医学部に在籍している19歳の女子学生。昨年、親友を自死で亡くしました。近しい人の死は初めてで立ち直ることができません。
亡くなる前にも会っていたのに何も気付けず、何もできなかったことが情けなく、自責の念に駆られます。親友のことを忘れてしまうことが怖くて、毎日考えてしまいます。
亡くなったことが信じられないのに、もう会えないと理解している自分もいて、矛盾した考えに苦しみます。親は、私が立ち直っていると思っています。つらい思いをさせたくないので、周りの友達にも話せません。
将来、臨床医になる予定ですが、こんなにも死にとらわれている自分が医師に向くのかと不安になります。この先親友のことをずっと抱えて生きていくのでしょうか。それともいつかは笑って思い出を語れる日が来るのでしょうか。(神奈川・M子)

あなたの罪悪感を消滅させる
ヨシヨシする人ヨシヨシスト
いまぷ です。
逝かれてしまった人、残された人はもれなく自分を責めます。
M子さんも例外ではなく。
M子さんはどうして医師になることを目指されたのでしょう。
M子さんの背中をその方向に押したものが何かあったはず。
M子さんのお気持ちをほぐしてくれるメッセージ、カードに尋ねてみます。

🔸ブロックしているもの「無価値感」
自分がやっていることなんて、しょーもないことだと、自分の価値を認めないこと
🔸では、どうするか「許し」
自分を責めることをせず、許す。
受け取る許可を自分に与える。
🔸得られるもの「恵まれた才能」
いまだ発揮されていない、ものすごい才能が眠っている。
宝のモチグサラー状態。
🔸未来「魔術師」
才能や技術を発揮することで未来/可能性が広がっていく

M子さんに何よりしていただきたいのは、大切な人を失った悲しみに浸り切ること。
自分を責めるのではなく、「逝った人は自分にとって大切であった」という事実のみでご自分を満たしていただくこと。
自分を責めている人の気持ちを受け止めるにぴったりの方々がM子さんの周りにいらっしゃるのではないですか?
そう、それは専門家。
M子さんが身を置く医療の現場、傷ついた患者のサポートをする専門家には事欠かないのではないですか。
ご家族やお友達に忖度してしまうが故に出せないお気持ち、専門家に委ねてください。
「仲間」はM子さんを快く迎え入れてくれることでしょう。
M子さんのお気持ちと一緒に。
これは手垢がついたにすぎる言葉ですが、M子さんの経験は間違いなく、M子さんが将来人を助けるために役に立つものです。
ご自身が立ち上がるためにも、誰かの支えになる専門家になることを目指してください。
自分を救うためにと思って。
回答は海原純子(心療内科医)さんです。
一方、直接的でなくても、相談できる場所や正しい情報を発信し、悩んでいる人をサポートすることもできます。自分の無力さを知ったうえでできることをしていくとの思いが、医師になるうえで必要だと思います。
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