40代のパート女性。最近サービス業で働き始めましたが、通勤中も仕事中も常に緊張しています。
それは、失敗しないかという不安と、早く対応しなければという焦りに原因があります。周囲から「落ち着いて」と言われますが、逆にプレッシャーを感じます。質問したことはメモに残しているのですが、すぐに理解できず何度も尋ねてしまいます。お客様に対しても同様です。
学生時代も、家庭科の調理実習や美術の工作の授業では緊張して何もできませんでした。今まで就いた仕事もこの性格のため、長続きしませんでした。
周囲には根気よく指導してもらっていますが、いつまでも甘えていられないのはわかっています。こんな自分が嫌ですし、今の仕事を辞めてもきっと同じことの繰り返しになると思うとつらいです。どうしたらよいですか。(東京・Q子)
あなたの罪悪感を消滅させる
ヨシヨシする人ヨシヨシスト
いまぷ です。
Q子さん、ずっと肩こってませんか?こってますよね?
常に誰かにジャッジされるのではないかという、恐れでいっぱいなのではないですか?
それはしんどいですわ。
そんなしんどい状態が常態というのは、自然ではありえない事です。
そんなしんどい状態をわざわざ持って生まれてくるわけがないのです。
ということはですね、その緊張/焦りは後天的なものなのです。
育った環境において、自分以外の何かからインプットされたものということです。
>失敗しないかという不安
まさに、まさに。
失敗を咎(とが)められたから、誹(そし)られたから、「失敗してはいけない」と思って緊張してしまうのです。
「失敗してもいいよ」と受け止めてもらえる環境だったらよかったですよね。
Q子さんは、「緊張して何もできない自分」とご自分のことを責めていらっしゃるでしょう?
責めなくていいんですよ、だって「緊張して何もできない自分」はQ子さんの本質ではなく、いわば着ぐるみを着ているだけの状態ですから。
緊張してしまう困った状況がただの着ぐるみだと気付けたら、それを脱いで本来の自分を出せばいいだけのことです。
Q子さんの失敗をとりわけ責めた人、どんな人が思い浮かびますか?
その人がQ子さんに「緊張して何もできない」という着ぐるみを着せてしまったのです。
なんだ、私って「緊張して何もできない人」じゃないんだ。
そう思えたら、ちょっとは緊張がとれませんか?
「緊張して何もできない人」という着ぐるみは、Q子さんを「失敗して叱責される」という恐れから守ってくれていたのです。
着ぐるみを着ていると暖かかったことでしょう、脱いでしまうのはためらわれるかも知れません。
しかし脱いでみたら、いかにそれが重かったか、それがなければいかに身軽でいられるかに気づいていただけるかと思います。
そして、脱いでいられる時間をだんだんと増やしていかれてはどうでしょうか。
回答は山口恵以子(作家)さんです。
もちろん、私のような人間ばかりでは社会は回りません。あなたのような真面目な人たちに支えられています。もっと自信を持ってよいと思います。
その上で、緊張しない方法をテーマにした講座に参加したり、対応する医療機関などに相談したりしてみてはいかがでしょう。
着ぐるみを脱いだ上で、「これをやってみたい!」と思えるお仕事と繋がることも試してみてください。
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