自営業の40代女性。80代後半の父が認知症であることを母が認めようとせず、困っています。
父は約10年前に認知症と診断されました。しかし、母は当時から「年齢的なもので認知症ではない」「わざとやっている。私を困らせたいのだ」と主張し、現在も父の行動にどなったり、口論をしたりします。
最近の父は、デイサービスがある日以外の日中は、母を避けるように寝室にこもるようになりました。その結果、父が夜中に行動するようになり、手伝いに行っている私まで寝不足の状態になりました。
母には何度も説明しているのですが認めず、毎日どなり散らしています。このままでは、状況が更に悪化するのではないかと心配です。母に父の認知症を理解してもらい、両親に穏やかな日々を過ごさせてあげたいです。どうしたらよいですか。(福島・W子)
あなたの罪悪感を消滅させる
ヨシヨシする人ヨシヨシスト
いまぷ です。
病名がつくことがメリットとなる場合があれば、そうでない場合もあります。
お母さまにとっては、認知症という病名は受け入れ難いもののようですね。
病名がつくことのメリットは、「病気だから仕方がない」と許せること。
病名がつくことのデメリットは、向き合うべき対象が「病気」になってしまうこと。
意思の疎通ができていた夫ではなく、思いが通じ合わない「認知症患者」に相対さなくてはならないというのは、心情的にやるせ無いものがあるかと思います。
怒鳴りあえたほうが、向き合っているという手応えを感じられるのかもしれません。
また、お母さまも「自分も認知症になってしまうのでは?」という不安にかられてしまっているかもですね。
夫はどうなってしまうのだろう
自分も夫のようになってしまうのだろうか
そのような不安でいっぱいになっていらっしゃるかもしれません。
お母さまの不安、どのようにして取り除けばいいか、サイコロさんに尋ねてみます。
🔸本卦:風地観 四爻
君子の側にいるので、その徳がよくわかり支えになることができる
🔸裏卦(自分の本音):雷天大壮
力が盛んなことに任せ、行動が行き過ぎないように
🔸賓卦(相手の本音):低いところを見下ろせるくらいの高い場所にいる
🔸互卦(解決策):山地剥
君子は軽々しく事を起こしてはならない
🔸之卦(未来):天地否 四爻
徐々に良い気運に変化し、仲間とともに喜びを得られる
お母さまがお父さまの変化を受け入れがたくいらっしゃるように、W子さんもまた、お母さまの変化に戸惑っていらっしゃるように感じます。
お母さまもまた、W子さんとのキャッチボールをお若い頃と同じペースですることは難しくなっているでしょう。
以前だったら当たり前に受け入れてもらえていた正論や道理が、スムーズに受け入れてもらえなくなっている。
そのお母さまの変化こそ、まずは受け止めていただくことが必要ではないかと。
W子さんの中から「こうあらねばならない」を取り除いていただけたら、W子さんはもちろん、お母さまもお父さまも楽になることに近づけますよ。
回答は大野裕(精神科医)さんです。
そうすると、夫の認知症を冷静に受け入れ、夫の問題に適切に対処することができなくなってきます。そうした問題の原因が自分にあることを受け入れられないと、夫がわざと自分を困らせていると考えることもあります。認知機能が低下してくると、感情のコントロールもうまくできなくなります。
詳細がわからないのであくまでも推測で書きましたが、このようにいろいろな可能性があることを考えると、まずはお母様の気持ちに寄り添いながら、お母様が安心できる環境を作っていかれるのがよいと考えます。
老いていくことは、子どもに戻ることだと言いますが、かつてはできていたことができなくなり、人の手を借りることが必要になるというのも、子どもに戻るということなのかもしれません。
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