地方公務員の50代女性。数年前に複数の部下を持つ立場となり、業務全般を管理しています。「自分だけ仕事量が多く、同僚は怠けている」と不満を訴える部下がおり、話し合いの結果、毎日の業務記録を各自残すようにしました。
その結果、不平不満の多い部下の計画性のなさや、進行の遅さが明らかとなり、部下の言動に疑念が芽生えました。きつい言葉で指示をすることが増え、他の部下にも不信感を抱くようになってしまいました。
部下がよく頑張っているのは十分理解しているはずなのに、こうあってほしいと思うあまり、言い方が強くなります。先日も「こう思わない? 違うの?」と問い詰めてしまいました。
自分の子どももあまり褒めたことがなく、人の良いところを見つけるのが苦手なのかもしれません。このままでは、部下の意欲を失わせる職場になってしまいます。どういう心持ちで部下と接すれば、やる気を引き出す上司になれますか。(栃木・D子)
あなたの罪悪感を消滅させる
ヨシヨシする人ヨシヨシスト
いまぷ です。
D子さんはシゴデキなのですね!
シゴデキな方は単独であるなら、ブルドーザーのようにガンガン進んでいけばいいでしょうけれど、チームプレイ、ましてや部下を持つとなると他者の力に見合った配慮も必要となりますね。
部下からの不満に耳を傾けたところ、それがご自身の「人のいいところを見つけるのが苦手」ということに向き合わされることになった模様。
お子さんを褒めたことがないということを再認識された、いい機会だったのではないかと思います。
やる気を引き出す上司になるというより、粗探し癖をなくすという考えの方がオススメですね。
人は「してもらっていない」ことはできません。
シゴデキD子さんも、褒めてもらえなかった子なのではないか?と、穿った見方をしてしまう私を許してください。
D子さんが褒め上手で人のいいところを見つける達人になるにはどうすればいいか、サイコロさんに尋ねてみます。
🔸本卦:天雷无妄 初爻
徳があり正しいので進んでよし
🔸裏卦(自分の本音):地風升
人にへりくだる徳を持って大人に接すれば認められる
🔸賓卦(相手の本音):山天大畜
正しいものを持っていれば、大きな仕事をできる
🔸互卦(解決策):風山漸
正しい道を順を踏んで少しずつ進んでいく
🔸之卦(未来):天地否 初爻
人の尻馬に乗るようなことはしない
シゴデキD子さんは目指すものの理想も高くお持ちのことと思います。
目標が高いと、現実とのギャップについ「キーっっ!」となりがちですよね。
まさに
>こうあってほしいと思うあまり、言い方が強くなります
↑ 確かに、このような状態に陥りがちです。
今回、D子さんが目指すものを満たせない存在が姿を現したがために、D子さんの意識はそちらにばかり向けられました。
前を向いて進んでいたD子さんにとって、後ろを振り返るような機会になったと思われます。
後ろ、足らずの部分にばかり目を向けるのではなく、もともと掲げていらっしゃった目標に「向かっていくぞー!」という意識を、部下に求めるのではなく、D子さん自身が持つように心がけていただくのはいかがでしょうか。
問題点にフォーカスするのではなく、灯台の灯りで視野をいっぱいにしていただく。
問題点を暗がりとするなら、明るい光で視界が満たされると暗がりが気にならなくなりますよ。
不満分子がきっかけで、D子さんの意識がいつもは気にしない暗がりに向いてしまったのかもしれません。
褒めていない、粗探しをしてしまってる、とご自分で思われたのなら、それを直していかれたらいいじゃないですか。
お子さんには、「これまであまり褒めてなくてごめんね」と一声かけて。
回答はパトリック・ハーラン(タレント)さんです。
で、一番大事なのは、自分自身を肯定すること。改善の心は抜群だよ! 自分を責める倍ぐらい自己肯定を心掛けてください。
あなたは優しいからね。
そうそう、今回のテーマはD子さんが自分を責めてしまう「罪悪感」でした。罪悪感という暗がりではなく、みんなが目指す明るいところに目を向けていただくといいですね!
12/21(日)は忘年会のようなものです。チーズフォンデュをする予定です。どなたさまもお気軽にお越しくださいませ。
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