映画を見てきました。
Tverで映画の存在を知って、原作を読んで。
2013年、関西の中小企業7社が集まり、あるプロジェクトが発足した。元受刑者に住まいや仕事を提供し、再犯を防ぐ「職親プロジェクト」。参加者の中に、ひとり複雑な思いを抱えた男がいた。大阪の建設会社社長の草刈健太郎さん。草刈さんには大切な妹を殺された悲しい過去があった。
せっかく救いの手を差し伸べた元受刑者に裏切られるのは日常茶飯事だそうで、その度に心は折れるのだそうです。
プロジェクトの中心になっているのは、大阪ではお馴染み、お好み焼き屋「千房」の社長さん。
映画の終了後トークショーがあり、映画では触れられていない職親プロジェクトの様々なエピソードが披露されました。
千房社長に法務省から白羽の矢が立ったのは、元受刑者の雇用実績があったからだそう。
千房社長が草刈さんに声をかけたのは、東北震災後のボランティアでたまたま知り合ったからだそう。
声をかけた時、千房社長は草刈さんが妹を殺された被害者家族とはご存知なかったそうで、「知ったら声かけなかったよ」と。そうでしょう、そうでしょう。
妹さんを殺められた痛みが癒えていないのに、なぜ草刈さんは元受刑者に手を差し伸べることができるのか。
恨んでいます、許せていません。
でも。
自分と同じ被害者を二度と生んではいけない。
草刈さんを支えているのは、その気持ちだけのように思えました。
近しいものをビッグイシューにも感じた私を許してください。
ビッグイシューさんは、脱ホームレスに確固たる実績とシステムを作り上げていらっしゃいます。
私がささやかながらサポートをさせていただいているのは、私たちもいつホームレス状態になるかわかんないからです。
受刑者もそう。
死ぬまで絶対に刑務所に入らないなんて、わかんないです。
誰もが普通に屋根があるとこに住み、犯罪を犯さずにいられる、それは”たまたま”の僥倖なのです。
そうならないために、そうなった人たちのサポートをする。
恩返しじゃなくて、恩送りですかね。
草刈さんはことあるごとに元受刑者に声をかけます、「ありがとう」と。
恨みを晴らせるのは、「ありがとう」という言葉だけなのでしょうね。
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