10代の女子高校生。3人きょうだいの長子で、昔から不器用な私は、幼い頃から父に「他のきょうだいはできるのに、どうしてお前はできないんだ」と比較され続けてきました。きょうだいにも見下され、味方は母だけの時期もありました。
最近は父に不器用さをバカにされることは減ったものの、今度は私の容姿をからかってきます。抗議するのが苦手でいちいち突っかかっても争いを増やすだけだと思い、いつも笑ってごまかしてきました。
そんな家庭環境のせいか、私には「自分は劣った存在」という感覚があります。こんな私と仲良くしてくれる友人に対しても「内心はバカにしてあざ笑っているんじゃないか」と疑ってしまうことが度々あり、申し訳ないと思うと同時に自己嫌悪に陥ります。ネガティブな感情を見せるのが苦手な私はどうしたらよいですか。(神奈川・R子)
あなたの罪悪感を消滅させる
ヨシヨシする人ヨシヨシスト
いまぷ です。
おいたわしや。
いるんですよねー、R子さんのお父さんのように、他者を貶めることでしか自分をあげることができないという人が。
親の大切な仕事は「親バカ」をして子供に自信を持たせることなのに、R子さんのお父さんはなってませんね!(失礼)。
抗議することが苦手になってしまったのは、お父さんが「1をいえば100返してくる」タイプの人だったからではないですか。
「どうせ言ったって無駄」という諦めの境地に達してしまいますよね。
>ネガティブな感情を見せるのが苦手
R子さんが見せるのが苦手というネガティブな感情、お父さんへの抗議の気持ちのことだろうと思って読み進めたのですが、それで合っていますか?
それとも、仲良くしてくれているお友達にも「ほんとはバカにしてるんじゃないの?」と思ってしまうこと?
ひょっとして、自己嫌悪に陥っていること?
どうもR子さんは、ネガティブなことに限らず、ご自分のお気持ちを出す機会がとても少ないんじゃないかと思いました。
これはね、そういう仕組みなんですよ。
気持ちの蓋って、どこか特定の場所にだけするってできないのです。
出したくない気持ちに蓋をすると、出さなきゃいけない気持ちにも蓋がされてしまって、結局「自分を出せない」という状態になってしまうのです。
「お父さんったらひどい!」という抗議の気持ちだけでなく、仲良くしてくれているお友達への「いつもありがとう」という気持ちも出せなくなってしまうのですよ。
ネガティブな感情とおっしゃっていますが、抗議や怒りは決してネガティブなものではないですよ。
自分の大切なものを損なわれたことへの正当な抗議です。
お父さんへの抗議をすることにまだ抵抗があるなら、まずはお友達に感謝の気持ちを伝えることをお勧めします。
特に何をしてもらったというわけでなくても、普段のおしゃべりのちょっとした隙間に「いつもありがとうね」と一言添えてみてください。
お友達は「何よ、突然!」とかって驚かれるかもしれませんが、「ありがとうってずっと言いたかったの」と伝えられたらいいですよ。
気持ちを伝えることの心地よさを知ったなら、それがお父さんに抗議の気持ちを伝えることも、後押しをしてくれますよ。
回答は小川仁志(哲学者)さんです。
それは他者への憎しみとは違い、決してネガティブな感情ではありません。むしろ自分が自分であり続けるためのポジティブな感情にほかならないのですから。
感謝を伝えることの心地よさは密かな自信となり、お父さんに突っ込む隙を与えなくなるかもです。
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