50代の会社員女性。20代半ばの長男は、中学生の頃までは友達が多く、明るい子でした。しかし、高校入学を機に初めて地元を離れ、新しい環境で生活を始めた頃から人とのコミュニケーションが苦手になりました。友達に気を使いすぎて疲れてしまい、勉強もついていけず、満員電車にも乗れなくなりました。不登校が続いたため、途中から通信制に編入しました。
推薦で入学した大学も、コロナ禍の影響で新生活をうまく始められませんでした。結局は、友達も作れないままで今も通えずにいます。アルバイトも何かトラウマがあるのか、とても嫌がります。
長男は色々と考えてしまう性格で、生きづらさを抱えているようです。心療内科やカウンセリングも受診しましたが、楽にならないそうです。親として今後どのように支援すればよいですか。(東京・A子)
あなたの罪悪感を消滅させる
ヨシヨシする人ヨシヨシスト
いまぷ です。
息子さんは20数年という短い人生で、何回も困難な山場に遭遇されたのですね。
山を乗り越え続け、気力体力が尽きてしまったのかもしれません。
これは不登校や引きこもりも同じといえますが、エネルギー枯渇状態なのです、ガソリンが切れてしまったのです。
動くための燃料が空っぽになってしまったので、動けるはずもありません。
少ない残量で騙し騙しやってこられたのが、ついに燃料が尽きてしまったのです。
燃料が尽きて動けなくなったらどうするか、燃料の継ぎ足ししかありません。
心身ともに十分な休養をとって、英気を養っていただきたいものです。
親御さんにできることは、安心して休養していただく環境を整えて、見守っていることだけでしょう。
新たな一歩を踏み出す準備ができた時のために、物心ともにサポートできるように用意なさっておくとか。
動けないことに対して、息子さんはご自分を責めていらっしゃることと思います。
責めなくていいよ、というのでもなく、責めてしまう気持ちも受け止めてあげていただけますように。
回答は大野裕(精神科医)さんです。
友達に気を使い過ぎて疲れたのかもしれませんが、ご長男は人に気を使うことができる方です。親として「何もしない」という行動を選択するのはとてもつらいものですが、信頼して遠くから見守り、必要なときに応えられるようにしておくことは、ご長男にとって大きな支えになるはずです。
もちろん、ご自身のことも責められませんように。
