので、その暇つぶしのお相手をお願いしたのですよ、金沢在住販売員さんに(仮にビッグさんとします)。

ビッグさんに目をつけたのは、ツイッターの140字から並々ならぬものを感じさせられたからで。この表現が適切かどうかはわかりませんが、ものごっついインテリな文化人の書き手です。つまり私は、ビッグさんの書くものに惹かれたわけですよ。

ホテルのバーの次に控えていたのは、ビッグさんとの飲みでした。

ビッグさんから、よかったらどうぞ、と渡されたのはなんとビッグさんの自主制作のブックレット、ビッグイシュー以外の印刷物も販売されているようです。制作単価をうかがったら1部150円だと!あまりの安さにどうやって作製されてるのかをうかがったら、それがまたすごくてですねー。

キンコーズってあるじゃないですか、出力センターみたいなとこ。PCも使えますが、金沢のキンコーズでPCを無料で使える日があるのだそうです。

ビッグさんはガラケーしかお持ちではありません。ガラケーにテキストを打ち込んでおいて、それをキンコーズのPCで取り込んで、Illustratorで原稿をつくって、ほんで出力・製本までをされるのだそうですよ!!

すごくないですかー?

才能というのはほんまどこにでも転がっているんだなー、と改めて思わされました。重松清を目指すとか言いながら、なんの行動も起こせてない自分が恥ずかしかったですよ!!

というわけで(どういう?)今日は大阪でのビッグイシューのボランティアに参加いたします。

3)成年後見人
さて、今回の富山行きのメインの目的は、成年後見人の申し立て手続きをすることです。プロにやってもらうと10万ほどかかるので、なんとか自分でやろうとしたのですけど力尽きたダメ人間です。

申し立てが認められるまで3ヶ月かかると聞いて、ぶっちゃけ、超ぶっちゃけ、3ヶ月も生きてないんちゃう?と思って手続きに踏み切れなかった非道な娘ですよっ。

周囲の期待予想を大いに裏切り、どんどん回復していってるので今後のことを考えなくてはならなくなったのですよ。

ネットで検索して行政書士事務所を見つけました。検索でトップにあがってきたとこにフォームから問い合わせたものの梨の粒でです。電話で問い合わせするのもめんどくさかったので、候補からはずしました。

検索で2位に表示されたとこにメールを送ったらエラーで返ってきました。んもー、と思ったけど、もういろいろ探すのもめんどうなので、電話嫌いな私ですが仕方なく電話しました。そしておまかせすることになり、事務所を訪ねたのです。

離婚の際も行政書士さんに頼りましたが、法律というのは扱うのは人間のドロドロなんですよね。感情では整理できないものを、法律で仕分けするんですね。たいがいの自分曝しは平気な私でも、これをまったく見ず知らずの人に話すのはちょっと、という聞き取りの工程が苦痛でした。

親類縁者の一覧を書かされましたが、母の元夫、つまり私の父も登場することとなり、生きてるか死んでるかわかりません、と伝えました。

いろんな書類かいたりとかが全部おわり、それでは後はよろしく、となった時にふと思いました、探して貰えるのかな?と。

父って探して貰えるんですか?

戸籍からたどっていけば見つかるとおもいます

費用はいかほどで?

県外まで探しにいかなくて済むなら、戸籍なんかの料金だけですよ

そんな簡単なことなのかー。探してもらうようお願いしてきました。たとえ見つかったとして、会うかどうかはわかりませんが。

さー、そろそろ北陸限定スペシャルメニューを作らないと、アンモナイト。北陸のみなさま、どうぞよろしくお願いいたしますよっ(懇願。

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