ゴミ部屋に住む３０歳息子［読売新聞人生案内］

2024-09-23

主旨）人生案内をネタに好き勝手書く

５０代の会社員女性。２５年前に離婚し、私の持ち家に３０代の娘夫婦と孫２人、３０歳の息子と住んでいます。

ゴミ部屋に住む息子の相談です。過去に２回片付けましたが、すぐ元に戻ります。酒の缶やたばこの吸い殻、カップ麺の容器、コンビニ弁当の食べ残し、尿が入ったペットボトルもありました。食器類を部屋にため込むので、息子の食事は作っていません。ベッドの上にもゴミがあり、ゴミの中で寝ています。

２年前に自己破産し、仕事は日雇いのアルバイトです。スマホ代、ガソリン代は私が立て替えることもあります。うそをついて金をもらおうとし、人の物を勝手に売って換金したことも。

アルコール依存なのか、朝からコンビニで酒を買います。車中に、酒の空き缶があり、飲酒運転も疑います。話し合いにならず、素直に医療機関に行こうともしません。（茨城・Ｌ子）

こんにちは
あなたの罪悪感を消滅させる
ヨシヨシする人ヨシヨシスト
いまぷ　です。

しつこいですけど、みなさんご唱和ください。

馬を水辺に連れて行くことはできても、水を飲ませることはできない

しかし、まず水辺に連れて行くことは必要。

息子さんはその段階のようです。

働いて自活できている方の汚部屋とはワケが違います。タバコによる火事の恐れもあります。

早急に専門家の力を借りることが必要ではないかと。

＞アルコール依存なのか

アルコール依存です。

何よりお孫さんが心配。

心配事を常に抱えた家族がひとつ屋根の下にいることで、強いられずとも自主的にケアテイカーの役割を引き受けかねません。

同じようなケースが山と載っている漫画をご紹介。

親の強制力が効く時期は過ぎてしまっているようです。

水を飲ませられないから、と飲むのを待っているのではなく、手練手管で水を飲ませてくれるプロに委ねられることをオススメします。

息子さんのことで、娘さん夫婦からＬ子さんが責められかねないことも心配。

Ｌ子さんお一人の問題とせず、娘さんの協力も仰いで自分ごとにしていただきましょう。

息子さんにも、タガが外れてしまったきっかけ、理由があるはず。

それを引き出してもらうこと、家族にできなければ第三者に任せましょう。

Ｌ子さん一家が、安穏な生活を取り戻されること、心より祈念いたします。

回答は佐貫葉子（弁護士）さんです。

でも立ち直るには、時間がかかるかもしれません。飲酒運転は厳禁です。いっそ車の売却を検討してください。それ以外の生活上のだらしなさ、ゴミの散乱などは、ある程度は目をつぶらざるを得ないかもしれません。家族も、覚悟が求められますね。でも息子さんは、現在３０歳。仮に治療に数年かかっても、再スタートするのに、十分若いと思います。

希望を捨てないで。きっとお孫さんたちも家族の努力する姿を見ていますよ。

振り返ってみたら

ああ、あの時に、と思い当たることが

あるかもしれません。

人は理由なく自分を傷つけることはしません。

傷つけるようになった原因は何か、

それを見つけてあげようとするだけでも

渦中で一番苦しんでいる当事者には

救いになります。

馬に水を飲ませることができないように、息子さんを変えることもできません。では、何を変えるべきなのか、ということをメルマガに綴っています。