主旨）人生案内をネタに好き勝手書く
６０代半ばの主婦。夫は結婚前からパチンコとマージャンが好きで、会社に２００万円の借金がありました。夫が「結婚したら遊びも少なくなり、借金も返せる」と言うので結婚しました。
しかし、その後もゴルフやパチンコ、飲み会と派手に浪費し、貯金はできず。夫は高給でしたが、子どもの教育費はあまりかけられず、私もパートで働きました。会社への借金も減らず、退職金で返済しました。
定年後、収入が減っても散財は変わらず、１日に３回コンビニ店でお金を引き出していたので、パチンコに違いないと本人に尋ねると、「していない」と平気でうそをつきます。夫を尊敬できず、 軽蔑の気持ちが強くなりました。
生活が不安なので浪費を見ないふりをして同居人を続けようとも思いますが、近く貯金が底をつくのでは、と思いながら生きるのも悲しいです。（神奈川・Ｌ子）
あなたの罪悪感を消滅させる
ヨシヨシする人ヨシヨシスト
いまぷ です。
え、Ｌ子さん、け、軽蔑するの遅すぎませんか。
いや、軽蔑しなくていいですけど、まさか尊敬しなきゃいけないと思われていたとか？
私がいつも「おかしい考え」の例えとして出すもの、今日も引用させてください。
私がこれまでで一番散財したセラピスト石井裕之氏が、「人はいかに困ったら正常な考えができなくなるか」という例として書かれていたものです。
夫が働かなくてお金がない、という既婚女性からのご相談。
飲む打つ買うをやっている分かりやすいダメンズです。
別れたらいいじゃないですか、と石井氏が言ったところ、別れたらどうやって食っていくのですか、と相談女性。
その時点でダメ夫は、妻を養うことはできていないのです。
養うことができていないどころか、それ以上の損失も被らせている。
ということは、その女性は稼ぐことができているのです。
ダメ夫を切り捨てて、1人でやっていく方が客観的によほど生活は楽になるはずなのですが。
妻は夫と一緒にいなければいけないというビリーフでもあるのか、1人になっては生活していけないと嘆くことを、繰り返すばかりだったそうです。
Ｌ子さんにはどんなビリーフがあるのでしょうね。
＞生活が不安なので浪費を見ないふり
いや、いや、いや、今の生活がそのまま続くことの方が不安じゃないですか！
これを石井氏的には「正常な考えができていない」となるのです。
夫さんがＬ子さんとの約束を守ってくれたことはあったのでしょうか。
そのうち遊びはやめる、そのうち借金は返す、その言葉に騙されて、いえ、騙されるのは嫌だから信じようとして、ずるずると負債の残高を増やすばかりになってしまったのではないでしょうか。
老後を真剣に考えられるのなら、現時点での資産状況を正確に把握することがまず必要。
そして、法的に効力のある、Ｌ子さんの今後を保証するような書類の作成をおすすめします。
書類を作るお金もなくなる前に。
小声で）軽蔑してもいいんやで
でも、軽蔑するような人とこれまで一緒にいたと思ったらイヤですよね、なんとかして夫を認めたいですよね。
だったら尚更のこと、現状把握と、それに基づいた対策を講じることです。
回答は藤原智美（作家）さんです。
まずは賭け事をやめることを、はっきりと約束させましょう。期間を区切って、しっかり監視することです。
それでもだめなら、別れるという選択もあります。その場合は、離婚について十分下調べをして、経済的にも有利になるように賢く立ちまわってください。
嘘をついて借金を作る夫さんと一緒にいることに、一体どんなメリットがあるのか。
よほどＬ子さんが必要なものを、夫さんは与えてくれているのでしょうね。
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