60代の会社員男性。我が家には20代の長男がいます。一度は就職したものの退職してしまい、今は家に引きこもっています。家族とも口をきかなくなり、仕事を探すそぶりもありません。このような状態が2年続いています。
私も仕事の傍ら、インターネットなどで引きこもりについてのいろいろな情報を集めてきました。その結果、当面は本人の考えに任せ、放っておくべきだと考えています。
しかし、妻はどうにかして社会に出したいと躍起になっています。長男を引きこもりの人が通うセミナーに参加させようとしたり、まずはアルバイトをさせようかなどと思案したりしています。私とは意見が合わずに大げんかをすることもあり、妻の暴走にはうんざりしています。
今後、長男とどのように接していけばよいですか。(神奈川・U男)
あなたの罪悪感を消滅させる
ヨシヨシする人ヨシヨシスト
いまぷ です。
巣立っていくのを頼もしく見守っていた存在が、踵を返し巣に籠ってしまうという状況は、とうてい心穏やかでいられるものではないですね。
妻さんがなんとかしたいと「暴走」されるのも致し方なしです。
不登校や引きこもりは、「心の電池が切れてしまった」とよく形容されます。
バッテリー切れで、動けなくなっている状態です。
いえ、ひょっとするとバッテリー切れではないかもしれません、部品の故障かもしれませんよ。
原因がわからなくては対処もできません。
息子さんがなぜ引きこもることになってしまったのか、それはわかっているのでしょうか、ちょっと気になりました。
疲れ果てているから、そっとしておいた方がいいのか
栄養が足りてないなら、滋養になるものをあげた方がいいのでは?
「見守る」と「放っておく」とは似て非なるものでしょう。
妻さんが無理矢理に家から引っ張り出そうとあの手この手を尽くしていらっしゃるの、確かに「暴走」かもしれません。
U男さんと妻さん、足して2で割るくらいがちょうどいいかもですね。
いずれにしても、小さい頃から走り続けて来られた息子さん、社会に出たタイミングで燃料切れになったということ。
再び動けるようになるには、空になった燃料タンクを満たす必要があります。
部品のメンテも必要でしょう。
息子さんを「放っておく」前に、何が足りていないのかを確認されるのは無駄ではないと思います。
息子さんの人生はまだこれから、長い時間を生きていくために何が必要なのか、何が足りていなかったのか、それをご夫婦と息子さんの3人で見直す時間を取られることをお勧めします。
回答は海原純子(心療内科医)さんです。
あなたはこれまで、お仕事の中で若い社員とかかわって話をしてきた経験がおありだと思います。部下がやる気をなくした時、社内のコミュニケーションがうまくいかず傷ついたとき、どんなふうに対応しましたか。放置はせずに声かけしたりサポートしたりしたはずです。息子さんもひとりの大人として今一度きちんとかかわり、安心して話せる相手になってみてはいかがでしょう。
ゴールは息子さんを家から引き出すことではなく、息子さんが自分に合った人生を生きられるようにすることではないでしょうか。
「合ってない人生」を強いられている子どもがいかに多いかってことでしょうね。
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