20代女性さま、セッションの内容をブログ化させていただくこと、ご快諾いただけました。ありがとうございます!
常々、問題のパターンってそう多くない、って言ってますけど、今回は掛け値なしのレアケースですよ!!
お悩みは恋愛についてでした。お付き合いが続いているのに最近楽しくない、好きなのかどうかもわからなくなってきた、とのこと。
偏財格で日干が丙、女王様みたいな人ですよね、本来は。が、命式を見ていただいても、これって一体誰のことですか状態でした。持って生まれたものがまったく出せていないようですね。
開いたカードはこちら
1:イヤーカード「吊るし人」
2:ブロックしているもの「先祖代々伝わる問題」
問題の原因は自分が作ったものではなくて、親、もしくはそれより上の世代から引き継いだもの、ということ。そしてそれを次世代につなげることは避けなくてはなりません。
3:では、どうするか「許し」
4:得られるもの「恵まれた才能」
宝のモチグサラーの印がしっかりと出ましたね!このカードが出たからには、セッションの目的地は「いかに自分ならではの才能を発揮する場を見つけるか」となります。恋愛のことはもう横に置いちゃいます(おい、こら)。
5:現状「皇帝の逆位置」
皇帝は力強いリーダーシップの象徴ですが、逆位置になっているのでそれが発揮できていない、となります。
才能を発揮する場所探しにターゲットロックオンされてしまったので、学校で専攻されたものとかお仕事についてネホリーナハホリーナしました。海外に出ることが希望でしたが、望む企業には入れなかったとのこと。お仕事で滞りが感じられるのでお父様のことを伺いました。父親は仕事の象徴ですから、お仕事で問題があった場合は自分と父親との関係を見直すことによって気づける物が多いですね。
頑固で理論家でワガママだというお父様、お母様はただただ従順な妻をなさっていたそう。
お父様の「せい」で顔色をうかがうようになってしまった、お母様の「せい」で空気を読むようになってしまった。もちろん言いたいことなど言えません。これまでお付き合いされた男性方からも、「言わんとわからん」と言われていたそうです。
過去のお付き合い、いずれも2〜3ヶ月で関係が破綻していたそうで、現在のお相手さまと半年以上続いているということはご相談者さまにとってはたいへん貴重なこと、だからこそどうにかしたい、という思いが強くなったのでしょうね。
恒例、
理想のパートナーを見つけるための簡単な方法
優しい、楽しい、おもしろい、と答えられました。おもしろい、とは、楽しそうにやっていること。楽しめていること。その様子を見ることによって自分も楽しくなれる。
ご相談者さま、楽しくないのです。
自分から言えないということは、誘えないということ。それは他者からも指摘があるそうで、自分からは誘わないけど誘いには乗る、嫌な時はちゃんと断れる。
相手から提供されたものに対しては反応できる。でも自分からは出さない。
頑固で理論家でワガママなお父様、他者の言うことに聞く耳もちません。どうせ言っても無駄だ、という深いあきらめがあります。うん、わかりやすい図式ですよね。
フルセッションの流れです。未読の方はご覧になってください。
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自分のwantsやneedsを殆どといっていいくらい言えていない。
言わないことで得られるのはピンクの「幸せ」
言うことで得られるのは水色の「嬉しい」
両者を統合するとオレンジの「みかんちゃん」になりました。
みかんちゃんがやって来てくれたらどうなれるか、楽しい毎日を過ごせるようになる。
楽しいとか楽しくないとかってワードが頻出です。
これまでで一番楽しかったことって何ですか、とお尋ねしましたら、学生時代にやりたいことをやったことだ、と。その最たるものがダンスでした。それもヒップホップ。おお、丙(ひのえ)っぽいものが出てきましたねっ。小学校の頃からやっていたダンス、高校でもやりたかったけどお金がかかるから、と断念してしまった。なんか穴ぼこっぽいです。
社会人になってからまたダンスを再開されてますが、早々に辞めてしまわれました。辞めた原因というのが、子供のクラスでの指導の厳しさが目に入り、子供たちが叱られている光景を見るのが嫌だった、と。ご自身は叱られたことないそうなのです。
ダンスを断念させられたことより、怒られる、叱られる、が穴ぼこかな?
子供が叱られている光景から出てきた感情は「嫌」でした。これをターゲットとしてトランスに入っていただきました。
姿を現したのは8歳ちゃん、嫌だったのは車に酔うことでした。お母様が運転する車がお買い物や遠出の手段でした。いつも酔ってしまうのです、楽しくないのです。車に乗るのイヤだ、と言っても、なんと家族一同が車に酔う体質だったので、しゃーないやん、と済まされてしまいます。大人になったら平気になるよ、と。
車に酔うからイヤだ、と言うことが出来て、お母様が車じゃない手段を講じてくれたなら楽しくなれる、自分にちゃんと向き合ってくれた、と思える。楽しくなれる。
その楽しさを持って8歳から現在に時を進めたなら、フランスで美術館巡りをすることができる。
おお、これはきっと新婚旅行という設定に違いない!と色めき立った私ですが、ご相談者さまの頭の中のイメージは単身旅行でした。ちょっと意外です。
その旅行の楽しさを持ってさらに未来に時を進めていただいたら50歳になりました。そこで出てきたアイテムたちにですね、必然性が全然感じられないのですよっ。つまり、未来の明るいイメージが持ててないってことです。様子を伺っていても、お気持ちが出てきている様子がありません。
これはこのまま進めていってもダメだな、と判断しトランスは終了。
酔いか、酔いなのか。
改めて乗り物酔いした体験について伺ったところ、いや、これが想像以上でして!
車も電車も飛行機もとにかく酔う。学校行事で無理矢理つれていかれても、行った先ではすっかりダウンしていて動物園の救急室で寝かされている。そんなんばっかしだったそうなのですよ!!カワイソすぎる!!
行きたくない、と言ってもご両親からは「しゃーないやん」で片付けられてしまう。一族郎党すべて乗り物酔いというのが「先祖代々伝わる問題」に象徴される事柄ですね。
極め付けは高校の修学旅行、行程は乗り物祭りでとても耐えられそうにない、それがちょっとねじれて先生に伝わってしまい、単なるワガママとでも取られてしまったのか何がなんでも参加しろ、との厳命です。親御さんに相談しても、自分で決めなさい、と。仕方なく参加しましたが、もう生き地獄だったそうです。
学校行事に参加しないのと、体調悪くなってでも参加できてみんなと共有できるものがあるのとどっちがいいですか?とお尋ねしたら、前者との即答です。
乗り物酔い、という言葉から連想するものとは比較にならない、想像以上のお辛さだったのでしょうね。わかって貰えない、という痛みが「どうせ言ったって無駄だ」というあきらめになっていたのでしょう。それがご相談者さまの口を閉ざさせてしまっていたものの正体でした。
では、お付き合いが長続きしないのはなぜか。
お付き合いが深まると、行動範囲が広がるのです。そこには乗り物が登場するのです。行き先を提案されても、そこに行くのに乗り物が必要ならば行けないのです。酔うから、とおっしゃってはいるでしょうけれど、やはり世間の思うところの乗り物酔いとご相談者さまの症状はまったく異なるものでしょうね。
では、では、なぜ現在のお相手さまとは半年以上続いているのか。
お相手さまの事情により、デートは近場の屋内ばかりだったのです。彼氏さんの家でご飯作ってあげて一緒に食べる、ってのがメインだったのです。乗り物に乗らなくていいのです。そのお陰で初めて半年以上続きました。
が。
いよいよ交際が更に深まりそうなのです。いいことです。
が。
深まる=乗り物、とインプットされてしまっているので、腰がひけてしまいます。乗り物酔いの辛さへの不安が騒ぎ出します。
乗り物酔いってなぜ起きるか。三半規管か胃腸の不具合が原因であることが多いですよね。
体の問題ですよね。
体の問題といえば頼るとこはあそこしかないじゃないですか。問題の原因が特定されましたのでセッションはそこで終了、そのまま漢医堂さんに行っていただきました。乗り物酔いが治るなんて思ってもいなかった、とおっしゃいましたが、これといって治療のために何かをされていたわけではありません。せいぜい酔い止めを飲むくらいです。
身体を治していただいて、ご自身の未来にどんどんと希望を抱いていただいて、発揮できていなかった才能を全開にしていただきたいですね!その時こそ丙、偏財格としての本領が発揮されることでしょう。
海外勤務への道が繋がらなかったのも、飛行機への恐れがあったせいじゃないかなと思われます。乗り物酔いがあらゆる可能性を閉じてしまっていたのですよ。ヒップホップで海外に羽ばたく、ってのも大いに有りですよね!!
コネクトロンは乗り物酔いという原因を見つけることは出来ますが、乗り物酔いそのものを治すことはできません。それは身体のプロにお任せするしかありません。
かようにも、身体と心は繋がっているのです。