60代の女性。3年ほど前に妹の夫が病気で急に亡くなりました。妹は連日連夜泣いて暮らしていたために、電話で慰めたり、励ましたりしていました。妹の子どもたちも近くに住んでいて、妹の世話をしてくれたために、次第に妹は落ち着きを取り戻しました。
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恥ずかしくてこのことは誰にも言えません。主人はあきれるばかりで、私の状況を理解してくれません。どうしたら不安を打ち消すことができるのか? 心の持ちようを教えてください。(奈良・Y子)
相談文全文はこちら
https://www.yomiuri.co.jp/jinsei/20220502-OYT8T50168/
一人になったらどうしよう、というのは夫さんに先立たれてしまうことを恐れていらっしゃるのでしょうか。
それを夫さんはわかってくれない。備えがあるから心配不要と思っていらっしゃるのかもしれませんね。夫さんから安心させてもらえたなら、相談者さんの恐怖もなくなるのでは?
今日はサイコロです。
天山遯の3爻
係遯之厲/有疾憊也/畜臣妾吉/不可大事也
逃げないといけないとわかっていても、後ろ髪を引かれていて思い切って逃げられない
さ、逃げないといけないものはなんでしょうか。
之卦は天地否、いわば虎の威を借る狐状態です。
解決策の互卦は天風姤
本来の意味は夫を凌ぐような女になってはいけない、です。
易も四柱推命も女が男にかしずくのが当然の価値観の時代のものです。現代とはそぐわないものもあります。
男勝りは古代中国では忌むべき存在だったかもしれませんが、今は違います。
夫にぶら下がってばかりいるから不安になるので、自分でも動けることがわかれば不安はなくなっていく、というのが結論となります。
頼る先を夫さんだけにしないというのもアリですね。頼れるとこは頼る。自分でできることは自分でやる。方向性を決める。
不安は動くと無くなっていきますよ。
回答は海原純子(心療内科医)さん。
こうした対策をたてたら、このあとは、あなたが集中して、楽しめることを見つけたらよいと思います。そして今日一日を精いっぱい楽しく充実させようとしてはいかがでしょう。これから先のことはわかりませんが、今はあなたひとりではないのですから、ともにいる人との時間を大事になさってください。
先を見すぎるのも不安のもとですね。