６０代半ば、自営業の女性です。結婚していますが、子どもはいません。何に生きがいを求めればよいのかわからず、悩んでいます。
数年前に両親が他界した際、多額の相続税を支払いました。それによって、お金に対する価値観が変わってしまいました。
それまでは、「老後のために」と、頑張って貯蓄に励んできました。
しかし、多額の相続税を支払ってからは、「たとえ貯蓄したとしても、使い切れなかったお金は、税金の対象になるのだ」と思うと、何ごとも怠惰な生き方をするようになってしまいました。
旅行や豪華な食事に行って、お金を使って楽しい時間を過ごし、充実感を得ても、それは一時的な感情でしかありません。
この先、何に生きがいを求めたらよいでしょうか。教えてください。（岡山・Ｊ子）
あなたの罪悪感を消滅させる
ヨシヨシする人ヨシヨシスト
いまぷ です。
そっかー、Ｊ子さんは相続税をボッタクられる前は、怠惰じゃなかったのですね。
怠惰じゃないＪ子さんは、老後のために何をされてたんでしょう、お尋ねしたいところです。
お金をもってあの世にいけるわけでなし、使いきれなかったお金が税金ではないことに使われたら納得できるのでしょうか。
寄付や、寄付や！
え？それも生きがいにならない？
さあて、Ｊ子さんがどうしたら生きがいを感じることができるようになるのか、カードに尋ねてみます。
🔸ブロックしているもの「役割」
自分の wants や needs ではなく、他者のそれに応えることばかりしている
🔸では、どうするか「コミュニケーション」
感情の言語化、そしてそれを相手にちゃんと伝えること、伝わっているかどうかを確認して伝わっていなければ思っているように伝わるまで伝えることをやめない
🔸得られるもの「セクシャリティー」
パートナーとの心身ともに深いつながり、弾けることを自分に許可する
🔸未来「愚者」
しがらみや世間体に囚われることなく、自由に動くことによって可能性が広がっていく
老後のために、と頑張って貯蓄をなさってきたＪ子さん、何と貯蓄を引き換えにされましたか？
税金としてボッタくられるとわかっていたら、そうも貯蓄に励まずにそのお金を消費に回していらっしゃったのでないでしょうか。
ほんとはこれやりたかったのにな、何が頭に浮かぶか、そのリストアップをまずなさることをオススメします。
思い浮かんだもの、かつてはやりたかったもの、今は興味がなくなっているかもしれません。
しかしその代わりに、新たに「やりたいな」と頭に浮かぶものがあるかも。
ご自身が逝った後に残したお金が相続税になってしまうというのは、不本意だったのですね。
では尚更のこと、今世に思い残しがないように過ごされてはいかがでしょうか。
そして大切なこと、夫さんと今後のビジョンを共有することです。
Ｊ子さんお一人では考えつかないアイデアが、夫さんとなら実現できることでしょう。
いえ、なさってください。
回答は山田昌弘（大学教授）さんです。
もし趣味や興味のある活動があれば、特定の店や地域を応援したいとの思いがうまれてくるかもしれません。一種の推し活です。人とのつながりが自然とできてくればしめたものです。
人生は長いです。余裕がある人はぜひ、周りの人を幸せにするという気持ちでお金を使ってほしいです。
自分のためにはできないことでも、他者のためにだったら出来るっていいますしね。
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