2025年08月の読書メーター

8月の読書メーター
読んだ本の数:21
読んだページ数:3626
ナイス数:558

せっかちなハチドリせっかちなハチドリ感想
マイマイが目を殻の中に引っ込めるのは、自分を見つめるため。そうね、外ばっかり見てたら、自分が何かわかんなくなっちゃうのかもね。忙しなく羽ばたいていることで、蜜は見付けられても、蜜以外のものが見えなくなっちゃうのかもね、ハチドリさん。
読了日:08月31日 著者:安東みきえ

一晩置いたカレーはなぜおいしいのか (新潮文庫)一晩置いたカレーはなぜおいしいのか (新潮文庫)
読了日:08月31日 著者:稲垣 栄洋




暮しの手帖5世紀37号暮しの手帖5世紀37号感想
暮らしの手帖初代編集長花森安治が1970年に掲げた「一銭五厘の旗」、その一銭五厘の意味するところは、満州で交代用員を呼び寄せるためのハガキ1枚の値段。人の命がハガキ1枚の値段でしかないことを怒るだけではなく、それにノーを突きつけずにきた庶民側にも責任があるとし、声を上げ続けることを戒めたもの。読者の投稿、「資本主義の役に立つとは、つまるところ一銭五厘になるということではないか」、これに全てが言い尽くされている、今の日本の状況。
読了日:08月31日 著者:

洞窟ばか (扶桑社BOOKS)洞窟ばか (扶桑社BOOKS)
読了日:08月28日 著者:吉田 勝次




安野モヨコ選集 さくらん (小学館クリエイティブ単行本)安野モヨコ選集 さくらん (小学館クリエイティブ単行本)感想
「さくらん」が花魁ものの走りだったか。売られた悲しみ、いくらお職とおだてられても所詮は籠の鳥の女郎、うっかり気を許した男には裏切られる切なさ、花魁の物語は設定にそう変わりはない。違いを見せられるのはやはり画力。花魁ものを未読の方にはこれをお勧めします。

読了日:08月23日 著者:安野モヨコ

散歩道の図鑑 あした出会える野鳥100散歩道の図鑑 あした出会える野鳥100感想
「各種のキャッチフレーズとイラストで、特徴が一目でわかる、初心者にやさしい図鑑です。」とありますが、キャッチがしみる!!例えばウグイスなら「声は大きいけど恥ずがしがり屋」というふうに、特徴がとてもよく把握できる、イメージしやすいです。
読了日:08月23日 著者:柴田 佳秀

無意識に相手の心を動かすストーリーテリング: プレゼン・ライティング・セールスで使えるエピソードトークの技法を身につける無意識に相手の心を動かすストーリーテリング: プレゼン・ライティング・セールスで使えるエピソードトークの技法を身につける
読了日:08月23日 著者:城 智英
基礎からわかる 易の完全独習基礎からわかる 易の完全独習
読了日:08月23日 著者:翡翠 輝子,ウラナイ8易の会




おあげさんおあげさん感想
図書館本でしたが、読み終わる前にポチってしまった。平松さんの著書は初めてではないのに、思いの丈をぶつけられた度が凄まじかったですよ。油揚げという食材ひとつにどうしてこうも言葉が洪水のように溢れ出るのか。油揚げという型が形成されるまでの歴史を見れば、その経緯を追うだけでも簡単に済ませられるものではないとわかりました。大豆が豆腐から油揚げとなる、食べる人はもちろん作る人たちにどれだけの生活のドラマがあったことか。物に歴史あり人にドラマあり、それらをわざわざあえて言葉にしたただけ。↓
読了日:08月21日 著者:平松 洋子

下町の神父: 青年労働者と共に生きて下町の神父: 青年労働者と共に生きて感想
なかなかまとめられなくて(いつもまとまってないやんか!というツッコミは無しでお願いしますよ)。清く正しい司祭への道を歩んでいた青年が、お酒が特定の種類の人と近づくために有用な手段と気付かされたが故に、ミイラ取りがミイラになってしまった。お酒を救いとする場に集うのは、額に汗して働く人が多いからか、酒に溺れた司祭は労働問題の場に足を踏み込み、JOC(カトリック青年労働者連盟)に深く関わることとなった。理不尽な労働の現場からいかに自尊を取り戻していくかという事例が続くのだけど、そこにキリスト教の教えがどのよう↓
読了日:08月13日 著者:大原 猛

しっかり身につく!硬筆書写技能検定5級・6級のドリル 書き込み式練習帳 【オリジナルボールペン付き】しっかり身につく!硬筆書写技能検定5級・6級のドリル 書き込み式練習帳 【オリジナルボールペン付き】感想
教室に行けなくなったのでお手本を探しました。いくつか見たけど、これが習っていた先生の字に一番近かった。ええ、6級から始めますとも。ちっちゃい子に混じって検定を受けるのはちと恥ずかしいなあ😅
読了日:08月12日 著者:

誕生日を知らない女の子 虐待――その後の子どもたち誕生日を知らない女の子 虐待――その後の子どもたち感想
恒例、感想になってないブログです。「ワガママ対策、どうすればいい?」 https://connectron.jp/2025/08/yoshiyoshi/43960/
我儘って、「もっと、もっと」じゃなくて、本当に必要なものが足りてないってことなんですよ。
読了日:08月11日 著者:黒川 祥子

〈寝た子〉なんているの? ー見えづらい部落差別と私の日常〈寝た子〉なんているの? ー見えづらい部落差別と私の日常感想
神戸にきて間もない頃、神戸っ子との誇り高き老若男女が当然のように「あの人はこれだから」と指を3本、4本と突き出すことに衝撃を受けました。40年以上も住んでおきながら未だ神戸と同化できないのは、この体質がゼロになっていないと感じるからです。生まれ育った北陸の地方都市では、大っぴらについてそれについて語られることはなく、恥ずかしながらその問題については全く無知でした。施政者が支配のために意図的に差別を作り出すなら、明日は我が身。自分が絶対に差別される側にはならないとは言い切れません。当事者ではない無知こそ、↓
読了日:08月11日 著者:上川 多実

めじとやも 1めじとやも 1感想
困った、この作品の良さを伝える語彙が私にはない。とにかく読んで!としか言えない。ヤモリとメジロの仲良しコンビが、快楽殺人鬼の「猫」とキショキショ縦長生物である「人間」を遠巻きにしながらの観察記とでもいいましょうか。名言至言が頻出なんだけど、これとかどうですか、「キショいとは非合理的な行動から来る不可解さ」、これはぼのぼのに勝るとも劣らぬ哲学ですよ。
読了日:08月09日 著者:しけたいぬ

聖☆おにいさん(22) (モーニングKC)聖☆おにいさん(22) (モーニングKC)
読了日:08月09日 著者:中村 光




ルーザーズ~日本初の週刊青年漫画誌の誕生~ : 1 (アクションコミックス)ルーザーズ~日本初の週刊青年漫画誌の誕生~ : 1 (アクションコミックス)感想
まだ戦後の臭いが残る街に立つ双葉社と、そこから発行された日本初の青年漫画誌、漫画アクションの創刊秘話というたいへん濃ゆい題材。第一巻のメインはモンキー・パンチ登場。編集さんの試行錯誤ぶりは、日本に初めてのものを作ることになるからなのだろう。
読了日:08月05日 著者:吉本浩二

びっくりたまごびっくりたまご
読了日:08月05日 著者:エリック バテュ




どうぶつのアカチャンがうまれるまで:求愛・交尾・出産・子育てどうぶつのアカチャンがうまれるまで:求愛・交尾・出産・子育て感想
良書。まずは大人が読むべし。元動物園勤務の著者による、動物園の本来の役割に理解を求めるところから始まる。動物の自然の姿をみているわけだから自然な行為である交尾があって当然。それに大人が下卑た眼差しを向けることへの苦言。種の保存という動物園の役割からして交尾を含む繁殖はとても重要なこと。動物の繁殖はいかに大変かということから、同じようにして生まれてきた自分も大切にしてね、とのまとめはごく少量で、動物の生殖の素晴らしさが徹頭徹尾描かれております。
読了日:08月05日 著者:タカギ ノネ

THE BIG ISSUE JAPAN508号THE BIG ISSUE JAPAN508号感想
【リレーインタビュー】棋士の先崎学さん。鬱を乗り越えられてよく週刊誌の連載をされてたなあと思っていたら、やっぱり大変だったそう。将棋の楽しみ/魅力について端的に語られている。【スペシャルインタビュー】シンシア・えリヴォ。ウィキッドを見なくてはと思わされた。なんだ、この尖った磨き上げられ具合は。【ベーシックインカム】自民党や参政党がのさばってるウチは無理なのでは。【穂別診療所の四季】香山リカ先生の北海道日記。逝った人とはいつでも繋がれる。【映画インタビュー】菊池日菜子さん。「長崎」見に行く前に理解が深まった
読了日:08月04日 著者:

その子どもはなぜ、おかゆのなかで煮えているのかその子どもはなぜ、おかゆのなかで煮えているのか感想
ルーマニアからサーカス団として亡命した少女とその家族の物語。いやー、これは翻訳の勝利。ページを捲るというより、記録映画のフィルム1コマ1コマが目の前で流れていくようでした。短文の積み重ねが流れを作る陰鬱な白黒の世界。命の危険と隣り合わせの芸人の世界、国を転々とすることで使用言語が変わるその不安定さ。そして自身の成長による周囲からの扱いの変化。心の拠り所がなく、安心安寧と無縁の生活は最悪の事態を想像することでしか今を肯定することができないという絶望み。父との別れを前にして、絶望の象徴だったおかゆは、↓
読了日:08月04日 著者:アグラヤ・ヴェテラニー

森は海の恋人森は海の恋人感想
Kindleはあったのだけど、この表紙を見ていただきたくて登録。圧巻。これがほんまのSDGs。自然に任せておけば、勝手に必要なものが循環する。海から森を眺めていただけの海産資源で生きていた人々が、いかに海の豊かさは山の恵があるからこそということに気づいていく。山が荒れれば海も荒れる。漁を続けていくために、山を豊かにする活動を始める。資源が豊かな土地は文化も豊かなのだろう。山と海がタッグを組んだからこその豊かさが綴られた歌から「森は海の恋人」という名フレーズが編み出された。広葉樹の代わりに杉が植えられた時→
読了日:08月02日 著者:畠山重篤

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