自営業の40代女性。遠方で暮らす母が、孫である私の高校生の娘の進路に不満を持っています。
母は娘が幼い頃から、母の住む地域にある大学への進学を帰省のたびに勧めてきました。しかし娘は母の居住地と離れた大学を志望しており、母に今夏報告すると猛反対されました。
母は娘の気持ちを聞こうともせず、「こちらの大学に来ると思っていたのにがっかりだ」「孫がそばにいてくれると安心」などと自分の思いばかり伝えてくるため、うんざりします。
娘は「私が怒らせたのかな」と母の不機嫌な態度を心配しています。私は娘を応援しなければならないのに、母の希望をかなえてあげられない心苦しさと、孫の気持ちより自分の欲求を優先する母へのいらだちが交錯しています。母との関係をこじらせないためにどのように接していけばよいですか。(北海道・H子)
あなたの罪悪感を消滅させる
ヨシヨシする人ヨシヨシスト
いまぷ です。
お母さまは娘さんの進学先を娘さんを思ってではなく、自分の安心のために決めていらっしゃいます。
いわば「ワガママ」です。
そのワガママを通すために娘さんを犠牲にするとは、ちょっといただけない選択ですね。
すでに娘さんは「私が怒らせたのかな」と罪悪感を抱いていらっしゃる。
娘さんの将来を決める進学先という大切なものと、お母さまのご機嫌とり、天秤にかけられるようなものではないでしょう。
お母さまに苛立ちを抱かれるのも当然です。
お母さまはもともとご自分の希望を無理強いなさる方でしたか?
もし、そうでなければ、加齢による感情の制御の衰えの可能性があるかもですね。
H子さんが守るべきは娘さん、娘さんが自分の道を自信を持って進む姿を見られたら、お母さまも「応援してあげなくては」というお気持ちを取り戻していただけるかもしれません。
どうぞ、心置きなく娘さんの希望が叶うように応援してあげてください。
回答は尾木直樹(教育評論家)さんです。
時がたち、孫が充実した生活を送る姿を見て初めてお母様も理解してくれるかもしれません。それまでは折を見て連絡を入れ、孫の様子をさりげなく伝えるなどして関係を保てるといいですね。不満を言われても気持ちは受けとめつつ聞き流すくらいに、おおらかに構えられるといいですね。
H子さんはお母さまの娘であり、娘さんの母親でもある。もしも娘であることを母であることより優先したい気持ちが出てきたなら、それはお母さまから欲しかったのに貰えなかったものがあるかもですね。
欲しかったのに貰えなかったものは、他者にあげることで貰えたと同じになる。お母さまから欲しかったのに貰えなかったものは、娘さんにあげてください。
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