50代の会社員男性。私はカラオケが苦手です。理由は、ものすごい音痴だからです。人前で歌いたくありません。
若い頃は場の空気を読んで仕方なく歌うこともありましたが、下手すぎて周囲が凍り付きました。コロナ禍を機に飲み会は減り、2次会のカラオケに無理に付き合う必要もなくなっていたのですが、最近になって誘われる機会が少しずつ増えてきました。
もちろん、最初から行かないことが最善策ですが、どうしても付き合いで参加せざるを得ない場合は、歌わずに盛り上げ役に徹するようにしています。ただ、先日は無類のカラオケ好きと同席することになり、しつこく歌うように求められて困りました。
近年は、アルコールが苦手な人が飲み会に参加しても、飲むように強要されることはなくなりました。歌の苦手な人が歌わずに済ませるにはどうしたらいいですか。(埼玉・U男)
あなたの罪悪感を消滅させる
ヨシヨシする人ヨシヨシスト
いまぷ です。
悪意があることより、善意で行われたことの方がタチが悪いといわれます。
よく引き合いに出されるのはアメリカで、アメリカは自分がよその国にチャチャ入れるのを、心底良かれと思ってやってるんですよね。
それでいらん戦争を引き起こすことになっても、その戦争が悪いことと思っていない。
だから長引く。
おっと、例えとして適切ではなかったですか。
良かれと思って他者にモノ(有形無形を問わず)を勧める人って、それを嫌がる人がこの世にいるって理解できないんですよ。
いくら嫌と拒んでも、その声は絶対に届きません。
仕方がない、だって悪意がないのだから。
逆に、嫌だとわかってて勧める人の方が対応しやすい。
勧められた方が困ってるのを見て喜ぶのなら、喜ばせてあげればいいのです。
気が済んだら無理強いをやめますから。
さて、対応に困る善意の人。
一緒に歌って楽しい時間を過ごそうよ!
せっかくのその気持ち、歌うこととは違う形で受け入れたいですよね。
歌が下手だからと断っても、「そんなの誰も気にしないから」と聞き入れてくれません。
だって、善意の人だから。
お酒が入っていたら、善意攻撃はさらに厳しいものとなるでしょう。
U男さんと同じくカラオケ嫌いの私からのおすすめは、リクエストしまくることです。
人に歌うことを勧めることなど忘れるくらい、歌うことに没入していただくのです。
普段から「カラオケ嫌い」を周知してもらうのが一番ですけどね。
回答は増田明美(スポーツ解説者)さんです。
歌いたい人は人の歌を聴いているようで、そんなに真剣に聴いていません。「次は何を歌おうかな」と考えていますからね。だからあなたは心配しないで、童謡でも昔見たアニメの主題歌でも、自分のテーマで楽しんでほしいと思います。
それでも歌うことがためらわれるなら、「私は皆さんの歌を聴くほうが好きです」と、最初から観客としての参加を宣言しましょう。観客の拍手と笑顔は場を盛り上げます。あなたの存在は貴重になりますよ。
いっそコール芸を習得されるとか。
