管理栄養士の50代女性。結婚して約30年、子ども2人は成人しました。夫婦生活についての相談です。お互いに好きで結婚した者同士が 紆余曲折を経て人生のパートナーになっていく際に、夫婦生活は必要でしょうか。
私は35歳から夫婦生活を望まなくなりました。ところが、夫が最近、夫婦生活を希望していると伝えてきました。夫は勇気を出して言葉にしたと思いますが、私は今後もセックスレスの夫婦関係を望んでいます。
夫婦で話し合うのも怖く、夫を避けてしまいます。今後の円満な家庭生活のため、夫の要求に応えるべきか、無理にすべきではないのでは、と葛藤しています。
追記ですが、私には心から尊敬する大切な男性がおり、それも夫婦生活を望まない理由の一つだと思います。こんな 卑怯者の私はどうしたらよいですか。(埼玉・Z子)
あなたの罪悪感を消滅させる
ヨシヨシする人ヨシヨシスト
いまぷ です。
わあ、夫さんが思いを正直に話されたことに、とても誠実なものを感じます。
夫婦間のセックスレスのきっかけとして多いのは
①仕事や育児や家事に疲れ果てセックスする余力が残っていない、セックスする暇があれば寝ていたい
②妻や夫が他に心を寄せる相手ができてしまい、配偶者と向き合えなくなる、触れるのも触れられるのも嫌になる
③体の機能的に不可能になる、そのためその気になれない
④もうセックスとかどうでもいい
Z子さんはどのケースなのでしょう。
文面を見た限りでは15年のセックスレスということになるのでしょうか。
望まなくはなったけど、交接の機会はゼロではなかったのかな?
仮に長きにわたってのセックスレスであったのだとしたら、夫さんはよほどにZ子さんを求めていらっしゃるのですね。
ぶっちゃけ、単なる性欲だけでの申し出で、それが叶えられなかったら他所で欲求を満たすとかになると困りものです。
かつて某女性作家の発言にありました。
夫婦なんていくら揉めてもセックスしたら、もうどうでもよくなるもんだ、と。
ノンバーバルな発散作用のようなもの、確かにセックスにはあると思います。
夫さんはご自身の身も心も委ねる相手としてZ子さんを選んでいらっしゃるのですよ。
さあ、それを受け入れられないのはなぜか。
最近、とあるレディースコミックで読んだのですが、長年にわたってセックスがご無沙汰だった女性、久々の機会に「果たして私の身体はそれを受け入れることができるのかどうか」と、たいへん不安になっている描写でした。
ま、できるんですけどね。
男性はわかりやすく勃起しないという現象で交接が難しくなりますし、女性も狭くなったり潤いが足りなくなったりと機能的に男性を受け入れにくくなります。
機能的にダメなんだけど、というお悩みに対しては、なんか使えとか抱き合ってるだけでいいじゃないかとか、さまざまな提案を目にしました。
では身体の機能的には問題ないけれど、心が受け入れられないという場合はどうなるのでしょう。
上述の②とか④ですよね。
大切なこと、本論は最後に出てくると言いますが、まさにZ子さんは②のケースなのでは。
相談文の内容だけでは、大切な男性とどのような関係なのかがよくわかりません。
肉体関係があるのか、ないのか。
まあ、あるにしても無いにしても、その男性の存在のために夫さんと肌を重ねるのが嫌ってのはわからなくも無いです。
夫さんの要望に応えることは、大切な人を裏切ることになってしまう。
大切な人に操を立てておかなくては。
そう思って、夫さんを拒まれるのもいいでしょう。
心の中では夫を裏切りつつ、心身ともに繋がっていない夫婦生活を覚悟の上で送られるのもよし。
何がなんでも嫌というのでなければ、やってみたらいいと思うのですよ。
もしも心と体に矛盾がなく、夫さんを機能的に受け入れることができなければ、夫さんも無理強いはなさらないでしょう。
しかし、もしも、もしも、思いがけず心地よいものであったなら、それはZ子さんの今後に予期していなかった未来への選択肢をもたらすこととなるでしょう。
結婚生活にセックスがいるかどうかではなく、Z子さんが件の大切な男性と今後どうなっていきたいか、それにかかっているのでは無いでしょうか。
というのは私の勝手な考えなので、サイコロに尋ねてみますね。
🔸本卦:水地比 初爻
誠があれば大切な人と親しむことができる
🔸裏卦(自分の本音):火天大有
やることなすこと上手くいく
🔸賓卦(相手の本音):地水師
軍を率いるには正しい道にかなっていることが必要
🔸互卦(解決策):山地剥
君子は軽々しく行わず、時勢が変わるのをまつ
🔸之卦(未来):水雷屯 初爻
軽率な行動は踏みとどまり、思慮深いものの力を借りる
夫さんか大切な男性さんか、一択を迫られている状態ではないと思います。
しかし一つ屋根の下に住むものの礼儀として、夫さんの要望に応えてあげられるのもアリかと。
上述しましたように、試しに一度夫さんのご意向を受け入れてみて、その結果次第で今後を決められてはいかがでしょうか。
回答は最相葉月(ライター)さんです。
あなたのような岐路に立たされた女性のことは過去に多くの小説や映画に描かれてきました。いったん冷静になって自分を客観視するためにもそういった物語に没入するのもいいでしょう。正解はありませんが、想像力を味方につけて行動に生かすことはできるはずです。後悔のない人生を。
求められるということは、悪いことでは無いと思いますが。
11/15はマチカドトショ室
おしゃべりだけにでも、おお越しください。私に本を無理やり勧められるかもしれませんがw
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