70代の主婦。以前習っていた茶道の仲間数人で集まり、月1回の「お茶会」を楽しんでいます。指導してくださる方を招き、足の負担などを考慮して「 立礼 りゅうれい 」の形式でやっています。毎回着物を着てお点前をするのが楽しみで、できる限り続けたいと思っています。
ただ、仲間の一人から嫌われているようで、行動の端々からそれを感じます。ほかのメンバーはとても良くしてくれますが、少ない人数の中で息苦しさを感じています。
今までにも「この人から嫌われている」と感じたことはしばしばありましたが、いずれもその人から遠ざかることで忘れられました。趣味の集まりなのだから無理をせずやめればよいと思いつつ、この会は今後の楽しみとして残しておきたい気持ちもあります。
人とのコミュニケーションが元々あまり得意ではなく、悩んでいます。今後どうしていったらよいですか。(千葉・P子)
あなたの罪悪感を消滅させる
ヨシヨシする人ヨシヨシスト
いまぷ です。
お茶に着物、それらを楽しめる時間を過ごせるなんて羨ましい!
心身ともに背筋が伸びる感じがあります、P子さん、素敵に歳を重ねていらっしゃいますね。
お仲間の一人から「嫌われている」と感じていらっしゃるとのこと。
そして以前にも「嫌われている」と感じたことがあったとのこと。
ひょっとして、ひょっとしてこれは、ありがちな「嫌われている」のではなく、「嫌われていると思ってしまう」症候群ではないでしょうか。
いや、ほんとに嫌われているのかもしれませんが。
人が誰かから嫌われているかも、って思ってしまうのって、当の本人が相手を嫌っているからだそうですよ。
自信が相手を遠ざけたいと思っている気持ちが、鏡に反射するように「嫌われている」と思わせてしまうようです。
わかるー。
鶏が先か卵が先かはわかんないですけどね、なんかあったんですよ。
というのは私の勝手な考えなので、サイコロさんにどうしたらいいのかを尋ねてみます。
🔸本卦:火雷噬嗑 五爻
自分の正しさを通せば、相手も誤解を解いてくれる
🔸裏卦(自分の本音):水風井
自分はもっと重用されるべきだ
🔸賓卦(相手の本音):山火賁
見かけで誤魔化せることには限りがある
🔸互卦(解決策):水山蹇
楽な道を選んでいくのがよい
🔸之卦(未来):天雷无妄 五爻
病気のように見えるだけで、本当の病気ではない
えー、之卦がそのまんまですね。
嫌われているように見えるだけで、本当には嫌われていない。
となると、なぜP子さんが嫌われていると思ってしまうのか、どうしてコミュニケーションが得意ではないと思い込まれていらっしゃるのか。
お茶会のお仲間がいらっしゃるということは、そうコミュニケーションが苦手とは思いにくいです。
苦手と感じてしまう傾向のある人がいるということではないでしょうか。
苦手感を抱いてはいけない、誰とでも仲良くしなくてはいけないという思い込みが、「嫌われていると思ってしまう」に転化されているのでは?
現在のお教室仲間も含め、P子さんが「嫌われている」と思ってしまった人に共通の傾向がないか、考えてみられることがおすすめです。
ああ、私はこういう人が苦手だったのだ、と気づいていただけることになると思いますよ。
そうすれば「嫌われていると思ってしまう」とご自分を責めるところからは解放されることでしょう。
回答は山口恵以子(作家)さんです。
以前、あなたを「嫌っている」人から遠ざかった経験があるとのこと。それは精神衛生上必要だったと思いますが、今回は大切な会の継続とセットです。ここでやめたら後悔しますよ。あなたを嫌う人のことは、机かイスだと思ってみては。そうすれば何を言われても気になりません。
月に1度、和服を着て集まってお茶をたてるなんて、素晴らしい集まりです。大切に続けてください。
嫌いな人がいたっていいじゃないですか、人間だもの。
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