50代主婦。中学校教員の夫の相談です。
仕事熱心な夫はたいてい休日も職場に出かけます。そんな夫が栄養不足にならないか心配で、私が弁当を作って渡していました。
休日なのに、夫はやりたいことが山積みで、食事は後回しです。しばしば「食べるのを忘れていた」とそのまま持ち帰り、泣く泣く捨てたこともあります。前日からメニューを考え、時間をやり繰りして作ったのに、と悲しくなります。
先日もそんなことがあり、「もうお弁当は作らない」と宣言し、夫も了解してくれました。それ以降は食べないか、コンビニのパンで済ませているようです。
夫は弁当を必要とせず、私もお弁当作りから解放されたのだから、これでよかったと言い聞かせています。それでも長い夏休みなどに、夫が体調を崩さないか不安になり、作らないことに罪悪感を覚えて、すっきりしません。(大分・S子)
あなたの罪悪感を消滅させる
ヨシヨシする人ヨシヨシスト
いまぷ です。
一家の主婦として家族の健康に気を配る立場のS子さんとしては、自分が考えて作ったお弁当ではないものを食べることで夫さんが健康を損ねるのでは?と心配、不安を感じていらっしゃるのですね。
もしも夫さんが体調を崩すことがあれば、S子さんの脳内では「私がお弁当を作らなかったせいで夫の健康を損ねてしまった!」という認知の歪みが発生すること間違いなし!
夫さんの健康はS子さんのお弁当によって全て左右されるわけではありません。
S子さんのお弁当を食べることで、夫さんが何を食べているかのほとんどをS子さんは把握できていることになります。体に悪いものは排除されていることでしょう。栄養に留意されたものがいっぱい詰まっていることでしょう。
どこで何を食べているかわからないという不安だけは、お弁当作りによって解消することができますね。
S子さんがお弁当作りから解放されたのに、それを喜べないのはなぜか。
それは未完了なものがあるからです。
せっかく作ったお弁当を食べてもらえなくて泣く泣く捨てた
悲しかったお気持ちが、手付かずで放置されています。
捨てるくらいなら作らないほうがマシ
実に合理的な判断ですが、合理的なものは往々にして気持ちを置き去りにしがちです。
「夫さんのために何かしてあげたい」という欲求、「夫さんのために何かできている」という達成感、これに代わるものがお弁当作りからの解放では得ることができていないのですよ。
お弁当作らなくていいんだ、ラッキー!
このように、すぐに気持ちの切り替えができる方もいらっしゃることでしょう。
でもS子さんにとっては、時間やエネルギーを自分自身に費やすよりも、それを夫さんに費やすほうが得られるものが大きかったということです。
だから、捨てられて悲しかったし、お弁当作りから解放されても嬉しくないどころか、罪悪感まで抱いてしまいます。
夫さんへの気持ちが詰め込まれていたお弁当、そのお気持ちをお弁当ではなくて他のものに詰め込んでいただけたらいいですね。もちろん、ご自分に詰め込んでいただいてもいいのですよ!
近しい距離でいることだけが「支える」ではありません。S子さん自身の行動範囲を広げることで、夫さんを支える力をより強くすることにつながるように思います。
回答は最相葉月(ライター)さんです。
ご主人だってお腹なかがすかないわけではないでしょう。例えば片手で食べられるおにぎりと、湯を注ぐだけでできる味噌みそ汁なら負担にならないのでは。押し付けず、食べられなければそれでいいという気持ちで。栄養バランスは朝晩の食事で整えれば十分でしょう。
力になりたいという想いは夫に伝わっているはず。あとは家にいる時間をできるだけ快適に過ごせるようにしてあげてください。
料理研究家のリュウジさんがお弁当の著書で書かれてました、「弁当で野菜を食べさせようと思うな、野菜は家で食べろ」って。外出先では、とりあえずのカロリーさえ摂取できれば十分なようですよ。
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