家族に話しかけない夫［読売新聞人生案内］

程度の差はあっても、似たようなものは多いのです。

つまり、互いが求めるコミュニケーションの量が異なっているというもの。

Ａさんは１０のやりとりが欲しい、１０がないと足りない、と思っていらっしゃいますが、夫さんは１でもいいのです。

夫さんが求める１を、Ａさんは提供できているということなのです。

現状に不満がないので、夫さんは改善しようとしません。

でも、Ａさんは満足できないんですよね。

で。

どんなご相談でも、一番気になるのはそれがいつから始まったか。

トリガーになったものは気付いてないだけであるんですよね。

特に今日のご相談では、夫さんの無言にいつから我慢されていたのか。

もしも最初からだったら、なぜ”そんな”夫さんを伴侶として選んだのか。

おそらく、年月を重ねることによって夫さんの言葉数、Ａさんへの関わりがどんどん減っていったのだと思うのですけど。

だとするならば。

トリガーはあったはずなのですよ。一見、そうとはわからないようなものであったとしても。

言ってくれたらよかったのに！と吠えたくなるようなものをお持ちの方はたいてい、トリガーに気付いてくれなかったことに絶望をされています。

心のドアがパタンと音を立てて閉じられています。

もちろん、気づかなかったとご自分を責める必要は皆無です。だって、きっと、多分、「言ってくれなわからんやないかい！」と吠えたくなるようなことですから。

お子さんたちはこんなお父さんのこと、なんておっしゃってるのでしょうか。

愛されていないのではないか、と思われかねないですね、心配です。

＞どう生きていけばいいか

サイコロさんに尋ねてみます。