1月の読書メーター
読んだ本の数:22
読んだページ数:4054
ナイス数:429
ぶどう園物語-ザ・スターリンになれなかった男
読了日:01月25日 著者:ツージーQエピタフ 幻の島、ユルリの光跡
読了日:01月25日 著者:岡田 敦伴走者は落ち着けない―精神科医斎藤学と治っても通いたい患者たち―(叢書クロニック)
読了日:01月21日 著者:インベカヲリ★
川のほとりで羽化するぼくらの感想
初著者さん。4篇の短編集。それぞれ作風が異なるので、1話1話「え?」ってなりました。押し付けられる理不尽に、潰されるでもなく戦うでもなく、少しでも息がしやすい場が見つかることを諦めない人たちの物語。主人公はみな誇り高い。
読了日:01月20日 著者:彩瀬 まる
THE BIG ISSUE JAPAN495号の感想
巻頭リレーインタビュー、高野寛さんのYMO愛が胸熱!気づいていないだけで誰にでも高野さんにとってのYMOのような存在があるのでは/ノーベル平和賞を受賞したマララさん、彼女の体験は特殊なものではない、世界の女性は確かに過去と比べれば自由を獲得できているだろうけれど、実はとても綱渡状態のもので、それを維持するために決して歩みを止めてなならないというのがなんとも/そして続く特集「世界をつなぐ文学」、マララさんの記事の流れで人の営みは例え言葉が違っていても、共通無意識のようなものを作り上げていくのではと思わされた
読了日:01月17日 著者:
トカゲのすむしま (講談社の創作絵本)の感想
離小島に1人住む年寄りトカゲ。年に一度、海鳥たちがやってくるのが唯一の楽しみ。船から漏れた油に絡め取られ身動きできなくなっていた子どものウミスズメを助ける。トカゲを慕い、島にずっといたいというウミスズメの子に「また帰っておいで」と言葉をかけ旅立ちを促す。島にただ1人というトカゲの姿の寂寞を思うと、灰色の空に押しつぶされそうに感じた。スズメが戻ってくるところで終と思いきや、待ち侘びるものの姿が現れるのは後の方がいいこということか。実際のムカシトカゲは絶滅の危機に瀕しているとのこと。本来はトカゲにも仲間がい↓
読了日:01月14日 著者:串井 てつお
AERA (アエラ) 2025年 1/13 号【表紙:CLASS SEVEN 】 [雑誌]の感想
リュウジさんのスープ記事目当て。徹底した自己管理とストイックさ。やはりベースになるのは知識。それが自分への信頼となる。久々に手にとったら文春新潮以上に読めるとこが多かったけど、旧ジャニーズ系のタレント(アーティストだなんて言わないよ)の多用ぶりが鼻につく。
読了日:01月14日 著者:
占いにすがる私は間違っていますか? (シリーズ立ち行かないわたしたち)の感想
「占い」は間違っていない。「すがる」が難あり。ということで(どういう?)「すがる」対象は占いに限らず。すがらせてしまうもの、何かにすがらざるを得ない状態に陥ることが問題。「すがる」のではなく「頼る」がいいかな。ちゃんと目的地までたどり着かせてくれるヨスガとなるもの。占いでもなんでも、その手段でお金ばっか使わせられて解決してないのに辞められないものは、すがっている状態なんだと思って、早々に手を切ることがオススメ。
読了日:01月13日 著者:福々 ちえ
奇妙で不思議な菌類の世界の感想
絵本以上図鑑未満というボリューム。優しい語り口は子どもの興味をそそってくれるだろうし、菌類初心者の大人には十二分すぎる内容。絵がかわいい!実物とはややギャップがあるかもしれないけど、もしも菌類にネガなイメージを持っている人がいるならそれを払拭してくれるでしょう。菌類の進化の工程を見ると、なんと偉大な積み重ねを人間は安易に潰してしまっているのか。人間という生き物が存在していること自体、ほんのたまたまの産物でしかない、自然のシステムに組み込まれている一部してしかないことを肝に命じなくては。
読了日:01月11日 著者:リン・ボディ
はたらく図書館 (写真絵本 はたらく)の感想
本好き垂涎のお仕事でしょう。何十万冊の蔵書を管理するシステムは奈良県立図書館だそうで、図書館システムとは思った以上に巨大でした。図書館のスタッフの基本は接客業であること、カウンターの舞台裏は表の本の整然ぶりとは裏腹に仕事量の多さを想像させる雑多さ。扱うものは何であっても、それを利用する人との距離感、いかに求められるものを提供するか、それに変わりはないと思わされました。
読了日:01月11日 著者:矢萩多聞
はたらく製本所 (写真絵本 はたらく)の感想
製本所の業務が女性スタッフの1日として紹介されています。山と積まれた本に、大規模マニュファクチャリングかと一瞬思わされたけど、実に繊細な手作業の連続でした。本好きが丁寧に一冊一冊を仕上げる様子が目に浮かぶよう。
読了日:01月11日 著者:矢萩多聞
軍人婿さんと大根嫁さん 4巻 (FUZコミックス)の感想
無料で1巻読んだら我慢できず続きを課金(最近このパターン多いな)。高スペック男性とやわやわ癒し系女性との、よくある「なんでこの女性が選ばれるのかわからん」系かと思いきや、全く想定外に気持ちを揺さぶられまくった。うっかり戦地から生きて帰ったがために、己が不要な存在であることを改めて思い知らされ、他者が望むままに生きることを決心した軍人婿。男子の後継が生まれなかったために婿を取らざるを得なかった嫁。求められる役割を生きることばかりしてきた二人が、互いの穴を埋めるように結びつく。山の暮らしの描写がとても丁寧↓
読了日:01月11日 著者:コマkoma
ピクニック部の感想
尊い。帯にある「気高き青春小説」、気高い。気高いという感覚、きょうび誰がいつ持つことができよう。ロリータに潔く身を沈めた少女が主人公の3作、既出のものは馴染みのブランド名の登場に「そう、そう、そうだよね」と読み進められたけど、書き下ろしの「ピクニック部」なんと練りに練られたセッティングか。ディテールで埋められた行間に間などない。積み重ねられたピースが作り上げる山は、ピースの量によってその形を変える、読者に読み違えなどさせない。「下妻」にあった20ページ以上のパチンコの説明を思い出させられましたね。自分の↓
読了日:01月10日 著者:嶽本 野ばら
鳥が人類を変えた: 世界の歴史をつくった10種類の感想
タイトルに異議あり。人類によって本来の生き方を変えさせられてしまった鳥、が正しいのでは。人類の関与が他の生き物にとってメリットになるケースは希少なのでは。ほとんどは人間が生き物を消費/犠牲にするばかりなのではないかと。なぜクリスマスに七面鳥を食べるのか、考えたこともなかった浅薄な私をお許しください。雀の項は読むが辛かった。ナチスの行った民族浄化に例えられるような残虐行為、対象がユダヤ人かどうかの違いで、やってることは同じなのだな。鳥インフルは人間にとってタンパク質としか見なされない鳥たちからの報復では。
読了日:01月07日 著者:スティーヴン・モス
孤独のことなどの感想
この方のいう孤独とは、寂しいなどという生温いものではなく。うっかり人に触れて温かさを感じてしまったら、自身を支えているものが一瞬にして崩れ落ちてしまうのだろうなあ。
読了日:01月06日 著者:北条 民雄
はだかの白鳥 阪大大学院卒でAV女優にの感想
阪大院卒AV女優さんがnoteに綴ったものの書籍化。院卒ということが話題になるということは、AV女優という仕事は院卒の人間がするものだとは思われていないということ。鑑賞に値する体であることと、そしてセックスが好きだったということが適性だったよう。バレエでトップを目指せなかったのは発育が良すぎる体のせい。そのために摂食障害となり家族のバランスが乱れた。あまりそのへんには触れてないけど、これはもっと強く訴えてもいい要素なのでは。家族の物語にせず、自身が切り開いたものに徹したかったのかなあ。どんな仕事もプロは↓
読了日:01月06日 著者:藤かんな
羊が金の星をとぶ (ビッグコミックス)の感想
手にとって、ピンクのフワフワした雰囲気の装丁にちょっと驚き。フワフワ装丁とは打って変わって、荒んだ家で育ち早々に独立を余儀なくされた少女と、穏やかな家庭でスクスク育ったものの社会の壁に打ち当たり心が折れた少女、幼なじみの二人が精一杯支え合って世の荒波を渡っていき、それぞれの屋台骨となるものを見つけていくという堅いガッツのお話。終わりには福島の震災とコロナが将来世の中を荒ませることが匂わされているけど、何が起きようとブレないものを少女たちは獲得しているということが示されていた。「その女ジルバ」同様、生きて↓
読了日:01月04日 著者:有間 しのぶ
賭博黙示録カイジ(13) (ヤングマガジンコミックス)
読了日:01月02日 著者:福本 伸行開運養生12か月
読了日:01月02日 著者:櫻井 大典,暮れの酉
ウソでしょ!? マジです!! たべものびっくり事典の感想
図書館で予約したらえらいこと待たされました。人気本なのね。おかゆがそれほど消化が良くないというのが意外でした!(知らなかったの私だけ?)
読了日:01月02日 著者:こざき ゆう
10歳からの 考える力が育つ20の物語 童話探偵ブルースの「ちょっとちがう」読み解き方の感想
加藤浩次が「正義の反対は相手の正義だ」と発言したことにインスパイアされて編まれた書籍。童話寓話のリフレーミング集。
読了日:01月02日 著者:石原 健次
アウシュヴィッツの父と息子にの感想
ちょっと長いですが序文の引用を。「ホロコーストの話は数多くあるが、この話は特別だ。中略。ナチスの強制収容所を1930年代末という最初期の大量拘束から”最終的解決”とその後の解放まで、すべてを経験したユダヤ人はほとんどいない。そして、父と息子がこの地獄のすべてをはじめから終わりまでともに乗り越えた例は、わたしの知るかぎりほかにない」。ホロコーストの物語では”いつ”ということがとても重要に思います。複雑なヨーロッパの勢力地図で、拘束と解放のタイミングは様々で、川を隔てた彼岸と此岸の距離で喜びか絶望か降り注ぐ↓
読了日:01月02日 著者:ジェレミー・ドロンフィールド
読書メーター
神戸炎上まであと47日

コネクトロン20周年記念のイベント「神戸炎上」がいよいよ近づいてきました。バンドとかライブハウスとかあまりお馴染みのない方向けに、神戸炎上主役の「モンスターロシモフ 」を紹介していきます。
ご祝儀だと思ってお越しください!
↓チケットご予約はこちらから
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予約特典の手拭い、当日お渡ししますね♪

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