コネクトロンにおけるメンタルのお薬の問題の取り組み方

2016-01-12

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🔴当記事タイトル　：コネクトロンにおけるメンタルのお薬の問題の取り組み方

３０代男性さま、セッションの内容をブログ化させていただくことご快諾いただけました、ありがとうございます！

＊

３度目のお越しです。１回目は数年前。当時のモーニングサービス６０分コースに来ていただけました。超高速でタイムラインやった記憶があります。そして２回目は去年の年末、コネクトロンを思い出してかそれとも忘れずにいてくださったのね、と嬉しく思ったら違ってましてね！！

彼女さんがコネクトロンを見つけてくれて、「あんた、ここ行きや」と尻を叩かれたそうなのです。

メンタルのお薬を服用なさっていて、減薬、断薬を目指していらっしゃいます。目標とするのは「地に足のついたまっとうな勤め人」。

が。

これまでの経歴も持って生まれたものも、まっとうな堅気の生活とはちょっと距離のあるものでして。２回目も６０分だったのでこれまた超高速で結論まで持っていきましたが、提示させていただいた結論は堅気じゃなくてフラフラフワフワ路線こそが極めるべき道ですよ、というものでした。

みなさんご存知のように（知らんか）コネクトロンではメンタルのお薬の問題を扱う場合、いつから飲み出したか、なぜ飲むことになったのか、ということを最も重要視しています。同じ事柄に遭遇しても、お薬に頼らなくても済む方もいらっしゃいます。ということは、飲みだす前、さらに時間を遡ることが必要なのですよ。薬を必要とする素地が過去に出来ているのですから。なので飲み始めた後にどんな症状が出てきたとかどのような経過をたどっているのかということより、飲みだす前の出来事のほうが大切なのです、しつこく扱うのです。

過去をしっかりと扱うのに６０分では足りません、６０分を何回やっても必要なところにはたどり着けません。
参考エントリー：３０×３　not　＝　９０
フルセッションを受けていただくことをおすすめしましたら、早々に３度目のセッションにお越しくださいました。

イヤーカードは「星」、現状として「女帝」が出ました。

彼女さんとの幸せな関係の構築、結婚、家庭、それをセッションの到達目標とすることにしました。彼女さんがコネクトロンを見つけてくださったのですしね！

彼女さんとの結婚の妨げとなっているのは病気。では病気がなければ彼女さんと家庭を築ける。

では、病気の存在意義はなんなのか。

過去にあるスポーツのプロを目指していらっしゃいました。残念ながら怪我のためにそれをあきらめられて、次は自分を表現する世界に身を置かれました。しかしそれもあきらめざるを得ないことに。ご実家が倒産してしまい、ご兄弟を養わなくてはならなくなったのです。

家族は離散、スポーツを目指された時に家を出られているので家族揃って生活した時間はもともと少ないです。病気のメリットとして出てきたのは、体調が悪くなったら家族のもとに戻れる、でした。病気のメリットは、やりたくないことをしなくて済むという言い訳であることが多いですが、甘えられない人が甘えるための手段となることも多いですね。この方の場合は後者のようです。

スポーツと表現、やりたいたいことをあきらめるという事が繰り返されています、「あきらめる」ということがテーマになるのかな。じゃあ、あきらめさせたのは誰なのかな。サイカード開きました。問題の根っことして出てきたのは「father」のカード。

大きな転機となったのは家業の倒産です。その原因を作ったのはおとうさま。では、どうしたら倒産をまぬがれることが出来たのか。

地域にとけこめていたなら。

おとうさまは他地方の出身でした、婿養子となって馴染みのない土地に来られ商売を始められましたが、大切な顧客としての地域の方々と深くつながることをなさらなかったそうなのです。タイムラインで出てきた過去の記憶、中学生の時の夏祭りの光景、おとうさまが地域の方とつながっていなかったがために被った理不尽な思いでした。

とうちゃんが地元の人たちとちゃんと付き合いしてくれとったら俺はあんな思いせんでよかったやないか！

これがおとうさまに言いたいのに言えなかった文句でした。

ご自分のことを語る時は出身地方の言葉を使われるのですが、お父様の言葉を語る時は関東の言葉になるのですよ。お父様は地元に馴染むことは決してなかったのですね。

おとうさまは仕事が忙しくてほとんど顔を合わせることがなかった、父からの影響はあまり感じない、あるとするなら母親のほうだ、とおっしゃいました。ではおかあさまからどんな影響を受けたのか。

おかあさまはとあるスピリチュアル系のことに熱心だったそうで。そして実はおとうさまも違う精神世界のことに熱心でいらっしゃった。精神世界にまつわることに大変素養の深い方だったのですよ。最終的にご提案させていただいたことは、精神世界関連のスキルを磨いてその道で食っていく、でした。求めていらっしゃった堅気な勤め人とは１８０度ことなるものです。命式は印綬がダントツに多い。精神世界系により深く足を突っ込むことはオススメなんですよ。修行は大変だ、とおっしゃいましたが、これから堅気の勤め人されるほうがよほど大変ですよ。だって勤め人の経験もスキルもないんですもの。ないものを新たにやるより、持ってるものを伸ばしたほうが絶対にオススメです。

精神世界に関わるのはいいのです。

が。

この方を精神世界に引っ張り込んだのは実はお母様よりお父様のほうが影響が強いようで。お父様が地元とのつながりを深められなかったのは、精神世界のつながりのほうに重きを置いていらっしゃったことも原因のようでした。

お父様の精神世界志向を素直に受け入れていらっしゃるのですよ。つまり、お父様とぶつかるということをなさっていらっしゃらないのですよ。ここで恐ろしい事実が発覚。

スポーツを目指したり、表現の世界を目指したり、とやりたいことをやっていらっしゃるように見えますよね。小さい時は何になりたかったのですか、とお尋ねしたら、小五の時は防衛大学に行こうかと思っていた、と。

なんで？

とうちゃんが、防大はいいぞ、って言ったから

高二の時は競艇選手を目指して、視力が足りなくてレーシックの手術を受けたそうです。なんで？

とうちゃんが競艇選手になれって言ったから

レーシックの手術の後遺症で色弱になってしまわれたそうです。

高校男子が親の言うままに手術受けてまで競艇選手を目指しますか？親の言うことをなんの疑いもなく受け入れる素地が出来てしまっているのですよ。ここで暴力があればまだいいのです、反発できますからね。暴力もないのに一見無理強いではないのにそれを受け入れざるを得ない環境となっている。お父様の巧妙な罠です。

とうちゃんが競艇選手になれって言うたからやないか！ってもしも文句を言ったとしても、だってお前は嫌って言わなかったじゃないか、って絶対に返ってきますよね！！

子供が自分の意見を出すことを有無を言わさず封じこめてしまっています。それは暴力の力づく以上に縛りのきついものだったことでしょう。だって視線や言葉のニュアンスを常に意識してそれを汲み取ることを自分に強いているのですからね。

お父様から抑圧されていたという自覚をお持ちではありませんでした、そして前述の夏祭りの記憶の時も出てきて然るべき怒りがあまり出てこなかったのです。

お気持ちが出にくかったです、お薬の影響もあるかと思いますが、起伏のないフラットな感じなんですね。離人感があるとおっしゃいましたが、たしかにご自分のことを語る時に他人事のようです。タイムラインでもポジティブな感情を持って未来に進む、ということをしていただけませんでした。感じられない、とおっしゃいました。

お父様から抑圧されていた、ということを感じていただかなくてはなりません。怒りを引き出さなくてはなりません。ようやく引っ張り出せたのは、退院後にお父様が引受人となることを条件として入院したのに、いざ退院というときにお父様が引き受けを拒んだこと。

裏切りやがって！！という強いお気持ちがようやく出てきました。そのお気持ちの色は紫、それをひっぱりだして燃やしていただきました。

おとうさまは家族に向き合ってくれる方ではなかった。いわば都落ちのような状態、商売をしていた土地を自分の居場所とは思えなかったのでしょう。そしてお気持ちは精神世界へと向かってしまった。そのお父様の価値観を受け入れることは、あゆみ寄ってくれない父親に自分が近寄っていくための手段だったのではないでしょうか。

この方も抑圧されていた方の例外ではなく、まずやっていただかなくてはならないのはアンテナのリハビリです。喜怒哀楽を取り戻すことです。起伏のない凪の状態から波のある海へと一歩を踏み出すことは、最初はしんどいこともあるかもしれません。でもアンテナがちゃんと動くようにならなくては外に出て行くことが出来ないのです。

そして出て行った外から帰る場所も作らなくてはなりません。ずっと寄り添ってくれている彼女さんにも港を持っていただくために。港は二人で作るもの。

病気であることのメリット、というか病気であることで欲しかったこと、それはお父様に受け入れてもらうことでした。病気でなくなれば彼女さんと結婚できる。欲しかった時に欲しかった人から貰えなかったものの正体がはっきりすれば、いま自分が掴みに行くべきものは何かということもはっきりするでしょう。

お父様に受け入れられなかった自分ではなく、彼女さんから受け入れられている今の自分こそが本当の自分です。病気である必要はもうないのです。

＊

セッションの間、文鳥さまは出しっぱなしでした。文鳥ってこんなに人なつっこくてかわいいんですね！って言っていただけて嬉しかったですー。ワンコやニャンコは馴染み深くても鳥と触れ合ったことがないという方が多いですね。ニワトリもすり寄って来てかわいいですよー。なつく、って可愛が
られるための必須ですね。なつく、甘える。相手を信頼していないと出来ないことです。

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