夫の会社 転勤ばかり[読売新聞人生案内]

40代後半の女性。夫の転勤について、家族でどう対応するか相談です。結婚以来、夫の会社の都合で何度も転勤を経験してきました。

その都度子どもは転校し、私は、引っ越しや友人との別れ、せっかく慣れ始めた仕事をやめるということを繰り返してきました。

2年前、東京に転勤になり、今度こそ、家族は少し長く一緒に過ごせると思っていました。子どもも東京の大学に進学しました。

ところが最近、大阪への転勤を言い渡されました。会社は社員を駒としてしかみておらず、背後にいる家族のことは考えていないようです。

夫は毎回、「俺は稼がないといけないから仕方ない」の一点張りです。会社と家庭の板挟みになっていると思いますし、夫が家族を養ってくれていることは本当に感謝しています。

働き方改革が進む世の中ですから、転勤問題もぜひ議論してほしいと思います。多くの家族が苦しんでいます。(東京・C子)

こんにちは
あなたの罪悪感を消滅させる
ヨシヨシする人ヨシヨシスト
いまぷ です。

ここ人生案内でも、C子さんと同じような転勤単身赴任にまつわるご相談が多いです。

何かしらの必然性はあるのでしょうけれど、人を家族やコミュニティーから切り離す酷いシステムだと思います。

この世には「転勤タイマー」なるものがあるのをご存知でしょうか。

ウナギが好きなのはなぜ?

↑ 参考エントリー

会社を家族と考え、家父長制の考えをそのまま組織に組み込んだかのような昭和の時代、旧態依然としたそれを疑いもなくそのまま運用している会社の多いことよ。

リモートワークも増えてきましたし、悲しむ人を増やすだけの転勤がどんどん減っていく傾向にあることを願わずにいられません。

C子さん、お子さんが大学に入られて、ホッと一息、夫さんとともに、お互いこれまでよく頑張ったよな、と肩を叩き合いたいところだったでしょう。

さて、次の転勤をどうするか。

C子さんは40代後半とのことですが、夫さんがC子さんより年上だとして、定年まで15年ほどの時間があります、そして定年以降のさらに長い時間をどう過ごすか、先のことも見据えて選択をしなくてはならないですね。

もしも大阪に引っ越すか否かを出すことを求められたらサイコロを振りますが、C子さんもいろんな選択肢については十二分に考えていらっしゃるでしょうから、今日はサイコロではなくカードに尋ねてみますね。

🔸ブロックしているもの「ハートブレイク」

必要なものが手に入らなかったことによる強い心の痛み


🔸では、どうするか「コミュニケーション」

感情の言語化、そしてそれを相手に伝えること。

「転勤により家族が離れ離れになる」、これは単なる出来事です。

それによって、どんな気持ちが引出されるか。

その気持ちを家族間でしっかり共有すること。

最優先すべきものは何かということが明確になります。


🔸得られるもの「豊かさ」

お裾分けするにあまりある豊かさがやってくる。

そのためには、自分が豊かになることを最優先する。


🔸現状/未来「愚者」

世間体やしがらみを気にせず、自由に振舞うことで可能性が広がっていく

カードを参考にいまぷならこう答える

C子さんが自分を犠牲にすることなく、他者に忖度することなくこれからの道を選んでいいとしたら、どんな選択肢があるでしょう。

ご家族それぞれにどんな「ノー犠牲、ノー忖度」の選択肢があるか、それをまず開示し合うことがオススメです。

回答は藤原智美(作家)さんです。

今回の転勤はどうされますか。お子さんはもう大学生ですから、あなただけ新しい赴任地へついて行きますか。それとも単身赴任してもらい、あなたは現在地での暮らしを続けられるのでしょうか。今一度、夫婦でしっかりと話し合い、あなたの希望にそった決断をされてもいい頃だと思います。

転勤のために諦めざるを得なかったこと、たくさんあるでしょう。未完了なもの、どれかひとつでもC子さんの気が済むまで取り組まれますこと、腹の底より応援いたします。

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