ボケておりました。昨日取り上げた相談に対し、また回答してしまいました。どのように違うのか、比べてみてください。
結婚後も片付けできない娘[読売新聞人生案内]
70代の主婦。40代の娘は結婚して15年になりますが、自宅にものがあふれています。引っ越しを何回かしており、広い家に移っても足の踏み場がないほどもので埋め尽くされます。
実家で暮らしている時も、ものが捨てられず、部屋に同じものが複数ありました。気になって指摘すると整理するのですが、放っておくとドアも開けにくくなるほどでした。
結婚して自宅を管理するようになれば、整理が出来るようになるかもしれないと期待していましたが、よりひどくなっています。娘の夫も何も言わず、子どもが増えると、ものが人数分増えます。家の中はもちろん、ベランダにもどんどん荷物が置かれています。
孫たちは、この環境で育つとどうなるのかと、心配で眠れなくなります。
娘は性格的には問題はないのですが、生活習慣には問題があると思います。この先、さらに状況が悪くなったとしても見守るしかないのでしょうか。(神奈川・C子)
あなたの罪悪感を消滅させる
ヨシヨシする人ヨシヨシスト
いまぷ です。
C子さんは夜も眠れないほど、片付けができない娘さんのことが心配とのこと。
C子さんが安心して眠れるようになるためには、娘さんが片付けができるようになればいいのですね。
それも、C子さんの安眠確保のひとつの手段ではあります。
他にはどんな手段があるでしょう。
眠れないというC子さんのお悩み、それを解決する手段は3つあります。
1:娘さんが片付けができるようになる
2:娘さんが片付けができないことを諦める
さ、これが問題解決のファイナルアンサーです。
3:片付けようが片付けまいがどうでもよくなる
「どうでもよくなる」とは、気になる物事にフォーカスすることがなくなり、時間もエネルギーも使わなくて済むようになるということです。
おそらくC子さんは気質的に心配性なのではないかと推察されます。
娘さんがC子さんの望む通り、片付けができるようになったとしても、「いつまで続くかしら」とか、もしもお孫さんに片付けられない症候群が現れたら「やっぱり母親の影響だった、これから先、この子はどうなるのだろう?」と新たな心配の種を見つけ出される可能性が極大です。
娘さんのことなど心配する余地がないくらい、ご自分のことに集中されるのがおすすめです。
身も蓋もない回答
・広い家に引っ越せるというのは、経済的に大丈夫だということ
・夫が何も言わないのは、片付いていないことに支障がないから
・もしもお孫さんが、よその家と比べて自分の家は散らかっていると思っているなら、母親を反面教師として自分の心地よい環境をつくられるでしょう
物が多いのは、新たにモノを買ってしまうということでしょう。
お孫さんが大きくなって、教育費に頭を悩ますことになったら、いらぬものを買う余裕も無くなるのではないでしょうか。
娘とはいえ、よその家庭の問題です。
「助けを求められた時にのみ救いの手を差し伸べる」という距離感をお忘れなく。
回答は海原純子(心療内科医)さんです。
娘さんの家庭は彼らに任せて、気持ちを楽にしてご自分の人生を楽しんでください。
どうしても気になるなら、娘さんの夫さんとお孫さんに尋ねてみてはどうですか、「あなた方のおうち、めっちゃ散らかってると私は思うんだけど、あなたたちはどう思います?」って。
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