TODAY'S CONTENTS
1:名前のこと
2:ツインズ
3:イヤシラズ
1:名前のこと
役所での様々な届出に印鑑が不要になって、三文判(さんもんばん)という言葉も通じなくなってきましたよ。
三文判って、出来合いで売ってる苗字のハンコのことです。
私の苗字「今庄」は三文判がないんですよ、珍しい苗字だから。
ダイソーには驚くほど珍しい苗字のハンコも売られてますけど、さすがに(どう、さすが?)今庄はないですね。
初めての方にはちゃんと読んでもらえないのは当たり前ですが、変わった名前には「からかわれる」というオプションがあるのです。
みなさんご存知のように(知らない人はメルマガ「今庄ホテル」を読んでね!)
私の父方の苗字は「大波加(おはか)」でした。
小学校の頃、この苗字のせいで、それはそれはからかわれまくったのですよ。
おはか
↓
お墓
↓
幽霊、お化け
他者をからかってマウント取ることに血道を上げている小学生男子にはうってつけのターゲットですよ。
ほんっとイヤでしてね!
「やめて」と言ってもやめてくれない。
こういう「からかい」が一歩間違えばいじめにシフトしちゃうんだろうなと思います。
「やめて」と言ってもやめてくれない、そういう状態が続くとどうなるか。
どうひっくり返っても悪いのは「からかう」方なのに、「私が何かいけないのかしら?」と思っちゃうんですよ。
からかわれる苗字であることはわかります。
でも好きでその苗字になったわけでなし。
その苗字だからといって人をからかっていいわけでもなし。
私がからかわれることに、何の必然性もないじゃないですか!
なんでやねん!!
この「なんでやねん」に納得できる答えを得られなかったらどうなるか。
答えが見つからないことに人は、「自分が悪いから」「自分のせいだ」と思ってしまうのです。
私は母方の「今庄」になりたくて仕方なかったのにそれは叶えられず。
いつまでもオバケだ幽霊だとからかわれるのは、今庄の家に迎え入れてもらえないのは、私がダメ子なんだからだと思ってましたよ。
2:ツインズ
仮称アニスさん、モノづくりのお仕事をされています。
モノづくりされる方にとって自分の作品っていわば子どものようなもの。
自慢の子どもは思っきし親バカし手あげないとね!
しかしアニスさん、子どもが自慢なのは当然なのですが、親バカができないのですよ。
何、親バカしてんのよ
親バカじゃなくてバカ親じゃないの
なーんて揶揄されるのではないか?と怖いのです。
※「揶揄される」ではなく、「揶揄されるのではないか?」であることに注意
なのでせっかくの作品(子ども)を自慢(人目にさらす)することができないのです。
クリエーター系の方にとって、これは大問題です。
だってせっかくの作品が見てもらえないのですから。
売れなくて、周知されなくて当然です。
「揶揄されるのでは?」という恐れは長くアニスさんを苦しめていましたが、ようやくその正体が明らかになりました。
アニスさん、双子なんです。弟さんがいます。
小学校の頃、それはそれはからかわれたそうです。
なんで双子というだけでからかわれなあかんのや?と不思議ですよね。
でも、未開の民である小学生男子にとって、「意味なく(ここ、重要)」囃し立てることができる存在というのは格好の獲物なのですよ。
どうしたらからかわれずに済むのだろう?
小さいアニスちゃんは、敵から身を隠すためにいろんな方法を考えました。
しかし、逃げても隠れても敵はアニスちゃんを見つけて攻撃をするのです。
その理不尽な攻撃に疲れ果てたアニスちゃんの中に、当然のようにこんな気持ちが芽生えました。
私の何が悪いんだろう?
私の何かが悪いんだ
私が悪いんだ
見事に「箸が転がっても私が悪いんだ」と思ってしまう病の患者が誕生しましたよ。
責められないように前もって様々な準備をするのはもちろん、人が不快感を表すことに非常に敏感になってしまいました。
そりゃ、疲れますよね。
「私の何が悪いんだろう」、そう思って原因を自分の中に探しにいきますが、だってそもそも悪くないのに原因が見つかるわけないですよね。
出口がない原因探しも、アニスさんを疲れさせる要因となっていました。
「やめて」と言ってもやめてくれない
身を隠しても見つけられてしまう
私の何が悪いんだろう
ずっと、ご自分を責めていらっしゃいました。
しかし、双子であることを「茶化されていた」という過去を改めて思い出し、そういう輩は「からかいたい」という己の欲を満たすためだけに、犠牲者をわざわざ探して見つける習性があるということに気づかれました。
私がいくら隠れても、見つからないように身を縮こめていても、あいつらは茶化しにくるのだ。
この気づきによってアニスさんは解放されたようです。
私は悪くない、と。
何で攻撃されるかわからないという不安から解放され、これからは心置きなく親バカ、作品を多くの方の手に取ってもらうことを躊躇なくしていただけますね!
3:イヤシラズ
イヤシラズという妖怪をご存知でしょうか?
元々はポッドキャストから発生したもので、イヤなことを言わない、不満を我慢するということから命名されたもののようです。
しかし現在は、人がイヤと思う気持ちを知らない、人が嫌がることをわざわざする、嫌と言ってもやめない輩に対して使われる傾向にあるようです。
そ、イヤシラズは他者が「イヤ」と思う気持ちを知らないんですよ。
いや、知っててやってるケースも多いですが。
「やめて」と訴えてもやめてくれないことが続くと、人って諦めちゃうんですよね。
そして、嫌なことをされる不快感だけが溜まっていく。
その不快感の原因が何であったかも忘れてしまう。
なんでこんなに不快なの?
↓
私が悪いせいだ
かように、いとも簡単に「箸が転がっても私が悪い」病の患者の一丁出来上がり!
子ども時代に茶化されることって、たわいのないことが多いです。
しかし、たわいがあろうがなかろうが、茶化される方にとってはたまったものではありません。
誰かに訴えても、「それくらいのことで」「ふざけてるだけだよ」、そういなされるのが関の山。
どうせ気持ちをわかってもらえないとなると、口に出すことも憚られます。
そうやって不快な気持ち、「嫌」だけが蓄積されていくのです。
なんで私が茶化されて嫌な思いをさせられなきゃいけないのか、意味がわからない。
その意味がわからないことに対して「私が悪いからだ」と無理やりに原因を作るのです。
そうしないと、からかわれる意味が納得できないから。
子どもの「茶化し」「からかい」は悪意のないものであることが多いですが(悪意がなくやってることの方が罪が重いって言いますけどね)、あなたの周りにもいませんか?大人なのに、必要以上に人を茶化したりからかう人。
嫌だと訴えてもやめてくれない人。
妖怪イヤシラズ
イヤシラズは人が嫌がることが大好物です。
イヤシラズにはつけ込まれないようにすることが重要。
毅然とした姿勢でイヤシラズをはねつけましょう。
所詮イヤシラズは、人が嫌がることをして喜んでいる、下ネタで盛り上がる小学生男子と同じレベルなのですよ。
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大切な自分、からかわれてイヤだったよね。
丶(・ω・`) ヨシヨシ
