50代後半の独身男性。性格か生い立ちの影響か、1人で過ごす時間が好きです。
自営業で、取引関連の作業以外は仕事も1人です。趣味の散歩やスポーツも、専ら1人で楽しみます。酒を飲んだりする友人も少なからずいますし、たまに趣味のスポーツ教室に出向けば楽しいですが、真に充実感を覚えるのは1人で好きなことをしている時です。
こんな自分が不安です。人は1人では生きていけませんし、人付き合いを遠ざけていると、情報が入って来ず、困った時に頼れる人がいなくなるのではないかと思います。世の中や人生の苦しみから逃れたいから、劣等感を恐れているから、自分の殻に閉じこもっているのかもしれません。
一方で残された人生は、自分の世界に浸り、存分に1人を楽しみたいとも思います。周囲との協調性を保つことと、孤独を楽しんで生きることとのバランスをどうとればいいですか。(千葉・G男)

あなたの罪悪感を消滅させる
ヨシヨシする人ヨシヨシスト
いまぷ です。
これはあれですわ(どれ?)、G男さんの心に影を落としているのは、「1人で過ごす時間が好きでいんだろうか?」ということではなく、「性格か生い立ちの影響か」の部分ですね。
性格の形成に影響を与えるのは、持って生まれたものは4割でしかないと言われています。
生育環境、生い立ちの方が強いのです。
G男さんは、生育環境で受けた痛みがずっと疼いていたか、このタイミングでそれが強くなったか、だからご自身が1人を好むことに不安を抱かれたのですよ(キッパリ)。
生い立ちのせいで1人でいることを選んだという記憶があるから。
そして、それは心地よいことではなかった。
そのためにG男さんの中には
一人でいること/一人でいることを好むこと ≠ 好ましくないこと
そういう図式がインプットされているのではないでしょうか。
これは早急にヨシヨシが必要です。
※ヨシヨシとは
傷ついている過去の自分をいたわること、痛みを訴えている気持ちを受け止めること
一人でいることを選択せざるを得なかった、過去の自分のその痛みを受け止めて頂けたなら、一人でいることをより楽しめるようになるか、もしくはより積極的に誰かと一緒にいることを楽しめるようになるでしょう。
回答は山口恵以子(作家)さんです。
問題は「他人と群れていないと寂しい」と感じる人の方です。そういう人は1人で過ごす時間を楽しめません。1人の時間を楽しめない人は、他人と過ごす時間も楽しめないものです。
あなたはそろそろ還暦です。ご自身の生き方を変える必要などありません。自信を持って生きましょう!
一人だろうと誰かと一緒だろうと、過ごす時間はあなたの時間。どうぞ、大切に。
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