私の服を勝手に捨てる母[読売新聞人生案内]

40代の会社員男性。同居する70代の母が私の服や下着を勝手に捨ててしまい、困っています。

買ってから1~2年もたっておらず、あまり着用していない衣類についても、「ダサい」「汚い」「恥ずかしい」と言い、まだ着られるものを無許可で捨ててしまいます。その上、「服を買え」と口うるさく言ってくるのでイライラします。

衣類は消耗品だということはわかっています。だからといって、必要以上に新しい服を買うのはいかがなものかと思うのです。私の考えを母にそれとなく伝えると、「恥ずかしい思いをするのは自分だぞ」と怒り出して聞く耳を持ってくれません。

自分では最低限の身だしなみはしているつもりです。私が買った服をすぐ捨てるという行為を頻繁に繰り返す母のスタンスが理解できません。母とどう向き合っていけばよいですか。(秋田・B男)

こんにちは
あなたの罪悪感を消滅させる
ヨシヨシする人ヨシヨシスト
いまぷ です。

B男さんのように、親の困った言動にお悩みの場合、それがいつから始まったのか?ということが、お悩みへの回答にあたってとても重要です。

B男さんならば、「自分の衣服を勝手に捨てられてしまう」というお悩みですが、お母さまのその傾向は昔からだったのでしょうか?それとも最近のこと?

後者であるなら、それはお母さまの加齢による影響が大きいものと思われます。

認知の衰えがあることを疑われた方がいいのでは。

これは専門医の診断を受けた方がよろしいかと思います。

衣類へのこだわりが、何かをきっかけとして発火してしまったかのようです。

前者であるなら、よくぞ長年辛抱されてこられました。

「なにを言っても聞いてもらえない」という諦観のような状態でいらっしゃったことでしょう。

それが最近になって、我慢も限界に近づいてきたということですね。

遅きに失した感がありますが、プライベートゾーンをしっかりと分けるという対策を講じられるべき。

「必要以上に踏み込ませないぞ」という強い意志が必要。

それとなく伝えるくらいでは伝わりませんよ。

お母さまにはっきりとご自分の意思を伝えるということ、それがB男さんの課題ではないでしょうか。

お母さまにはっきりとご自分の考えを伝えることができない、その関係性がいつから、なにをきっかけに始まったのか、それを明確にすることが必要です。

怖いのは、同じことを他の人にもやってしまっているのではないかということ。

周囲の方々との関係性、距離感、気になるものはないですか?

気になるものがあるなら、それを改善することがお母さまとの関係の見直しにつながりますよ。

回答は藤原智美(作家)さんです。

これまであなたは、お母様との摩擦を極端に恐れてきたのでしょうか。もしそうなら、「こんな母とどう向き合うか」を問う前に、あなたの認識を変える必要があるでしょう。

これまでの 軋轢 あつれき を洗い出し、客観的に自分を見つめ直すことです。

これからは、自立した大人として、新しい親子関係を築くことを考えたほうがいいのではないでしょうか。

お母さまにB男さんを他者との認識が薄く、自分との境界線が曖昧になっているなら、やはり受診がおすすめです。

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