はぁ、この1週間はこれ以外のことが手につかんかった。
原作は重松清先生(敬称つき。
実は以前に読んだ時は、ピンと来なかったのです。
親父、親父と家父長制を強く感じさせるものが鼻についたのです。
が。
何気にドラマを見たら横っ面を張られまして。
なんで原作にいいイメージがなかったんだろ、まずは読み返さねば。
そしてTVerで続きがすぐに見られなかったので、映画とドラマのDVDをまずは消化。
原作を再読、そしてTVerの続きも消化できました。
とんび漬け、とんび三昧の日々!!
ひとつの作品をこんな短期間でいろんな形で見るというのは初めて。
作品の理解も深まるとともに、原作をこんな風にアレンジするのか、目の付け所とはこんなに違うものかと驚きました。
頑固者のお父さんと、全てを受け止める妻、そして目に入れても痛くない息子。
穏やかな家庭の物語が姿を変えるのは、夫の職場での事故で妻が命をなくした時から。
事故が起きたことに対して自分を責める人がいます。
そして、事故の直接の原因となった人がいます。
お父さんは誰も責めません。
いえ、責めます(どっちやねん。
妻を守れなかった自分が悪いのです。
お父さんは全てを自分が背負います。
周囲の人々は抱え込むお父さんを見るに見かね、あらゆる手助けをします。
自分を責めているお父さんに「お前は悪くない」と腹の中で語りかけます。
なんだろう、悪いのは俺だ、と、お前は悪くない、が延々とキャッチボールをしているようです。
不毛なキャッチボールを終わらせたのは、謝罪ではなく感謝。
息子から父への感謝の言葉が、父親の謝罪の旅を終わらせました。
これがね。
「すいません」は使わないでください、ってことなんですよ。
あなたを受け取り上手から遠ざける最強NGワード!!
「ごめんなさい」はまだしも、「すいません」は責任の所在を曖昧にします。
原因がわからないと、人は「自分が悪いのでは?」「自分のせいなのでは?」と疑うのです。
いきなり姿を見せなくなった母、事故で死んだということもわからない幼い息子は父親にこう尋ねるのです。
お母さんは僕のことが嫌いだからいなくなったの?
自分を責めるのです。
僕を置いていきやがって!とお母さんを責めることはしないのです。
人は自分を責めるのです。
大切な誰かを責めるくらいなら、自分が悪者になる方がマシなのです。
でも、自分が本当の原因でないのに、自分を責めたって問題が解決するわけではありません。
だからコネクトロンでは、問題の本当の原因を探すのです。
あなた以外のところにそれを見出すのです。
「あなたは悪くない」とお伝えするために。
あなたは悪くない
大切な人が苦しんでいるのを見るのは辛かったよね
大切な人がいなくなっちゃって寂しかったよね
悪いのは自分だ、って思っちゃったよね
丶(・ω・`) ヨシヨシ