30代のパート女性。夫と生まれたばかりの子ども、義母と同居しています。元々一人暮らしだった義母が軽度の認知症と診断され、私の妊娠中に夫の実家での同居を決めました。
義母はコンビニエンスストアで缶コーヒーやお菓子などの 嗜好品を毎日のように買ってきます。私たちは家賃がかからないため、義母に生活費を一切もらわず、やりくりしています。物価高のなかで義母が自由に買い物をすることにいらだちます。また、私たちに何かを買ってくるという気遣いは一切ありません。
時折、義母は「私は過保護に育てられたので気を使えない人間になってしまった」と口にしますが、自分を変える努力をしないところに嫌な気持ちになります。せめて、義母には生活費の一部を負担してほしいです。気遣いのできない性格の義母とどう付き合えばよいですか。(東京・F子)
あなたの罪悪感を消滅させる
ヨシヨシする人ヨシヨシスト
いまぷ です。
出産をされたばかりでお身体も本調子ではないでしょうに、義母さんとの生活がスタートしたこと、心身ともにストレスの多い日々と思います。まずは体調回復を最優先事項にしていただきたいところですね。
「家賃節約のために実家に住まわせてくれ」という子から親への申し出は珍しいものではありません。
その場合は、お願いした子の方がやや肩身の狭い思いをすることになりがちです。
親の方からも「住まわせてやっているのだから」と、その引き換えの何かを求められることも。
しかしF子さんご夫婦の場合は、認知症のお母さまのケアのための同居ですから、「住まわせてもらっている」のではなく「住んであげている」という状態でしょう。
「家賃がかからないから」と生活費を貰わないのは、不要な配慮です。
ここは食費や生活費など、お母さまに発生している費用は請求されて当然です。
住まわせてもらっているのではないのですから。
そして、お母さまが自分のお金をどう使おうとお母さまの勝手。
無駄遣いの一環として嗜好品をF子さんに買ってきてくれたって、嬉しくないでしょ?
お母さまから「過保護うんぬん」の話が出てきたために、コンビニでお母さまが自分のものしか買ってこないことが「気遣い」の話にすり替わってしまったのではないかと。
お母さまから生活費をいただく、それでF子さんのイライラはかなり解消されるのではないかと思います。
そ、貰いましょう、請求しましょう、生活費。
回答は佐貫葉子(弁護士)さんです。
その上で家事や介護にかかる労力を算定してみる。その結果次第で、義理のお母様に生活費を負担していただくことになるかもしれません。家族間でも、これらをあいまいにするとストレスが増すばかりです。労力を金銭で合理的に算定するのも、「イライラ感」の解決法の一つだと思います。
産後のお身体、何より大切になさってください。育児に専念できる環境作りを最優先事項に。
