介護福祉士の４０代男性。２０代後半の頃に中古の戸建てを購入し、７０代の母と同居しています。住宅ローンは今年で完済の予定ですが、母が「ここは地震の時に津波の恐れがあるから引っ越ししたい」「将来、結婚した時に困らないように新しい家を建てよう」などと非現実的な要望を言ってきてうんざりします。
自宅の購入時、母が光熱費などの生活費を一部負担する約束でした。しかし、実際にはローンの返済に加え、家計の支出の全てを私が担っています。母に抗議しても「年金が少ないので無理」と拒否されました。
家事をしてもらっていることへの感謝はありますが、今後引っ越しをしても母との同居は正直したくありません。ただ、母の年金受給額を考えると１人で生活するのは不可能です。引っ越した場合、同居を続けるべきですか。別居するべきですか。（秋田・Ｎ男）
あなたの罪悪感を消滅させる
ヨシヨシする人ヨシヨシスト
いまぷ です。
Ｎ男さん、２０代で住宅購入、４０代でローン完済とはすごいですね！
その原動力は一体なんだったのでしょうか。
お母さまの「将来、結婚した時に困らないように」という発言からして、Ｎ男さんは結婚を前提としての住宅購入ではなかったのかな？
Ｎ男さんは住宅購入をされた時点で、どのような人生設計だったのでしょう。
現在のお母さまに経済的な責任はないですから、頭に浮かんだままに「非現実的」なことを口にされるのもやむなし。
Ｎ男さんがお母さまの要望を全て叶える必要もありません。
全てを自分が背負わなくてはならないと思うと、うんざりもしますよね。
今後の人生をどう生きるか、まずはお母さまのことを抜きで考えてみられてはいかがでしょうか。
大体のビジョンが固まったなら、お母さまの意見も取り入れる。
ひとまず、同居の是非をサイコロさんに問うてみます。
🔸本卦：山沢損 三爻
3人で行けばひとりがあまり、ひとりで行けば友を得ることができる
🔸裏卦（自分の本音）：沢山咸
感じたものから正しいものを得る
🔸賓卦（相手の本音）：風雷益
利益を与えて欲しい
🔸互卦（解決策）：地雷復
再出発のとき
🔸之卦（未来）：山天大畜 三爻
進んでいくための知識や力を蓄える
まずはなんのために家を購入されたのか、思い返していただけませんか。
２０代の時点で、Ｎ男さんはどのような人生設計を立てていらっしゃたのでしょう。
そして２０年経過した今、当初の計画とどのようなギャップが発生していますでしょう。
こんなはずじゃなかったのにな、ほんとはこうしたかったのにな、そう思っていらっしゃるのはお母さまも同じでしょう。
お二人の間で、思いの齟齬が強くなっているのではないでしょうか。
そのすり合わせも、今となっては難しいかもしれません。
まずは過去と現在の相違、それと経済状態の棚卸しが急務と思われます。
現状を正確に把握することによって、これまでにはなかった案が候補として浮上するやもです。
回答は佐貫葉子（弁護士）さんです。
まずは、ご自身の収支を説明し、できることとできないことをきちんとお伝えしたらいかがでしょう。身近な親子間でも、自分が置かれた状況を理解してもらうのは時間がかかる場合があります。こうした会話を積み重ねた上で、今後のありようを選択してください。
思いはちゃんと口に出して、自分が伝えたいように伝えることが大切ですね。
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